2020年から小学校で必修科目に指定されるほど、近年プログラミングが注目されるようになった。プログラミングを習いたい事情は、人それぞれ違うが次のような目的が多いと思う。
・未経験だけどエンジニアに転職したい
・フリーランスのエンジニアを目指してる
・スマホアプリやWEBページを自分で作成してみたい
・IT企業に仕事を発注しているが内容が理解できない
・ネットビジネスをしているがWEB知識がない
・クラウドソーシングで高案件にトライしたい
・子供にプログラミングを教えたい
プログラミングは、参考書やネットの情報を拾って独学でも学ぶことができるが、初学者には難しすぎて挫折してしまうケースが多い。文章を読むだけでは体系的な事まで理解できないからだ。
オンラインで学ぶことのメリットは、
・マンツーマンレッスンで挫折するリスクを減らせる
・社会人でも自分のペースで進められる
・独自のWEBサービス作成で実践的なスキルを学べる
・転職サポートが受けられる
なぜ独学だと挫折してしまうのか?
プログラミングは初学者にとってハードルが高く挫折するリスクが高いと言われている。ひとりで学習していると、1日に何度も行き詰まることになる。使用するハードウェア(パソコン)、ミドルウェア(Mac/Windows)、開発ソフトやツールのバージョン(デバック環境)はそれぞれ違うので、ネットで検索しただけでは解決できないケースは避けられない。
IT企業に未経験で入社した新人が、挫折しないで仕事を覚えていくのは近くにサポートしてくれる先輩がいるからだ。
いざプログラミングを始めようと思ってもスタートラインに立つことも簡単ではない。まずは開発用のパソコンを用意する、書籍やネットから情報を得る、開発ツールやソフトをパソコンにインストール、必要ならリソース会社からサーバーをレンタルする。
また、オリジナルでECサイトを作成しようと思ったら、次のような機能を盛り込まなければならない。
・開発環境の選定
・商用サーバーをレンタル
・DB環境構築と操作
・会員情報の管理とログイン機能
・商品の一覧表示(ソート、ページング)
・検索機能
・画像処理
・ショッピングカート
・クレジットなど決算機能
・問い合わせなどメール対応
実装が完了したら終わりではない、商用に載せるためにも準備が必要だ。まずは、何度もテストしてバグを改修する必要がある。サービスが開始してからも常にメンテナンスを続けなくてはいけない。最近のWebサービスは、ユーザーの行動を解析して購入されやすい商品を最適化している。
パソコンの開発環境の構築から、独自サービスを完成させるまで途方もない労力を必要とする。
なぜプログラミングをオンラインで学ぶのか?
オンラインで学ぶことのメリットは、
・マンツーマンレッスンで挫折するリスクを減らせる
・社会人でも自分のペースで進められる
・独自のWEBサービス作成で実践的なスキルを学べる
・転職サポートが受けられる
現役エンジニアからマンツーマンレッスンを受けられるメリットは大きい。プログラムで手が止まった時に、アドバイスをくれる人がいないと解決できないまま時間が経ち挫折してしまう人が多い。
オンラインだとネット環境さえあれば好きな時間に好きな場所からレッスンを受けることができる。そのため、本業の仕事が忙しい社会人でも自分のペースで学習できる。習い事で挫折してしまうのは、本業の仕事が忙しくなった時だ。
大半のスクールは、プログラムを学んで終了ではなく独自サービスを作るところまでを目標としている。そのため、実践に近いスキルを身につけることができる。商用でサービスを作りたい場合も現役フリーランスからサポートがもらえる。
転職支援が料金に含まれるスクールが多いので、IT業界の最近の動向、履歴書やキャリアシート、面接の仕方までサポートしてくれる。さらに、スクールを経由して就職が決まると授業料を全額キャッシュバックしてくれるプランもある。
早ければプログラムを受講してから3ヶ月で、エンジニアのスタートラインに立つことができる。
なぜプログラミングが注目を浴びているのか?
