株式投資を初めて3年経ちますが、ようやく人生初のダブルバーガー(2倍株)を達成することができました。
株の世界では10倍になる銘柄をテンバーガー、3倍をトリプルバーガー、2倍をダブルバーガーと呼びます。
生涯かけて投資を続けたとしても、夢のテンバーガーには巡り会えるかどうかはわかりません。もしかしたらトリプルバーガーさえも難しいのかもしれません。
長期投資家にとって、持ち株が3倍、5倍というのは本当に稀です。会社の規模が小さい低位株は値動きが激しいので、それほど珍しいことではないかもしれません。ただし、低位株は倒産も多いため長期投資には向きません。
投資家の方には、たかが2倍と言われてしまうかもしれませんが、わたしには記念すべき日になりました。できるなら、トリプルバーガーも達成したいです。
人生初のダブルバガーはシャープ株
2倍になったのは、台湾の鴻海に買収されたシャープです。2016年の10月あたりから大きく上昇し、気づいたら300円を超えていました。
わたしがシャープにインしたのは、鳴海が買収を決めた2月あたりで150円でした。そこから80円くらいまで下げていきましたが、その5ヶ月後に底値を付けてからは、きれいに上昇しています。業績回復株としては、これほど理想的な売買はありません。
どうして上昇したか?
もちろん理由はわかりません。
強いていうなら、17年3月期の営業損益が3年ぶりに黒字になるからでしょうか。しかし、依然として最終損益は454億円の赤字です。売上高も28%減少しています。
日本経済新聞
シャープの17年3月期、営業損益257億円の黒字 :日本経済新聞
営業利益が黒字というのは大きいですが、これだけで株価が2倍になるというのも逆に怖いですね。なんか期待感だけで上昇している感もあります。
まぁポジティブにとらえると、営業利益が黒字になっただけで2倍になったので、純利益が黒字に転換すると3倍になってくれたらいいですね。
しかし油断は禁物です。シャープは、過去にも赤字から脱却して株価が一気に上昇しましたが、その後は再び赤字に転落しいまの株価まで暴落しています。
赤字の会社はちょっと利益を出すだけでも、株価は一気に上がります。お金を稼げていないというのはたいして変わっていませんが。
一時は銀行が追加でお金を貸してくれなければ、来年にも倒産するとまで言われていた銘柄です。長い間底に張り付いていたこともあって、流れが反転すると勢いもすごいものがあります。
<Yahooファイナンス>
それでもやっぱり才能がないのかもしれない
シャープは購入してから下がり続け、半年後にキレイに上昇していきました。まさにわたしが目指す業績回復株の真骨頂です。他の銘柄でこんなキレイに反転してくれたことは過去にありません。
しかし、、シャープの銘柄は持ち株の中で一番金額が小さいです。。
電力株はひとつで100万円を超えていますが、対してシャープは60万円だけです。賭け金が一番小さい銘柄が、一番上昇率が高いなんて、やっぱり才能はないんだなあと思います。
まぁ長期投資に徹しれば、才能の差は埋めてくれるのでいいですが。
シャープはテンバガーになれるのか?
シャープはリーマンショック前は2300円ほどありました。それを考えると無いとはいえません。チャートの高値は2008年前の水準です。もしも、元の水準まで株価が戻ったら、テンバーガーどころか15倍株です。
まぁ可能性はないとは言えないんでしょうが、正直無いな!と思っています。ディスプレイ部門が韓国や台湾勢に打ち勝ち、中国本土で飛ぶように売れればあるのかもしれません。
あまり期待はしていません。もともと赤字を脱してくれたら儲かるかなと期待した程度です。
いち投資家として、鳴海の経営陣には是非頑張ってもらいたいです。日本企業を買収した中国系企業初の成功例となるかもしれません。
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