セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

人間が悩むのは本当に進みたい道を自分でわかっているから

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南インドのゴアのビーチ

 

みな本当にやりたいことは頭の中ですでに答えが出ている、その選択肢を取れないから人は悩むのである。

 

進むべき道を迷うのは、どこに行きたいか本当は分かっているから

 

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。
ほんとはそっちに進みたいんだ。
だから、そっちに進むべきだ。

 

集団に馴染むために個性を殺すな。1人ひとりが本気で考え、自分の思いを爆発させなければ、世界はつまらなくなる。

 

人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。 己が最大の味方であり、また敵なのである。

 

アマゾン:自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

岡本太郎

 

やりたいことがあるけれどその選択肢を取ることができない、そういう人たちにとって真っ直ぐに生きている人の言葉は"毒"になる。心の声を素直に聞きたいと思っている反面、理性が働き打算的に生きようとする。

 

勤め先を選ぶときに好奇心で行きたいと思う道が必ずある。でも最終的に選択するのは安定した会社を選ぶ。安定した会社には安定したい人間が集まる。安定した道は衣食住が確保されているので安全だが、本当にやりたい道からは遠くなる。

  

 

言い訳を見つけてしまう

 

人は様々なことに言い訳を見つけて、やりたいことから遠ざかってしまう。

 

20代の頃はもっとお金があればやりたいことができるという。そのために会社のためにがむしゃらに働き昇進することが一番の近道だと思う。会社に情熱をもてるのは将来お金に困らない生活を送るためだろう。

 

30代になると少しずつお金が増え、会社でもある程度の地位につくが、その反面仕事を辞めるのが怖くなる。20代の頃より会社にもお金にも依存してしまい、余計やりたいことがやれなくなる。もっと若ければよかったいうが、20代の時は若くても別の理由を探していた。

 

40代になると、住宅ローンや教育費のためにたくさんのお金が必要だ。サラリーマン生活も折り返し地点に入るので、あと20年頑張れば定年になる。そうなったらもう仕事を辞めるチャンスはない。

 

60歳過ぎて年金をもらい好きなことはなんでもできるのだが、その頃には若い時ほどの情熱や気力はもうない。定年過ぎて時間ができたからといって、突然やりたいことが浮かんでくるわけでもない。知り合いの定年した親の話を聞いていても、家でゴロゴロして過ごす人は結構多い。自分の両親もそういう生活を送るだろう。

 

また、最近では下流老人という言葉が流行ったように、真面目に働いていたとしても遊んで暮らして行けるだけお金がある人の割合も減っていくだろう。

 

若ければ若いほど自分らしい生き方をするチャンスだが、その選択肢を取れる人は少ない。年齢を重ねればその内できると期待するが、実際には年齢を重ねれば重ねるほど選択が難しくなる。 

 

理想は副業で稼げればいいけれど

 

30歳を過ぎて、思い切った決断をできな人はこの先もできないと思う。

  

サラリーマンが仕事を辞めることを後押したい訳ではない、仕事を辞めたい人が辞めれば良いと思っている。誰にもできる生き方ではないし、これが最適解だとも思っていない。理想は会社員の仕事でやりがいを見つけ、安定収入を得ながら楽しく働けることが1番良いと思っている。

 

しかしサラリーマンの仕事が楽しいと思える人なんてそんなに多くはない。

 

サラリーマンの仕事がつまらないと思っているのであれば、いずれは大きな決断に迫られるときが訪れることになる。

 

「仕事を続けながら本業の月収並みに稼ぐか?」それとも「仕事を辞めてブログなど副業に集中するか?」という議論をよく見かける。

 

可能であれば誰だって前者がいいが、大半の普通の人は難しいだろう。

 

仕事で人並みに稼ぎ、本業の仕事以外でも十分に稼ぎ、いつでも仕事を辞められる立場に居ながらサラリーマン生活を続けている人を見ると尊敬する。自分もこの道を目指して居たが、これを達成するためにはあと10年は働き続ける必要があった。

