ようやくソフトバンクから乗り換えて、格安モバイルに契約することができた。
ソフトバンクに契約していると毎月8500円前後のお金を支払うことになる。格安Simに乗り換えると月額1690円だけで済む。
格安SIMに移行する場合は別途端末を用意する必要はあるが、ソフトバンクの情報弱者向けのシステムにはうんざりしていた。仕事を辞めるちょうどいいタイミングだったので、ついでに携帯も格安SIMに乗り換えることにした。
格安SIMを解約したいときは最低利用期間が12ヶ月あるがそれ以降であれば解約金を支払う必要はない。「音声通話SIM」ではなく「データSIM」で契約した場合はいつでも可能だ。ソフトバンクのように2年毎にしか解約することができないということはない。
海外に長期滞在する可能性がある人は、どちらにしてもSIMフリー化はしておいた方がいい。SIMフリー化しておけば海外のSIMカードを差し込むだけで海外でも使用可能だ。
ソフトバンクからラインモバイルへの変更手順は以下である。
・ソフトバンクのSIMロック解除
・MNP予約番号の発行
・LINEモバイルエントリーコードの購入
・LINEモバイルに申し込む
- ソフトバンクを今すぐ解約したい理由
- 情報弱者をターゲットにしたビジネスモデル
- ソフトバンクのSIMロック解除
- MNP予約番号の発行
- LINEモバイルエントリーコード
- LINEモバイルに申し込む
- 初月の請求金額は432円
- 携帯以外の 固定費も見直す
ソフトバンクを今すぐ解約したい理由
以前から格安SIMに乗り換えようと思っていたのだが行動に移すことを躊躇していた。理由は購入したiPhone6s端末の支払いが1年以上残っていたからだ。
iPhone6sの残りの端末代12回分支払うのと、解約してラインモバイルに切り替えた場合、1年後に支払うお金がどちらが安いのか比較してみた。
【ラインモバイルに切り替えた場合】
通信料(1690円)×12月
端末代(46800円)
解約と乗換手数料(16740円)
合計:83820円
【ソフトバンクモバイルを使い続けた場合】
通信料(8500円)×12月
合計:102000円
1年間端末代金の4万6千円の支払いが残っているにもかかわらず、ラインモバイルに切り替えた方が安いということがわかる。それほど大手キャリアのサービスは高過ぎるのだ。
今回残りの端末料金を一括で支払うことにした。 一括で支払うと改めて思うのだがiPhoneはとても高い。パソコンを購入する時は躊躇してしまうが、携帯だとよく検討することなしに購入してしまう。理由は通信料金に含めて分割で支払うため割安に感じてしまうからだろう。端末料金だけでトータルで10万円近いお金を支払っていることになる。
携帯端末代も含めた大手キャリアに支払う通信料が固定費のようになっている。iPhoneが壊れたら買い換えればいいと思っていが考えを改めることにした。 今使用しているiPhoneは落としたときにレンズが割れ使い物にならないが、消耗したバッテリーと一緒に修理に出すことにした。レンズ交換で済めば4000円程度で済むらしい。
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今後は2年以上使い続けることになるので、落としても破損しないようにカバーを買うことにした。
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情報弱者をターゲットにしたビジネスモデル
端末料金の支払いが1年間残っていることもあり、できれば契約満了の2年経った後で乗り換えたいと思っていた。端末の分割払いも終わるし解約料金も発生しない。
大手キャリアを使いながら毎月の料金を安くできないか検討していた。
過去に5GBから2GBに変更したことがある。自宅にいるとWifiが飛んでいるため、それほど携帯の通信を使用しないからだ。動画さえ外出中に長時間見なければ5GBも必要ない。通信が低速になってもあまり困ることはない。
切り替えた後に電話料金を見てがっかりした。データ定額量は1500円安くなったのだが、代わりに基本料金は1300円高くなり、差額は200円だけである。 3GB使っても使わなくても200円しか差がないのである。
1GBプランを選択すると定額料金は2900円/月になるが、そうすると割引が適用されず2GBプランよりも高くなるという。ある意味この潔さにびっくりしてしまう。5GBプランにしようが1GBプランにしようが8000円以下にならないのである。
ソフトバンクはスマ放題に契約することで国内の通話が24時間無料になるが、今の時代携帯を使って電話するのは、会社の携帯を使うか無料電話を知らないネットに疎い中高年くらいだろう。
ソフトバンクはITに強い若い世代を取り込むことは半ば諦めて、携帯やパソコンに詳しくない中高年以上の情報弱者をターゲットにしている。
ソフトバンクは国内の通信料で稼いでお金で新しいビジネスを開拓しているが、国内から巻き上げているお金は情報弱者から得たお金だ。ドコモとauが規制に守られていることを批判していたが、今となってはソフトバンクも大差ない。規制されている業界に新しい参入者が入っても、結局既存事業主と蜜を分け合うに過ぎない。
ということもあり、格安SIMに人が流れたらいいなと思っている、携帯端末と電話番号を残したまま3GBでも月額1690円で済むのだから。
ソフトバンクのSIMロック解除
SIMロック解除できるiPhone端末は2015年5月以降に発売されたiPhone6sより後の端末だけである。
ソフトバンク店頭でSIMロック解除の手続きを行うと3000円の事務手数料を取られるが、My Softbankからログインして簡単に解約できる。
My Softbankにログインし、右上のメニューを表示「契約・オプション管理」を選択する。画面下の方にスクロールしていくと、「関連メニュー」、「SIMロック解除手続き」があるので選択する。
製造番号(IMEI番号)を入力する画面が表示される。IMEI番号は設定アプリの「一般 > 情報」を開けば表示されるので、コピーして貼り付けるだけ。
