セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

80万円払ったけれど、リアルで知り合った友人にもライターを離脱された

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以前このような記事を書きましたが、さらにまた外注化で失敗しました。以前はネットで知り合った人全員に離脱されましたが、今回はリアルで知り合いお願いしていた人にも離脱されました。

 

参考:ネットでライターを募集したけれど、1人も継続できなかった

 

以前は、ネットで知り合っただけの相手だから仕方がないと割り切っていました。しかしながら、リアルで知り合った面識がある相手にも離脱されると、状況は大きく変わってきますね。

 

ここまでくると、100記事で50〜60万円の外注化は完全に失敗したと言っても良いですね。過去の失敗から考察して、新しいやり方にシフトする必要があります。

ライターに離脱された経緯は?

  1. 以前からネットビジネスに興味があった教会の友人がいた
  2. 彼がある事情から会社員を辞めたので、ライターの依頼をした
  3. 2019年の8月から、記事作成を開始してもらう
  4. 最初の60記事に対して、前払いで30万円支払った
  5. お金がない話をされ、前払いで残りの50万円も支払った
  6. 11月1日時点で、40記事の納品が終わっていた
  7. レビューで厳しく言い過ぎた事もあり、辞めたいと言われる
  8. 80万円を全額返金してもらい、過去の記事は全て貰う

教会で知り合った23歳の男性に、ライターをお願いしました。彼は諸事情があり、会社員を突然辞めてしまい派遣かアルバイトの仕事を探す予定です。そこで、私の方からネットビジネスのライターの仕事をしないかと持ちかけたのが始まりです。

 

私としてもフルタイムで働いて貰える利点があったし、彼自身もネットビジネスのノウハウを学べるので、お互いにWinWinになれるはずでした。

 

もちろん、彼はライター経験がないので、文章を書く能力がない事を知った上で、お願いしています。最初から書けなくても、100記事目指す過程で成長してくれれば良いと思った上でお願いしています。。

 

彼は、家族や精神的な問題がたくさんあったのですが、それでも3ヶ月間毎日文章を書き続けた事もあり、文章能力は間違いなく上がっていました。最初に書き始めた時は、支離滅裂でそもそも読める文章ではないので。

 

4ヶ月間続けた結果、お金を稼げるほどの文章能力ではないが、支離滅裂せず自分が言いたい内容を表現できるレベルです。100記事到達する頃には、ある程度書けるだろうと確信もありました。

 

彼に対しては、必要以上に期待値が高くなっていました。

 

彼の人生相談や家族の事まで、かなり踏み込んだ内容で相談を受けていたからです。貯金がないどころか消費者金融や親に借金がある状態で会社を辞め、退職後も税金の支払いでお金が全くありません。

 

厳しい言い方をすると、典型的な社会の落伍者ですね。過去に消費者金融から100万円単位の借金をして、1度親に精算してもらったにも関わらず、同じ過ちを2度、3度しました。

 

当初50〜60万円に設定していたライター料も80万円支払う事にしました。支払い方法は、最初の60記事をまとめて30万円、60記事が終わる前の段階で次のライター料も50万円払ってあげました。

 

50万円払った翌々週のレビュー時に、モチベーションが上がらない彼に対してストレスがたまり、必要以上に厳しく言い過ぎます。そこで、やっぱり辞めたいですと言われます。

 

辞めたいと言われた時はショックでしたが、とりあえずお金を返してもらう事を先に考えました。まず、支払った80万円は全額返金して欲しいと伝え、返済日も決めました。

 

正直、彼が書いた記事では今後も収益が発生する事はありません。そもそも、100記事書いてもらう事を前提に、契約したからですね。これも厳しい言い方になりますが、彼が4ヶ月掛けて書いた記事は1円の価値にもなりません。

 

彼はここまで尽くしてもらっているのに、期待に応えらない事に対して罪悪感を感じているので、すぐに返済しますと言いました。この時点で、彼は手元に80万円ないので、足りない分は親に借金して返してもらいます。

 

彼自身の問題点や落ち度は?

  1. 月、週単位で仕事の計画を立てられない
  2. 目的を達成するために、情熱を持って物事に打ち込めない
  3. 将来のことが不安で、目の前のやるべきことに集中できない
  4. 自分の頭で考えて、自発的に行動できない
  5. 教会に来て変わりつつあるが、根は不誠実な人間である
  6. 過去のトラウマから、負け癖や逃げ癖がついている

ライターの仕事が失敗した事に関して、彼自身の問題点や落ち度を上げるとキリがありません。また、彼自身も自分が悪いことは十分に自覚しています。

 

どうしても批判的な言い方になってしまうけれども、彼は自己顕示欲が強く忍耐力が弱い人間です。目的や目標に向かって、自己をコントロールする能力も低いです。

 

彼の人生を狂わせたのは、社会に出たばかりの20歳に400万円の借金をして高級車を購入したことです。数年後に購入した車を売却して借金分は帳消しにできたけれども、その後にビジネスで騙されて消費者金融で数百万円の借金をします。

 

そして、この借金を返すために、親に相談して精算してもらいました。

 

しかしながら、彼はそこで止まらず再び同じ過ちを犯し、消費者金融からお金を借ります。この時は親に話す事が出来ず、数社のクレジットカードと消費者金融、それから両親に借金を返します。1番多い時期で400万円近い借金があったそうです。

 

彼が宣教師に出会いキリスト教会員になったのは、このような過去があるからです。

 