 

普通の人が普通に生きるだけでは稼ぎにくい時代になっている。年収400万円で余裕がある生活か、年収600万円で仕事でプライベートが一切ない仕事のどちらが良いかという問いをよく見るが、実際には年収400万円で仕事に縛られ好きなことをする余裕が方が圧倒的多数だ。

 

年収200万円のフリーターで自由な生活を取るか、それともたかが年収400万円で会社に縛られるかどちらか良いかという質問の方が正しい。

  

時間は待ってくれない。仕事を辞めたいと思っている人は、サラリーマンの仕事が苦痛だから本業以外の仕事で稼ぎたい。仕事がつまらなことに加えて、会社に長時間拘束されている人の方がが大半だ。

 

プロセスが楽しめないものは成功できない

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自分も副業である程度稼いでから仕事を辞めるのが理想だと思っていた。途中から副業で稼ぐのが苦痛になってしまった。

 

仕事で働きながら副業もしていると自分の時間なんてほとんど取れなくなる。平日は夜遅くまで会社にいるし、週末もカフェや自宅でパソコンと向き合う生活を送ることになる。彼女とゆっくり過ごす時間だってまともに取れなくなる。

 

自由になるために副業しているのに、副業のせいで自由から遠ざかっている自分に違和感を感じるようになった。

 

仕事を辞めてからセミリタイア生活はとても充実している。

 

サラリーマン時代は、本業の仕事を辞めたらもっと真剣にブログのマネタイズをやると思っていた。アフィリエイト用のサイトも作るだろうと思っていた。実際にはほとんど手をつけていない。

 

自分の心に正直になって、今やりたいと思うことしかやらなくなった。やりたいことといっても大それたことではない。ただソファに寝っ転がって読書したり、無駄に都内を歩き回ったりなんでもないことしかしていない。

 

仕事を辞める前は、十分でない資産と稼げない副業にいつも不安があった。仕事を辞めてからは、この資産と副業でどれくらい働かない生活が継続できるのか考えるのが楽しくなった。

 

過去の自分は目標を達成するためのプロセスはつまらないものだと思っていた。今は目標を達成するためのプロセスが楽しめないのであれば、目標を達成するのは夢のまた夢だと思うようになった。

 

いと思える。プロセスがつまらないことが長続きできるわけはない。だからこそブログを書くのも楽しくなった。

 

セミリタイアブログは、働かない生活を実践するためのプロセスそのものになる。

 

 

セミリタイアというよりニートに近いのだが

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人生を踏み外したいという欲求は誰にでもあると思う

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セミリタイア生活のデメリット

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セミリタイアして20日が経った、来月から本格的にニート生活に突入する

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セミリタイア生活が始まって20日が経過したと同時に7月も終わる。7月が終わるのは自分にとって大きな意味がある。

 

最後に会社に出社した日は7月11日だが、有給休暇を消化するためにまだ在籍している。本格的に仕事がなくなって、無職になるのは8月からということになる。今月末まではしっかり会社の給料が支払われている。

 

8月10日に会社から最後の給与が支払われ、中小企業退職金共済から退職金をもらった後の収入は失業手当だけだ。それも過ぎればあとは銀行貯金のお金は減っていくだけとなる。

 

来月には今住んでいるシェアハウスも出ることになる。6年間勤めた会社を辞めるときはあっさりしてたが、5ヶ月しか住んで居ないシェアハウスを退去するときの方が少し感傷的な気持ちになる。

  

 

身体がほぐれる感覚

 

会社に行かない生活が始まってから20日経ったが相変わらずダラダラした生活を過ごしている。

 

体感的なものでしかないが、仕事を辞めたあとは身体が健康になっているような気がする。仕事で凝り固まった身体は、スポーツジムと毎日湯船に浸かることで徐々にほぐされていくような感じだ。この生活が数ヶ月続けばさらに身体の調子が良くなるかもしれない。

