サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論

 

 

……楽園の島に移住して9年目。
共に暮らすことで、日本人の私たちからすればあまりに非常識だけれど、
着実に幸せを引き寄せる習慣をフィジー人は持っていることを知りました。
彼らに代わって、その「幸せの習慣」をお伝えするために書いたのがこの本です。

「なぜ日本人は、こんなに豊かなのに幸せを感じられないのだろう」。
あなたも一度は考えた疑問だと思います。
であるならば、幸せになりたければ、幸せのスペシャリストに学ぶのがいちばんです。
「後悔しない生き方を始めるのに最適な時期は今である」。
1日でも早く、「幸せの習慣」を始めるために、フィジー人の暮らしを覗いてみましょう。

 

日本でのサラリーマン時代、寝ても覚めても仕事のことが頭から離れない日々に「これでいいのか?」という疑問や不安を感じていました。しかし、それを心の奥底に追いやり、自分を誤魔化しながら生きていました。

 

フィジーで暮らす

 

仕事を辞めてフィジーに数か月間短期留学していた時期があります。この著者の方にも何度かお会いしたことがあります。


わたしも海外旅行で多くの国を訪れましたが、フィジーは人々が温かくとても素晴らしい場所です。お金がない、仕事もない、それでもみな笑顔に暮らしています。成長著しい東南アジアのように熱気がある国も好きですが、南国のフィジーはそれとはまったく違う雰囲気があります。

 

著者は日本の労働社会とは決別し、世界一周の旅に出てその後フィジーにたどり着きました。自由な生き方をしているため、日本で仕事に追われるサラリーマンの心に刺さる言葉がたくさんあります。

 

ゆとりを持って生きた方がいいと思う理由

 

人生とは突き詰めて考えると時間とイコールになります。

 

やりたくない仕事で夜遅くまで働くサラリーマンは、人生の時間をすり減らして生きています。その人生の残りの時間をすり減らした対価としてお金を得られているわけですが、せっかく稼いだお金をどうでもいいことに使ってしまいます。

 

10代、20代のうちは時間がたくさん残されているため深く考えることはありませんが、30代、40代になると、残りの人生をどうやって生きるか考えるようになります。

 

平均寿命は変わらなくても、不労所得で働かずに暮らしている人と、労働に追われている人とでは人生に残された時間は等しくはありません。

 

働かなくても困らないという状況を作れると、人間は本当に好きな事しかやらなくなります。好きなことを仕事にした場合、成功する確率も上がります。お金がない、そのために働かないといけない、そう思って必死に会社にしがみ付いている人は、一生幸せにはなれないかもしれません。

 

ミニマリストとは

 

労働から解放され自由に生きることと、必要なものを捨てるミニマリストはとても相性がいいです。

 

資本主義社会とはモノをたくさん所有することで幸せを感じる社会です、そしてモノを所有できないことで逆に不幸を感じるようになりました。

 

自分の身の回りを見渡してみると生きていくために、なくても困らないものはたくさんあります。クルマやマイホームは代表格ですが、それ以外にもテレビや家具、家電なんかも必要ありません。物は溢れているので、誰かとシェアすれば所有する必要はないからです。

 

モノを所有しないおかげで、管理や維持の手間も省け、自由に好きな場所に移動することができます。

 

1年間必要なランニングコストを計算して、最低限それだけ確保できるようになると、思い切った行動にでることができます。逆に必要ないものにたくさんのお金を払い、必要ないものを家に置いていると、いざ行動しようとしても自分で自分のハードルを上げてしまいます。

 

著者が言うように、「どうなっても生きていける」ということを確信した瞬間に、人はお金から解放されて自由になれます。

 

今の生活に満足できていないのなら、まずは物を捨てることから始めてみた方がいいのかもしれません。

 

幸福な国が誰にとっても暮らしやすいわけではない

 

著者の本を読んでいると、自分がフィジーに居た時のことを思い出して懐かしくなりました。

 

たしかにフィジーは素晴らしいところですが、当然ながら悪い面もあります。

 

著者は現地の語学学校マネージャーとして働き留学を斡旋する立場なので、悪い面について記載するのがフェアなのかなと思いました。

 

平和度指数ランキングで日本は9位に入りますが、フィジーの治安は良くはありません。

 

世界経済ネタ帳

平和度指数ランキング - 世界経済のネタ帳

 

外務省のホームページを見ると以下のようにあります。


フィジーでは,スリ,ひったくりなどの窃盗,強盗及び性犯罪が多く発生しており,特に暴行・傷害事件等が増加傾向にあります(2016年の犯罪認知件数は約2万件)。また,首都スバ及びその周辺を中心に,ケーンナイフ(サトウキビ伐採用のなた状の大型ナイフ),ピンチバール,鉄棒等で武装した複数人による金融機関,商店,外国人を含む富裕層の住宅をねらった犯罪が多発しています。

のどかな田舎町ですが、家と家の間には高いフェンスで仕切られていて、夜は厳重にフェンスのカギを締める必要があります。

 

過去に日本人学校の宿泊施設が現地の複数人の強盗に襲われて、金品やパソコンを奪われ大けがで入院した人もいます。これ以降、学校には高いフェンスとセキュリティが雇われるようになりました。

 

2011年に語学留学中の27歳の日本人女性がパーティーに出かけたまま行方がわからず、海岸で死亡しているのが発見されました。100人にも満たない語学学校なので騒ぎになったと思います。

 

治安という面では日本よりも遥かに劣ります。もちろん、日本よりも安全な場所を探そうと思ったら、どこにも住めなくなってしまいますが。幸福度ランキングで世界1位になったことがあるフィジーですが、だからといって誰もが暮らしやすい場所というわけではありません。

 

こういう一面もあることも知っておく必要があります。

 

アルゼンチンで育ち現在日本で暮らしている知人は、できるなら日本で一生暮らしたいといいます。夜中出歩いても危険は少なく、日本ほど安全な場所は他にないといいます。

 

日本で長時間労働、低賃金でしか働けないとストレスに感じることは多いですが、それさえ解放することができたら、必ずしも暮らしにくいというわけではありません。

 

世界一の治安、世界一のサービスが充実していることを考えると、日本に住むことは悪い選択ではないように思います。日本人が幸福度ランキングで下にくるのは、幸福を感じにくい国民性だからというのもあります。