2020年から小学校で必修科目に指定されるほど、近年プログラミングが注目されるようになった。
注目されるようになった理由は
・国内で深刻なエンジニア不足
・AI(人口知能)時代に必須のスキル
・クラウドソーシングの普及
IT業界は「きつい、帰れない、給料が安い」といわれてきた業界で、長い間若者に敬遠されてきた職種だ。そのため、エンジニアの平均年齢が上昇し、若手エンジニアが不足している。特に中小やベンチャー企業は人材不足で深刻な問題を抱えている、企業の売上げが伸びているが人材を確保できない。
最近のIT業界の動向は、人工知能の本格的な普及に伴い企業のIT投資が増加している。人工知能が普及している背景にあるのは、クラウドサービスによって大量データをオンライン上に吸い上げられるようになった事が大きい。人工知能は突き詰めるとその用途はビッグデータの解析だ。ビックデータの解析によって、消費者の動向を監視したり、オンラインに繋がった大量マシンの故障を未然に防いだり、改善や対策する事ができる。
しかし、この分野に強いエンジニアの数は圧倒的に足りていない。当然のことだがエンジニアがいなければ人工知能の活用ができない。
最後にクラウンドソーシングの普及がある。人手不足を抱えている企業が仕事を細分化しネット上で不特定多数に仕事をアウトソーシングするようになった。クラウドソーシングで相性がいいのがライターやエンジニアなど、ネット環境さえあればひとりでも仕事が完結できる仕事だ。
少人数でも開発できる小規模案件はクラウドソーシングに流れやすい。そのため、ゼロから提案、開発、納品できる優秀なエンジニアを、企業に繋ぎ止めておくのが難しくなっている。フリーランスと直接やりとりする事で、企業は費用を抑える事ができる。
企業に縛られず個人で働きたいと思っている人の中で、プログラミングに注目している人は多い。 そして、エンジニアの需要が高まっているということは、以前よりも待遇が良くなっているということも無視できない。
オンラインなら仕事を辞めなくても効率良く学べる
プログラミングを学びたいと思っている学生や社会人が増えた事は、9年間この業界で働いてきた身としては素直に嬉しい。
現在のビジネスの世界はIT技術なしには語れないし、プログラムを学ぶことによって論理的思考力も学べるので良いことばかりだ。そのため、この業界で働きたい人以外でも、起業家や営業職、ブロガーやアフェリエイター、自分の子供にプログラムを教えたいと思っている人にも需要がある。
その一方で、エンジニアの道に進むかどうかは慎重に考えた方がいいとも、個人的には思う。特に、プログラムを学ぶために退路を断って海外にIT留学や国内の専門学校に入るやり方はお勧めしない。
理由は、エンジニア職は人の出入りが激しく合う人と合わない人がいるから、もうひとつはオフラインのスクールで学ぶと費用が高い上に後戻りができないからだ。
世間一般でひとくちにITといっても様々なタイプのエンジニア職がいる。変化が激しい上に幅広い知識を必要とするため、技術が好きになれない人にとってこの世界で生きていくのは難しい。その上、派遣労働や多重請負など業界特殊の問題もある。
エンジニアの仕事が合わない人は2年も経たずにIT業界を去る人もいる。
また、学習コストが高く後戻りできないリスクも避けるべきだと思う。
最近ネットでセブ島のIT留学という広告を目にする機会が増えた。英語とITを同時に学べるのは魅力だが、3ヶ月学んで100万円以上の出費は大きい。1ヶ月の授業料(学費、滞在費)で20〜30万円、現地の生活費や渡航費、ビザを入れる。また帰国後に次の仕事が見つかるまで収入はない。
他にも、情報系の専門学校で学ぼうとすると、2年間の授業料と入学費で200万円を超える。学校に通うためにはアパートも借りて生活しなくてはならない。学費と生活費を稼ぐために、アルバイトしながら学校に通うことになる。
オフラインのスクールを選択した場合、時間と金銭的なコストは決して小さくない。いざプログラムをやってみたら自分に合わなかったというケースも多々ある。
オンラインプログラミングの最大のメリットは、仕事を続けながら効率良くプログラミングを学べることだ。Webエンジニアを目指しても自分に合わなければ別の分野に方向転換できる、それでも合わなければエンジニアへ転職しなくても良い。
オンラインスクールで3ヶ月も学習すれば、自分に合うかどうか見極める事ができるだろう。社会人が仕事しながら学べるメリットは無視できないほど大きい。
オンラインスクールのメリットとデメリットについて紹介します。