 

サラリーマン時代に見た風刺画だが、現代人をよく表している。現代人は机に座ってパソコンと向き合う時間が長すぎるため、自然と姿勢が前かがみになる。まるで退化しているようだ。

f:id:eyasu2008:20170729102220p:plain子供の姿勢。携帯ゲーム機・スマホの普及との関係① : 野田阪神カイロ スタッフブログ

 

サラリーマン時代は、1日に12時間くらい会社の椅子に座っていた。1日なんて睡眠時間を抜かすと16時間しか与えられていない。1日のほとんどの時間を椅子の上で過ごしていることになる。仕事に打ち込むときも、同僚と会議するときも、昼ごはんを食べるときもずっと椅子の上で生活していた。この生活で身体が凝り固まらない方が不思議だろう。

 

ずっと同じ姿勢でいるため身体は硬直し血液の流れも滞る。週末にスポーツジムに行き身体をほぐしたところで、その効果は限られる。

 

仕事を辞めてからは、1日の大半の大半はスポーツジムか、ウオーキングするか、ソファの上で寝そべって過ごすようになった。カフェに行きパソコンと向き合うことがあっても長くても5時間くらい。12時間も同じ姿勢で椅子に座ることはない。

 

今のところ身体の凝りようがない。

 

精神的にほぐれる感覚

 

身体的にもそうだが精神的にもだいぶ楽になった。常にスケジュールありきの仕事をしていたため、今週はスケジュール通りに作業が進むか常に心配していた。スケジュール通りに進まなければ、サービス残業しなければならない。

 

自分たちの健康よりもお客さんのスケジュールの方が何倍も重要だ。ひとりの人間が鬱になろうが、身体を壊そうがプロジェクトはスケジュールが最優先だ。

 

お金のために会社に出社しやりたくない仕事をして働いているのに、サービス残業のようにタダで労働するなんて考えられないとずっと思っていた。仕事にやりがいを持つのは良いことだと思うが、労働は突き詰めて考えると誰かがやりたくない仕事を誰かにお金を払ってやってもらうというだけに過ぎない。

 

サービス残業は労働者にとって最大の敵だろう、誰も文句を言わず働いているので自分にも選択肢はなかった。早く帰れる日は定時に帰っていたが、周りと違うことをしていると会社組織は自分の居場所をなくしてしまう。

  

またひとつのプオジェクトが終われば、すぐに次のプロジェクトに配属される。ハードな仕事が終わったからといって数週間休みが取れるわけでもない。新しいプロジェクトが新しい技術を使った仕事であれば、またいちから習得する必要がある。新しい技術を使うプロジェクトは、スケジュールが遅れるリスクが常につきまとうため神経を使う。

 

20代の頃は新しい技術、新しいプロジェクトに心を踊らせていたが、いつからか仕事が純粋に楽しめなくなってしまった。歳を重ねると仕事よりもプライベートを優先したくなる。定時に帰るために、いつも同じ技術、退屈なプロジェクトにつきたいと思うようになった。

 

この生活が始まってからは、仕事のことを考えて眠る必要はなくなった。寝る前に考えることは明日何をして過ごそうかということだけだ。明日は朝からジムに行こうと意気込んでも、朝起きてやる気がなければソファの上に座って読書を始める。

 

日が暮れ始める6時くらいから湯船に浸かり、その後1、2杯ワインを飲みながら夕食の準備を始める。自分の周りだけ時間がゆっくり流れていく。サラリーマン時代は平日の夜が自分だけの貴重な時間だった。そのせいか自然と夜更かしが増える。今は早ければ9時には布団に入り、寝る準備を始めるようになった。時間はいくらでもあるので、わざわざ夜に活動する必要はない。

 

こんな生活を毎日していると、とてもじゃないがフルタイムの仕事をしようとは思えないし、今の自分に耐えるられるとも思えない。

 

