今日の朝、銀行にサラリーマン生活最後の賞与が振り込まれているのを確認した。
そのあとはいつも通り朝食を食べ、いつも通り会社に行き、いつも通り昼休みは家に帰って昼ご飯を食べた。せっかく外が晴れているのに、また会社に戻り椅子に座るのが億劫になった。
予定では来週上司が東京に来た時に辞意を伝えるつもりだったが、なんかめんどくさくなったのでプロジェクトリーダーに会社を辞めることを伝えてこの日は午後から早退した。
明日も体調不良で休むつもりだ。今月と来月分のスケジュールはすでに引かれていたが、やる気はないと伝えてきたので大丈夫だろう。
自分でもびっくりするくらい適当な性格だ。賞与が振り込まれた当日に辞意を伝えるなんてなかなかゲスいなと自分でも思う。
ステレオタイプの日本人だった
このブログを読んでくれる方は自分のことを適当で不真面目な人間だと思っているだろうが、実はとても真面目でステレオタイプの日本人だ。
サラリーマンの中でも模範的なサラリーマンだったように思う。辞めると決めてからは早朝に出社することはなくなったが、早い時は朝の7時に会社に出社していたときもある。朝の誰もいない時間に業務が忙しい時は仕事をし、仕事が忙しくない時は英語の勉強をしていた。プロジェクトが順調に進まないときは、残業代が出ないにもかかわらず週末に出社して遅れを取り戻していた。
学生時代も真面目で、中高体調不良で学校を休むのは年に1、2回しかない。大学も親が希望する学費が安い理系国立に入った。生活費も負担にならないようにと朝晩食事付きで月に2万円の学生寮で過ごした。
たぶん、熱しやすく冷めやすいタイプなんだと思う。
一度辞めると決めたらもう会社にいってもやることはない。実際にはいつも通り仕事を振られるのだが、ほとんど手をつけずにネットサーフィンして家に帰る。これで給料がもらえるだけでもありがたいのだが、たとえ給料がもらえても会社に行く時間がもったいないとさえ思ってしまう。
自分の性格上、1度決めたら元の道に戻ることはない。
セミリタイアのブログを読んでいると皆同じことを言う。お金のことを気にして辞められなかったが、もっとはやく辞めればよかったと。
仮に金融資産が1000万円あろうが、2000万円あろうがいうことは皆同じだ。辞めた後も何かしら収入が発生して、実際には心配していたほどお金は減らないからだ。
なかでも自分は500万円、副収入が5000円しかない状態で辞めることになる。不安がないといえば嘘になるが、仮に貯金が1000万円あっても、副収入が5万円あっても不安な気持ちは変わらないだろう。
2ヶ月前、賞与が振り込まれさえすれば上司に辞意を伝えやすいと思ったが、振りこまれたあとも言い難い気持ちは変わらない。あと100万円、200万円増えても大してかわらないだろう。言い難いものはいつになっても言い難い。
悩みながらあと2、3年会社に在籍するくらいならさっさと気持ちを伝えて辞めてしまった方がいい。仕事の興味がなくなったあとに会社に在籍しても時間の無駄でしかない。無駄に過ごした時間は後からいくらお金を払っても返ってこないのだから。
個性的なセミリタイアブログ
自分で自分のブログの評価するのも何だが、ポテンシャルはまだまだ高いと思う。
少し前まではサラリーマンが株式投資をするどこにでもある普通のブログだった。金融資産も500万円と特出しているわけではないし、本業の年収も平均的で面白味に欠ける。サラリーマン投資家ブロガーとしては中の下か、下の上レベルだったように思う。
仕事を辞めると決めた2ヶ月あたり前から個性的なブログになってきた。月5000円の副収入でサラリーマンを辞めるような怠惰な人はほぼいない。ブログの世界ではユニークで個性的かというのが最も重要な生命線だ。
今は「働かない」でどうやってセミリタイア生活を送るかをテーマにしている。日本と海外を行き来しデュアルライフを送る人はここ最近増えたが、自分はフランス人の彼女が住む海外の拠点、日本の拠点、あとは海外放浪のトリプルライフを実現したいと思っている。
フランス人男性と日本人女性の組み合わせは珍しくないが、日本人男性とフランス人女性のカップルは珍しい。日本人男性が日本人女性のヒモになるのも珍しいが、フランス人女性のヒモになる、人に自慢できるようなものではないが新しいライフスタイルだ。
自分でもこの生活がどれくらい成り立つのかわからない。収入が5000円しかない状態でセミリタイア生活に突入するからだ。辞めても困らないだけの金融資産や、不労所得があるわけでもない。
そうは言っても、彼女の住む場所に滞在すれば家賃はタダ、海外を放浪しても物価が安いところに住めば月に5万円が予算、日本の実家に滞在すれば月に2万円しか掛からない。今のところ心配しているのは移動費とついつい飲みすぎてしまうお酒代くらいなのだが。
毎月10万円消費したとしても、5年間は生きられるのでそれほど心配はない。5万円で生活できれば10年生きられることになる。この間、ネット収益が発生しないとも思えないので、それほど難しいわけでもないだろう。
サラリーマンの仕事の片手間で始めたブログで1年後に10万アクセス稼げるようになったが、セミリタイアに関する記事を書き始めたのはここ最近である。まだ、グーグルからセミリタイア関連の検索ワードで流入していない。セミリタイア関連で流入が増えれば読者はもっと増えるかもしれない。
アドセンス収入はやっぱり欲しい
昨日、アドセンスに合格できないことを記事に書いたのだが、ブックマークのコメントで、「10%の手数料払ってアドセンスを持ってる人に広告貼ってもらえばいいじゃないですか。」と書いてくれた人がいた。
