わたしは自分がクリエイティブな人間だと思ったことは、生きてきて一度もありません。
ただ、人工知能(AI)が中産階級の仕事を奪っていくと考えると、これからはクリエイティブに生きる必要があるなと、逆算的に考えています。
20世紀は、多くのサービス業(第3次産業)が生まれ、第1次産業や第2次産業の方の仕事は奪われました。その過程で、単純労働者の収入は右肩下がりに減少し、3次産業の仕事の収入は増えていきました。
同じように人工知能(第4次産業)が発達した世界では、多くのサービス業(第3次産業)の仕事が奪われていしまいます。仕事が奪われるとは、価値が希薄化し低収入の仕事へと変わっていきます。
誰でもできる仕事から脱却し、人工知能と差別化しなければ今と同じだけの給料を稼ぐのは難しいのかもしれません。
人口知能が注目されるようになり、クリエイティブ系の書籍が増えてきたことも偶然ではないと思っています。すぐにクリエイティブの思考を身に付けるのは難しいと思いますが、徐々に凝り固まった脳みそをアップデートしていきたいと思っています。
サラリーマンはついつい目の前の仕事に追われてしまうため、周りの変化に築きにくいところがあります。新しく創造的な仕事をしようにも、手を動かすことばかりに集中してしまいます。
クリエイティブに生きるために参考になる本をまとめてみました。
クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために
小説家のジョナサン・レセムがこんなことを言っている。
「何かを“オリジナル"と呼ぶやつは、十中八九、元ネタを知らないだけなんだ」
何かをつくったり生み出したりしたい若者、
そんな若者を子どもにもつ親御さん、
創作や企画について学んでいる人、
企画系の仕事をしているビジネスパーソン、
そんな方々にぜひ手に取っていただきたい1冊です。
勘違いしてる方は多いですが、真の「オリジナル」というのは、この世にほとんど存在しません。オリジナルを目指すと、自分の好きな表現をするのではなく、いかに他人とかぶらないかに集中してしまいます。
数千年の歴史を見ればわかりますが、みな自分が尊敬する何かから影響を受けています。自分が考えた投資戦略も、所詮はだれかが考えたものに、自分なりのアレンジを付けたにすぎません。クリエイティブの世界もこれと同じです。
そう考えるとクリエイティブになるというハードルが格段に下がります。
子供はみんなアーティスト!
眠った才能が爆発しちゃう46の方法
世界的ベストセラー作家が贈る、自由でクリエイティブな、子育てアイディア集。
わたしたちは大人になる過程で、合理的な人生を選択し、打算的に生きるようになります。何とかになりたいけど現実的に自分には無理だ、とりあえず普通の学校にいって普通の勉強をしよう、こうして才能に蓋を閉じていきます。
しかし、本来はみなクリエイティブだという話です。
天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
フランシス・ベーコンからマルクス、アガサ・クリスティからピカソ、フロイトからカフカまで──
古今東西の小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督が、いかにして「制作・仕事」に日々向かっていたか?
それぞれの人物を特徴づける、日々の日課や毎日のスケジュールについて、部屋での様子や「仕事のお供」にした嗜好品など、
これまでなかった視点で、天才たちの「制作・仕事」の秘訣をコンパクトにまとめた、161人の著名人のショートショート的伝記エッセイ!
クリエイティブを仕事にする方法
あなたの中に眠る才能を目覚めさせましょう!
クリエイティビティとは何でしょうか?また、それはどのように発揮すれば、日々の生活や仕事に活かせるのでしょうか?
この本は、数々の書籍やエンジェルオラクルカードシリーズを世に送り出してきたドリーン・バーチューが、自分らしく創造的に生きたいと思っている方を応援するために、クリエイティビティについての情報を凝縮させた内容です。
クリエイティブとういのは、アーティストや芸術作品という分野だけではありません。自分なりに考えたことを社会に表現することも、クリエイターです。
現代では誰もがクリエイターとして生きやすい環境が揃っています。本書は、実際にクリエイターとして仕事をするための、現実的なアドバイスをしています。
クリエイティブ思考の邪魔リスト
日本マイクロソフトなどで活躍してきた著者による
「NewsPicks」人気連載を書籍化。
今、世界中の企業で職種を問わず重視される「クリエイティブ思考」。
しかし「規則の島」で仕事や通勤に長時間を費やす私たち日本人は、
誰しもが生来持つこの思考を封印されてしまっている。
創造性の「芽生え」を邪魔する15の悪習慣さえ取り除けば、
私たちは「クリエイティブ思考」を取り戻し、
豊かな思考を持つ人になれる。
「慎重に計画を練ってはいけません」というのは印象的でした。なぜならサラリーマンは、常に綿密な計画を立てることを、強制させられるからです。
サラリーマンにどっぷり浸かってしまうほど、クリエイターとして生きる事が難しいんだなと感じました。
「徹夜した自分に酔ってはいけません」あとはこれも。徹夜とはいいませんが、長時間労働に酔っている人はたくさんいます。社会人になりたての頃、会社の先輩と飲みに行くと、いくら自分は遅くまで仕事をしてきたかという自慢ばかりさせられていました。
今の会社でも、遅くまで仕事をしている人がエライという風潮があります。(どれだけ非効率な仕事をしていても)
クリエイティブに生きる事を目指すのであれば、サラリーマンの思考とは逆にしないといけないんだなと思いました。