いつまで持続可能か

  

この生活には良い面ばかりではなく、もちろんリスクが常について回る。お金が尽きたら再び労働をしなくてはならない。誰もができることなら働きたくないと思っているが、それができない最大の理由だ。

 

ワーホリや海外留学生活者が楽しそうな生活を送っていても、それを真似したくないのは、彼らの将来が不安なのは誰でも容易に想像できるからだ。

 

お金がなくなるのはまだまだ先の事だが、全く心配にならないわけでもない。

 

あとどれくらいこの生活が持続可能なのかということはよく考える。お金を使う量が少なければそれだけこの生活を続けることができるが、出費が多ければ期待よりも早く終えることになる。

 

とはいえあまりお金のことは考えて生活したくはないと思う一方で、家計簿を見ると結構使っていることにショックを受ける。

 

当初は1000円以内で生活することを目標にしていたが、スポーツジムで400円、カフェにいくと300円、あと300円何か買い物をすれば簡単に1000円を超える。外の飲み会に誘われると簡単に3000円飛ぶし、買い物に行き数日分の食料を買い込むと2000円は飛んでしまう。

 

最近はスポーツジムに行って2時間汗を流し、カフェに行くという贅沢はしなくなった。ジムに行くのであればカフェに行かない。カフェに行くのであればジムにはいかない。

 

食生活は節約しようと思えばいくらでもできるが、この生活を維持するために身体は資本なのでこれは妥協しない。不健康な食べ物を食べてまでこの生活を持続したいとは思わない。スーパーに行き野菜、フルーツ、魚介を買うと自炊でもそれなりに掛かる。

 

家に引きこもればいくらでも安く済ませることができるが、それでは人生は楽しくないと思う。優先をつけてお金の使い方は決めたいと思っている。失業手当の給付が終わるころには、もう少しシビアに考えなくてはいけなかもしれない。

 

多様性の中でしか生きられない

 

仕事を辞めてからこの20日間はシェアハウスで過ごした。もしひとり暮らしでずっと家に居たら同じセミリタイア生活でも全く違う感想を持っているかもしれない。静かな家の中で孤独を感じ、誰かと接したくなり会社を辞めたことを後悔する気持ちが生まれていたかもしれない。

 

シェアハウスにいると毎日だれか話し相手がいる。平日の日中に家にいるのは自分くらいだが、夕方には外国人の学生が家に戻るし、夜になればサラリーマンも帰ってくる。週末は大概、誰かとお酒を飲みながらリビングで時間を過ごす。おかげで寂しいと感じることはない。

 

自分はシェアハウスの距離感が過ぎだ。住む場所を共有するが、高校や大学時代の友人関係のようにそこまで仲よくなることはない。

 

自分は約束や予定を作るのが好きではなく、誰かを誘って出掛けるタイプではない。そのせいか友人関係は次第に希薄になっていく。約束や予定を事前に作ってしまうと、その日がその予定に縛られたような少し息苦しい感覚を覚える。旅行でも計画を立てずに思い立った場所に好きなときに自由に行きたいと思っている。

 

シェアハウスにいると自然と空いたひとりの時間をバランスよく埋めてくれる。誰かと約束して一緒にお酒を飲みたいわけじゃないが、夜ひとりでお酒を飲んでいると話し相手が欲しくなる。ひとり暮らしをしていると、誰かに連絡して外に出掛けるしかない。ひとりで外に出ても誰か会話してくれるわけではない。

 

リビングに行くと自然と人が集まり、そこのいる人たちとの間で会話が始まる。それは日本人かもしれないし、フランス人かもしれないし、アメリカ人かもしれない。その時々の場の雰囲気や空気はそこにいる人たちによっていつも変わる。

 

大学時代の友人ほど関係が濃くなるわけではなく、あっさりした関係だが、例えば彼らが住む国に行き連絡したら会いに来てくれるだろう。

 