アカウントの共有は規約違反ではないらしい。
たしかにこれができるならありがたいことはない。10%の手数料を払っても2万円前後手元に残るだろう。仕事を辞めてから1年で3万円、2〜3年で5万円程度稼げればいいと思っていた。アドセンスが利用できればもっと早く目標を達成できる。
来月も再来月も審査に合格しなかったら本気で考えようかと思っている。貸す側にしても10%の手数料で何も手間があるわけではない、完全な不労所得になる。
仕事を辞めたらしばらく実家に帰るつもりだが、そうするとブログ収入だけで生活できることになる。
もっと遊びたくなってしまった
会社を辞めた後、安定するまではしばらく質素に暮らすことを考えていたが、最近はまた考えた変わってきた。もっと遊びたくなってしまったのである。個性で食べていく職業を選択すると経験はお金にかわる。お金を払ってでも人と違う経験をしたくなる。
ブログを書けば書くほど収入が増える
ブログの個性が収入に反映される
ブログはネット上の資産になる
Amazon:ブログ飯 個性を収入に変える生き方
月に3万円収入があると選択肢は大きく変わる。お金を減らさないために実家に住むのもいいが、それだけでは退屈してしまう。せっかく働かない生活をするのに人生を満喫できない。
月に6万円使ったとしても資産を食いつぶすのは3万円だけである。月に3万円消費すると200ヶ月生きていくことができる。
物価が安い国を放浪するのもいいがフィリピン留学にもまた行きたい。自分が知っているフィリピンの最安値は3食付き、2時間のワンツーマン英会話で5万9000円である。今東京で払っている家賃と大して変わらない。会社の夏休みを利用して1週間だけ滞在したがコスパは良かった。
3食ご飯付きで英語を少しだけ学びながら海外生活を満喫できる。フィリピンに半年くらい滞在し、1ヶ月ごとに語学学校を変えていくのも面白そうだ。マニラー東京の航空券は往復で2万円もしない。
ひと月の予算が月に10万円になるともっと選択肢は増える。
かつて3ヶ月間滞在していたフィジーという国に留学するのもありだ。フィジーの場合フィリピンよりも割高になってしまう、ドミトリーでも11万円超えるし、航空券も高い。また、ワンツーマンレッスンではなくてグループレッスンなので、フィリピン留学に比べて英語は上達はできない。それでもフィジーは世界一幸せなく国といわれるくらい楽しいところだ。
100%成果主義の世界で生きる
サラリーマン時代はどれだけ一生懸命働いても収入が増えるということはない。会社から信頼を得て、長期間尽くすことで年単位でようやく給料が増えてくる。給料が増えたからといって自由な時間が増えるわけでもない。どれだけ長く勤めても1週間以上会社を休める日はやってこない。
1週間の休みでできることは相当限られる。
これからは自分がお金を稼げば稼ぐほど人生の選択肢は広がる。月に使える予算が5万円、10万円と増えてくるとそれだけ遊びの幅が広がる。当然、モチベーションも上がる、100%成果主義の世界なのでやった分はそのまま自分に返ってくる。
もうサラリーマン時代の固定収入には戻れない。
面白い民族ジョークがある。
様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?
アメリカ人「今飛び込めばあなたは英雄ですよ」
ロシア人「海に落ちたウォッカの瓶はあなたのものです」
イタリア人「美女たちも泳いでいますよ」
フランス人「決して海には飛び込まないでください」
ドイツ人「規則ですから飛び込んでください」
イングランド人「イングランドが優勝しました」
スコットランド人「スコットランドがイングランドに勝利しました」
中国人「金塊が沈んでいるそうですよ」
日本人「みなさん飛び込んでいますよ」
韓国人「日本人はもう飛び込んでいますよ」
自分が興味深いと思うのはフランス人はルールを破ることが好きという国民性。日本とは対照的な考えだ、日本ではルールや規律を守ることを最も重んじる社会、もしもルールを守らない人がいたら、その人は共同体から居場所を失うだろう。それは会社組織をみているといつも思う。
フランス人と日本人は対照的だ。
調査によると、41.9%のフランス人歩行者は赤信号でも信号無視して渡る一方で、日本人の信号無視はたったの2.1%であった。
「日本とフランスでは文化が違うんですよ。社会のプレッシャーがね。日本人は交通違反罰金があるからルールを守るわけではないんです。日本人は周りからどう思われるかを気にしているんですよ。」
東京の裏道を歩いていつも思うのだが、たった3、4歩で渡れるような小さな道路でさえ信号があると道路を渡れない日本人がいる。右をみても左を見ても車が来ていないのは明らかにわかる。そういう人を見ると子供のときからどんな些細な決まりごとも固い意思で守ってきてえらいなと思う。
一方で、クルマが来ていないのは誰の目にも明らかなんだから「自分の判断」で道路を渡ってもいいのではないかとも思ってしまう。
ちなみに自分とフランス人の彼女は、クルマが来ていなければ多少大きい道路でも躊躇なく渡っていく。
人と同じことをしてルールを守ることは大事かもしれないが、窮屈な人生になっていないだろうか?
仕事を辞めたあとは語学留学など、もう少し英語の勉強に時間を使いたいと思う
セミリタイア生活をプチ体験してみたらやっぱり楽しかった
サラリーマン最後の賞与は60万円だった。