セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

やりたいことが実現できない人の特徴、思い立ったことは20代のうちにすぐにやってしまった方がいい

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20代後半、30代前半になると、今の延長線上で生きていいのか悩む人は多い。新しいことに挑戦するのであれば、これが最後のチャンスだと思い悩み始める人はいる。

 

ワーホリは30歳という年齢制限があるし、30歳過ぎた会社員が未経験で新しい職種に入るのは難しくなるだろう。文句ばかり言っていた職場でも30歳を超えると居心地が良いと感じる、新しい職場からゼロから始めるのが億劫になるからだ。

 

気持ちさえあれば年齢は関係ないとはいうけれど、社会のルールが必ずしもそうなっているとは言えない。やれることの幅は年齢とともに徐々に狭くなっていく。女性であれば子供を産める年齢制限もあるし、いつでも門戸が開かれている訳ではない。

 

個人的に思うことだが、20代で人生を深く考えることなく世間に流されて生きて来た人は、30歳になって新しいことに挑戦するのは難しい。考え方や人生観は凝り固まっているし、20代の時のような情熱を持つことはできない。

 

重要な決断は先延ばしせず、やりたいことは思い立った時にすぐにやってしまった方が良い。時間が経てば経つほど障害が大きくなり、ハードルが高くなるからだ。

 

 

ヤラナイことの恐怖

 

自分の20代の頃を思い起こすと、世の中の事を全く知らない非常識な人間だったけれどガムシャラに挑戦だけはしてきた。

 

国立大学を卒業して、新卒でブラック企業に入社したことは人生で最大の汚点だったが、結果的に失うものがなくなり何でも挑戦できる環境が整った。家族やパートナー、住宅ローン、高収入、地位、失うものが大きければ身動きができなくなるが、失うものがない方がフットワークは軽いだろう。

 

この時期は人生で最も辛い時期を過ごした。その日にやる仕事がないけれど東京の満員電車に揺られて常駐先の会社に向かった。寝る前も起きた後も、お酒を飲んでいる時にも生きることに苦痛を感じていた。行きと帰りの電車の中では、何のために会社に行くのか、何のために生きているのか、違う生き方があるんじゃないか、そんなことを漠然と考えながら毎日出社していた。

 

石の上にも3年という言葉がある通り、たとえ出社しても仕事がないという状況は与えられた試練かもしれない、逃げたら負けだと思われたくない。それとも会社を辞めて別の道に進むのが正しい道なのか、毎日自分の中で答えの出ない葛藤があった。

 

本心では新しい道に進みたいと思っているけれど、外の世界で生きて行くことが怖かった。技術職にも関わらず社会人1年目で仕事を辞め、職歴がない自分を雇ってくれる会社はどこにもないと思っていたからだ。いくら資格や技術の勉強をしても仕事ができないという不安からは逃れることはできなかった。

 

 

怖くて新しい一歩を踏み出せなかったのだが、多分こういう時は新しい道に進んでしまった方が正しい。今自分がいる道に満足していたらそもそも悩んでいない。自分の心の中では正しい道はどっちかわかっている、勇気がないから進めないだけにしか過ぎない。過去自分と同じように悩んでいた人が現れて、自分を説得してくれるのを待っている。

 

 

新卒で入社した会社を辞めたのは今までの人生の中で大きな決断だったが、この決断が大きかったおかげで後は楽に物事を決めることができた。人間は落ちるところまで一度落ちてしまうと後は怖いものはなくなる。人が恐れるのは今いる場所から落ちた時だが、一番下まで落ちれば後は何も感じない。

 

自分が英語を勉強しようと思ったキッカケは会社からの依存を減らしたかったからだ。日本語しか話せないと日本の会社に縛り付けられることになる。英語ができれば海外で働く可能性も出てくる。実際は英語ができようができまいが大した違いはないのだが、当時は本気でそう思っていた。

 