ここに住んで5ヶ月しか経って居ないが、多くの人が去り多くの人が入居する。3ヶ月も経てば半数が入れ替わる程流動性は高い。そして自分も10日後にはこのハウスを出ることになる。

 

職場に近いからという理由でこのハウスを選んだが、会社を辞めてしまえばここに住む理由はもうない。家賃を1日あたりに換算したら2000円になる。このお金を払えるほどの余裕も今の自分にはない。

 

シェアハウスに住んで思うことだが、自分は多様性の中でしか生きられないと思っている。同じ考えの人たち、例えば単一民族の日本人、同じ会社の人間、サラリーマンの中で生活していると息苦しさを感じてしまう。普通に生活しているだけでは毎日が退屈になる。

 

海外勤務を終え、日本の地方に暮らしこの会社で4年間過ごしたが、これは自分にとってかなり特殊な期間だったと言える。日々の生活が安定していくが、その反面心の中にはずっと違和感のようなものがあった。

 

来月からは役所手続きのために実家に帰るが、また居心地悪く感じてしまう気がしている。

 

実家に住むことで食と住まいのコストはなくなるが、それでも長くは暮らしていけないと思っている。自分の両親は典型的な古いタイプの日本人だ。日本の田舎、年中テレビを見て過ごし、毎日職場から家までの往復、自分からしたら窮屈な世界に生きている。

 

テレビで韓国や中国の批判が始まれば、たとえその国を訪れたことがない、中国人や韓国人の友人がいるわけでもないのに、その国の批判を始めてしまう。

 

この時は、飛行機に乗り離陸前にある中国人が騒いで飛び立てなかったというニュースが流れ、中国人はバカだと批判していたが、日本でも新幹線に乗って火をつけて停止させた人がいれば、秋葉原の人混みにトラックで突っ込むほどバカな人がいる。中国人だからどうとかではなく、人それぞれというしかない。

 

日本に住むのであれば、やはりまたシェアハウスに住むことになるだろう。そのときはお金に余裕があるわけではないので、1日1000円の家賃で暮らせるような郊外の安い物件に住むことになる。 

 

アマゾン:

シェアハウス わたしたちが他人と住む理由

 

31歳でセミリタイア生活に突入した経緯

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シェアハウスでの出会いが自分の人生を変えた

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誰もが堕落した生活を送ってみたいという欲求がある

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「30過ぎて100万も貯金が無い奴は信用できない」収入が少ない人は収入の割に贅沢な暮らしをしている

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面白い記事が話題になっていた。

 

「貯金100万作って維持してるかどうかは、まともな社会人かどうかのリトマス試験紙になる。作れた事が無い奴は例外無くクズ。過去作れても維持できてない奴もクズ。マトモな社会人は就職数年で普通に持ってる。クズは30過ぎても持ってない」

 

「地方で手取り16万一人暮らしでも、数年で100万貯める人は貯めてるのですよね。(中略)同じ給料で親元で暮らしていても、酒飲んでタバコ吸ってパチンコして借金まみれの人も居ます。要は個人の資質次第なのですよ。少なくとも、たかが100万くらいなら」

 

30過ぎて100万も貯金が無い奴は信用できない

 

クズだとまでは思わないが、これには同意見だ。

 

個人に信用があるか、信用がないかはどちらでもいい話だが、自分がこの話に同意する理由は、100万円貯められないと言うことは30過ぎてもお金の価値を理解していない可能性が高いからだ。

 

コラムや雑誌ではよく見かけるが、日本人はお金のことに対して直接的な議論を避ける人は多いと思う。本当は興味や関心が強いのに、場の空気を濁したくないからかもしれない。

 

お金に関しては綺麗事を並べるよりも、感情的にならずにもっとシンプルに考えて良いと思う。サラリーマンで30歳を超えた交際相手が貯金で100万円すらなければ、結婚して生活を共にしたいと思わないだろう。