教会員になってからも、誠実に生きる事は彼にとっては難しく、周囲の友人にも家族にも本当の事を打ち明けられないまま生活していました。教会に来ることで少しずつ変わっていましたが、それでも根本的に彼自身の性格を変えるのは難しいですね。

 

宣教師になるために仕事を辞め実家に戻り、私の仕事をしていたのですが、彼にとっては辛かったので、最終的に辞める事になりました。

 

私が払った分のお金を返済するために、また親からお金を借ります。

 

消費者金融の借金を全て親に肩代わりしてもらい、返済途中の百数十万円の借金があるが、無職にも関わらず今回の返済でまた親にお金を借ります。結局のところ、人間て本質的な部分は、何も変わらないんだなとしみじみと感じました。

 

4ヶ月間で文章能力も徐々に向上し、100記事終わる頃には立派な書き手になれると思っていたのでとても残念でした。彼が辞めたいと考えていたのはわかっていたが、それでも続けて欲しいのが本音です。

 

でも彼が言葉にして「辞めたい」と言った以上は、もう私に出来ることはありません。

  

私自身も問題点や落ち度は?

ライターに失敗したのは、もちろん彼だけの責任ではありません。私自身も問題点や落ち度はたくさんありました。

 

1番の落ち度は、必要以上に彼に期待をかけ過ぎたことです。ある日は8時間以上話し込むなど、深いところで人生相談していたこともあり、必要以上に彼に感情移入していました。

 

その結果、ズバズバと言い過ぎたなと思うことがたくさんあります。必要以上に自分の時間を犠牲にしたこともあり、彼にいますぐに変わる事を期待していたのもあります。私自身にも忍耐力が足りていなかったと言うことです。

 

また、60記事分の仕事が終わっていないにも関わらず、次の仕事として50万円を先に振り込んだのも良くなかったですね。

 

これが大きな引き金となり、彼に能力以上に結果を求めました。その結果、彼は必要以上にプレッシャーを感じました。現時点でも彼なりに一生懸命に成長しようと頑張っていたのに、そこから強引にアクセルを踏まれる形になりました。

 

もう少し私が忍耐強く接していたら、辞めたいと言われる事はなかったのかもしれません。

 

今回の失敗点から思う事は?

外注化を始めた当初は、ここまで難しいとは思っていませんでした。

 

今思うと恥ずかしい事ですが、こちらが大金を払いノウハウを教えるのだから、相手にとってはプラスしかないと思っていたからです。100記事の単価に対して、こちらが50〜60万円のお金を払い、且つネットビジネスのノウハウを全て教えます。

 

なぜ、このやり方を始めたのかと言うと、私自身が2年以上ネットビジネスで月に1万円も稼げずに、辛い思いをしたからです。仕事を教えてくれて、且つお金を貰えたら絶対に失敗する事はない、現時点でレベルが低くても、必ず上達できると思っていました。

 

結果として言える事は、私が他人の人生を変えられると思うのは、ただの傲慢だったと言う事です。

 

プログラマーになりたいと思っていない人に、プログラミングを教えるのはただの押し付けでしかありません。しかも、私が先にお金を払ってしまう事で、逆に相手の本気度を隠すだけです。

 

言い方が悪いと、これまでのライターは単純にお金が好きなだけで、そもそもネットビジネスで本気で生計を立てたいと思っていない事です。好きでもないプログラミングの仕事で、何時間も拘束されるのは苦痛でしかないですよね。

 

失敗点から学んだ事は?

 改善点を述べるとすると、

  • 貴重な時間を使って教えるためにも、人を選ばなければならない
  • そのためには、今よりも単価を上げる必要がある
  • 自分自身の知名度を増やし、私が選択できる人材を増やす
  • お金を払って教えるのではなく、私がお金を貰って人にスキルを教える

 

単刀直入にいうと、ありきたりなやり方になりますが、私がお金を貰って人に教えた方が良いという事です。そもそも、ノウハウを教える立場である私が、お金を払う事に無理がありますね。

 

私がお金を払う事で、必要以上に相手にプレッシャーを与えるからです。相手が成長できるかどうかに、私自身がリスクを背負うべきではありません。

 

お金を払って記事を納品してもらうと、どうしても質を求めてしまいます。また、100記事、50〜60万円の単価で募集すると、そのレベルの人材しか集まりません。

 

記事を納品してもらうならば、優秀な人材を私が選ぶ必要があります。そして、そのためにも、情報発信に力を入れるなど、知名度を上げる事に労力を使う必要もあります。

 

まとめ: 

今回の失敗談から、こちらが誠意を持って対応すれば、必ず相手も期待に応えてくれるという私の考えは、理想論だったと分かりました。もしかしたら、うまくいくかもしれないけど、どちらにしても今の未成熟な自分では無理ですね。

 

オーソドックスなやり方ですが、人材を選ばないのであれば私がお金を貰って人にスキルやノウハウを教えるべきです。そうでなければ、私が精神的に疲労するからです。今回は教会の友人だったこともあり、全額取り戻せました。

 

彼が教会員でなければ、必ずお金のトラブルに発展していたなと思い怖くなりました。相手を信用しているからという理由で、契約書を用意していない自分の甘さにも嫌悪感があります。

 

時間はたくさん消費したけれども、お金が全て返ってきただけでも良い方ですね。むしろ、良い経験ができたと彼には感謝するべきですね。