結果的に海外留学し、2年間海外で働く事ができた。人生を深く考えるようになり色々な本を読んだ、仕事も人一倍一生懸命取り組んだ、株式投資やネットビジネスも挑戦するようになった。

 

全て20代のうちにやって良かったなと思うことばかりだ。30代でもできる事だが、若ければ若い方がいい。新しことに挑戦する時は必ず失敗が伴うが、若い時の方が軌道修正しやすい。

 

今の自分からすると、思い立ったことをヤラナイことは恐怖でしかない。今はお金がなくてできないからもう少し時間が経ってからにしようと言う人が必ずいるが、後に伸ばせば伸ばすほど精神的なハードルは高くなる。

 

30歳過ぎてからの決断は重い

 

半年前からまた東京のシェアハウスに住み始めた。シェアハウスに住んでいると同年代で人生に悩む人を見る機会が増えた。彼女たちを見ていて思う事だが、20代のときに決断を先送りして来たツケは重い。20代前半の時にできなかった事を30歳手前にしてやろうとしている。1社目の会社を辞める決断ができなくて、あのまま1社目に居たかもしれない自分を重ねて見るようになった。

 

彼女たちの多くは、新しい出会いと英語を話せるようになることを期待してシェアハウスに入居してくる。英語を話せるようになりたいと考えている人は、潜在的に一度でいいから海外に暮らして見たいという願望がある。

 

ワーホリは年齢制限を煽っているので、30歳手前になると独身女性が大きく押し寄せる。

 

ワーホリや語学留学は楽しく人生が豊かになるので積極的に取り入れたほうがいいと思うが、一方で30歳手前になるとあまりにも決断が遅いという気持ちがある。

 

自分のように社会復帰はするつもりはないのが前提であればワーホリや留学は楽しいでいいが、社会復帰が前提になると重い決断になる。一度社会人のキャリアを捨てなければならないし、1年滞在しても英語が大して伸びる訳でもない、大半は貯金を使い果たして日本に帰国してくる。30歳過ぎてから再就職、一文なしというのはその後結婚相手を見つける上でも難しくなる。

 

早い話、英語が話したかったり海外生活をしたいと思ったなら、若い時にいつでも始められた。そういう心の声と向き合わずに年齢を重ねてしまったに過ぎない。 20代でして来なかったことを30代でやろうとするリスクは大きいだろう。

 

海外生活に憧れる人は多いがそれほど特別なことではない。海外の暮らしも1ヶ月も住めば次第に日常に変わる。それはアメリカに住もうがヨーロッパに住もうが東南アジアに住もうが大きく変わらない。

 

30歳を目前に海外生活したいと思っている人を見ると少しかわいそうな気持ちになる。こういう人はテレビを見てなんとなく日常を過ごしてきた人が多い。テレビを見ていると自分の頭で考えるという習慣がなくなる。大衆の価値観に流されていると自分の心の声を見逃してしまう。

 

年齢がいくつになってもできるとか綺麗事をいう人は多いが、今まで何もして来なかった人が30歳を目前に突然始められる訳ではない。20代をなんとなく過ごしてきた人は30代も40代も同じように過ごす。

  

思い悩むことはチャンスになる

 

20代で悩むことはいいことだと思う。人間は大きな壁を乗り超えた時に大きく成長できる。

 

若い時に思い悩むことで自分の進みたい道が見えてくる。物事が順調に進んだり、悩みがあってもそれに向き合わない人はそのまま年齢を重ねてしまう。

 

そして、ワーホリの年齢制限のように最後の選択肢を突きつけられた時に気持ちが大きく動く。この時に行動に移すのはもう遅い。20歳前半で自分の心の声を聞いて海外で過ごした人は、その後も海外に関連した仕事をしている可能性が高い。そして年齢を重ねるとまた新しいことに挑戦していく。

 

 

充実した人生を送るためには、20代どう考えてどう行動するかはとても大事なことだと思っている。今やりたいことができないと思い悩んでいるなら、それは良いことだと思う。悩むことを避けずにどう生きるか考える良い機会だ。

 

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