 

パートナーを探す際に重要視すること

 

個人的にはお金の価値観はその人のパーソナリティが大きく反映していると思っている。パートナーを見つけるさいに、外見、性格、相性以上にお金の価値観を優先したい。

 

時間が経てばお互い恋愛感情は徐々に薄れていく、これは人間である以上どうしようもないことだと思う。そのときに、趣味や嗜好が似ていれば別れるという選択肢は取らなくても済む。それとおなじでお金に対する価値観も、恋愛感情がなくなった者同士が一緒にいるためには重要なことだと思う。

 

離婚理由は浮気や不倫も多いが、お金の要素も大きく関わっている。にも関わらず、結婚して銀行口座を共有するようになってから、相手の収入や貯金額を知る人は少なくない。

 

自分の場合、交際相手の収入はあまり気にならない。相手の収入に対して資産がいくらあるのかの方が気になる。収入がなくてもしっかりお金を貯めることができる性格なのか、収入に合わせて浪費が激しい性格なのか知りたい。

 

収入額だけを気にする人が多いが、収入だけだと相手のことはよくわからない。20代で年収が600万円あっても、趣味のクルマや女性遊び、毎週末の娯楽などにお金を使い過ぎていたりと浪費家である可能性は非常に高いからだ。

 

特にクルマに関しては、見栄を張りたい人が多いため、不相応な収入の割に良いクルマに乗っている人は多い。地方にいると相手のクルマを見ただけで判断してしまう女性は多い。

 

お金使いが荒い人は欲求のコントロールができない人が多い。節制できない人と一緒に生活したいとは思わない。

 

収入の割に贅沢な暮らしをしている

 

こうしたことが前提で、30歳になって100万円ない人が恋愛対象になるかならないかだが、自分の場合は論外ということになる。奨学金の返済がある場合も、年収が300万円にも満たない非正規社員だったとしても変わらない。

 

本人の意思に何かしら問題があると思ってしまう。100%そうとは言わないが確率として高いだろうし、わざわざ不良物件を自分から掴みにいく必要はない。

 

奨学金にしても20代で返せないほどのお金を借りてしまったのは自分自身である、本人ではなくて親に問題があったとしても結果はあまり変わらない。将来家族同士の付き合いが発生し一緒になるとお金に困る可能性は高い。

 

収入が少ないからしょうがないという意見もあるが、これも理由にならない。月に1万円でも貯めれば8年と数ヶ月あれば100万円に達する。月に1万円ですら貯められない生活をしていたら、何のために働いて何のために生きているのか人生観に疑問を持ってしまう。20代前半ならいいが、30歳となると痛すぎる。

 

「額面月給20万で賞与なくて都会でひとり暮らしだと、100万貯金とか本当に無理」

 

こういう意見が多いことも理解できるが、額面20万円の仕事しかできなくて、家賃の高い都会に住み、一人暮らしをする理由がわからない。

 

額面で20万円しか稼げないのであれば、生活スタイルをかえるなりそれなりに方法はある。なぜ一般的に言われる普通の生活を送ろうとするのかが理解できない。社会に出てから、何の疑問を持たずにこの生活を8年間続けていることになる。

 

収入が少ないことを言い訳にして、収入の割に贅沢な暮らしをしているというだけにしか過ぎない。こういうタイプの人間は額面が30万円でも、40万円でも限度一杯の生活をしてしまい大概お金はない。

 

200万円しかないフリーターでもしっかりお金を貯められている人を見ると、自分と思考が合うと考えるだろう。

 

お金が貯められない人の特徴

 

収入が多くて浪費が激しく貯金ができない人もいるが、どちらかという収入が少なくて貯金ができない人の方が課題が多いと思っている。

 

社会人1年目のときにブラック企業に在籍していたが、収入が少ない人ほど意外と節制できない、欲望をコントロールできない人は多い。また自分のことを客観的に見れないから現状を打開しようとも思わない。