格安SIMに乗り換えれなくても、SIMロック解除はしておいた方がいいだろう。海外に行った時に携帯をそのままでSIMを入れ替えて使用することができる。日本ではキャリアに契約していないと使うことができないが、海外ではお金をチャージするだけで使用できる形態の方が多い。
MNP予約番号の発行
携帯番号をそのまま使用するためにMNP予約番号を取得しなければならない。
MNP予約番号は15日間有効なのでそれまでに移行する必要がある。ラインモバイルを申し込んで2〜3日後には新しいSIMカードが届くため特に問題はないだろう。
これもソフトバンクの店頭まで行く必要はなく、電話だけで済ませることができる。
My Softbank
解約する・MNP予約番号を取得する | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク
解約料金や割引がなくなるためこれだけ損をすると説明されるが、事前に確認した通りソフトバンクを使い続けた方が損をしてしまう。
お客様サポートへの電話は10分程度で完了することができる。MNP予約番号を取得するためのサービスだがそのまま解約することになるためその確認も含まれている。残りの端末も一括で支払うように手続きをしてもらった。
MNP予約番号はショーメールで送信してくれる。解約の手続きも解約料の支払いも店舗まで行く必要はない、口座から引き落としてくれるし、他のSIMに開通したらその時点でソフトバンクは解約されるらしい。
この手続き後もiPhone端末はソフトバンク回線でそのまま使用可能だ。
ソフトバンクとの解約金が1万円、解約の事務手数料が3000円、他者への乗換え手数料金が3000円、合計16740円だと言われた。これと残りの端末代46800円を支払うことになる。
LINEモバイルエントリーコード
LINEモバイルのエントリーコード(1000円)を事前にアマゾンで購入しておくと、契約に必要な事務手数料の3000円を無料にすることができる。
アマゾン:
ソフトバンクの番号を引き継ぐ場合は「音声付」を選択。
SIMカードを差し込むために、「SIMカードスロット取り出し用ピン」も必要であれば購入しておく。これはiPhone端末購入時に箱に一緒に入っているらしい。
アマゾン:250円
iPhoneがあることを前提にしているが、もしも端末が必要であれば別途用意しておく必要がある。
Windows 10 を搭載した最新のアンドロイド端末が、LINEモバイルのエントリーコードとセットで8000円で手に入る。
アマゾン:8226円
iPhone初代から使い続けていることもあり、iPhone以外を使うのは抵抗があるが、ここまでアンドロイド端末の料金が下がると次回からは格安スマホにしようと思っている。
エントリーコードが記載されている。
LINEモバイルに申し込む
iPhone端末のSIMロック解除、MNP予約番号の取得、LINEモバイルのエントリーコードが届いたら、LINEモバイルの申し込みを始める。
LINEモバイルの公式のホームページから申し込み行う。
エントリーコードとMNP予約番号、加入するプランを選択、個人情報の入力、本人の確認ができるものをネット上でアップロードするだけで登録可能だ。
プランは「コミュニケーションフリー」を選択
選択するプランは「3GB」を選択する。自宅にネット環境があれば外出先もそれほど使用することは少ないだろう。5GBを選択しても大した金額にはならないが。
エントリーコードを事前に取得しているので初期費用は400円、毎月の支払いは1693円になる。
登録が完了したら自宅にSIMカードが送られてくるので、これをiPhone端末に差し替えるだけだ。
SIMカードの差し替えは10分程度で終わる、切り替え後は1〜2時間後には切り替わる。LINEなどアプリの設定も特に必要ない、全ての情報がそのまま引き継がれます。ソフトバンクのSIMカードは返却する必要はないので、ハサミで切って捨ててしまいます。
iPhoneやiPadでSIMカードを取り出し&交換する方法 – こまめブログ
SIMカードを読み込むとDocomoの回線に繋がるようになります。回線は開通しましたが、インターネットには接続できていません。
インターネットに接続するために、LINEモバイルのAPN(アクセスポイント)を設定する必要があります。Safariから構成プロファイルをダウンロードし、設定を適用するだけで簡単にできます。
APN設定方法(iOS・iPhone) - LINEモバイル
再起動後にLINEモバイルのネットワークでインターネットにアクセスすることが確認できました。MNP予約番号の取得から回線開通まで3日前後で完了しました。郵送されてくる書類を待つだけなので実質作業は3時間程度で完了します。
初月の請求金額は432円
ラインモバイルに契約してから1ヶ月後に前月の請求金額がメールで届いた。お支払い合計は432円。初月は通信料が無料になるため、カード発行手数料と税金だけ。翌月以降は1690円に通話代と消費税となる。
どうしてもっと早く変更しなかったのか後悔するくらい安い。
携帯以外の 固定費も見直す
今年の夏からセミリタイア生活に突入した。サラリーマン時代に一番高い固定費が住宅費の6万円だった、その次に高いのが保険の1万円と携帯の8000円。保険は解約し格安SIMに切り替えたことで今一番高い固定費はポケットWifiである。
ポケットWifi-4000円
携帯通信-1690円
キンドル-1000円
Hulu-1000円
来年から海外の生活の拠点に移すため、ポケットWifiも携帯も解約する予定だ。そうすると月の固定費は2000円になる。固定費がなくなると身軽になり、行きたい場所ならどこにでも行けるような気分になるから不思議だ。
考えてみるとサラリーマンは日々固定費に追われて生活している。住宅のローン、クルマ、クルマの保険や維持費や駐車場代、終身保険、携帯、各種サービス、この支払いがあるおかげで生活が固定されていると言っても過言ではない。
固定費を限界まで下げたら身軽になれるのはいうまでもない。数年間、働かなくても困ることはない。逆に固定費が高ければ高いほど働かない期間を作ることはできない。