 

新人の頃、30歳近い面倒見がいい先輩がよく飲みに連れて行ってくれた。すでに結婚して子供がいたのだが、嫁から月に8000円のこずかいしかもらっていないと言っていた。話を聞いていると、結婚した時はほぼ貯金がなく結婚したという。貯金がないことを伝えたのは結婚した直後だったらしい。奥さんはアパレル関連の人だった。

 

事実この頃のIT業界は人手が足りず、派遣させているだけの企業でも残業代を貰っているところはそれなりにあった。派遣されているエンジニアは皆長時間労働だった。

 

自分がびっくりしたのは、この先輩社員が結婚する前まで貯金が全くなかったこと、結婚した相手がそのことを知らなかったことだ。翌月の給料は前の月のクレジットカードの支払いでほとんど消えていたという。しかもこの話を武勇伝のように飲み会の席で話していた。拠り所のお金を持たないのを男気があると思っているらしい。

 

彼と同い歳の独身男性は毎週末風俗通いでお金がなかった。ブラック企業の社員はモラルが低いのか社員旅行になると、女性社員の前で男性社員が旅行先の風俗の話を会社や移動するバスの中で堂々としていた。全員とは言わないが精神的に幼稚な社員はけっこう多い。

 

他にも30歳過ぎて会社の寮にお世話になり、収入に見合わず新車を所有している社員もいる。平日は電車で通勤するため、週末しか使わないクルマのために毎月1万円を超える駐車場代を支払っていた。

 

他にも似たような独身男性はたくさんいた。もちろんお金はなにに使うか人それぞれだが、大半は得られる収入の割にお金を使い過ぎているということだ。

 

この会社にいた経験から、収入が少ない人ほど収入がない割に贅沢な暮らしを求める傾向にあると思っている。欲望がコントロールできず節制できない人と、収入の間には因果関係があるのではないかと思っている。

 

お金は簡単に貯められる

 

お金の本当の価値に気づいている人は少ない。お金さえ有れば労働から解放されることも可能だ。好きでもない仕事を耐え忍ぶのは生活していくためにお金が必要だから。

 

サラリーマン時代は節約ができている方だと思っていたが、セミリタイア生活に突入したらお金の価値をさらに再認識するようになった。毎日、働かずに楽しく生活できるのはお金があるおかげである。どうやったらこの生活が維持できるか以前よりも考えるようになった。

 

セミリタイアしていから、生命保険を解約したり、格安スマホに買い替えたり、無駄な契約を解除したのだが、どうしてもサラリーマン時代からやっていなかったのか後悔している。もっと早くセミリタイア生活を送ることができた。

 

セミリタイア生活を始めてからの固定費は、ポケットWifiの4000円、格安スマホ2000円、キンドル読み放題1000円、映画見放題1000円と全部足しても8000円に満たない。これは独身時代からでもできたことだ。

 

生活をシンプルにし、本当に必要なものを考えると出費は抑えられる。多くの人は必要ないものにお金を払いすぎている。給料が安いと言いながら家賃が高い東京でひとり暮らしする理由がわからない。多分こういう人に節約する術を教えても、「わたしは最低限の普通の生活がしたい」という返事が返ってくるだろう。そして政府や社会、会社に対する不満が始まりそうである。

 

たとえ手取りが18万円しかなくても、月に8万円くらいなら簡単に貯めることができる。実際自分も給料が少ない時もそれくらい貯めていた。賞与は海外旅行に行かない限りはほとんど手を付けることはない。

 

貯められない人は、貯められない言い訳をすぐに探す。 年収が300万あろうが400万円あろうがあまり結果は変わらない。

 

格安SIMに乗り換えて月額1680円

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貯金ができないのであれば、働く場所、住む場所を同時に変えて見るという選択肢もある

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高時給のアルバイトでもそれなりに稼げる時代になった

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