サラリーマンを辞めた後は場所の制約がなくなるため、1年でも最低10カ国は旅をしようと思っている。
自分の一番の趣味は海外旅行だが、思い返してみるとここ2〜3年は株式で資産を増やすことを一番の目標にしていたため、ほとんど海外旅行をしてなかった。
最後に訪れたのは2015年末のイタリア、そろそろ良い歳だし、結婚する前に一度はヨーロッパに行っておこうと思って飛び立ったくらいだ。いまだに結婚する予定はありません。
やりたいことがあるのに、理由をつけてそれをやらないのは時間の無駄だと思うようになった。
なぜ自分が大好きなことをしていないか、という言い訳はだいたい決まっています。
「収入がないと困るから」 「それをやるだけの能力が自分にはないから」 「不器用だから」 「年を取りすぎているから」 「私の好きなことにお金を払おうという人はいないから」 そう言って、人は重い足を引きずりながら退屈な仕事に向かうのです。
株式の不労所得だけで生活しようとすると、どう考えてもあと15年は今の生活を続けないといけない。1000万円貯めるのでさえあと3年は必要になる。1000万円貯めたところで、高配当の銘柄に投資しても年で30万円受け取るだけです。結局これだけではどう逆立ちしても生活できない。
今の生活をあと3年続けるのでさえ心底うんざりしていた。それほど仕事が退屈だったからだ。
少し嫌味な言い方かもしれないが、やりたいことがなく好きではない仕事を続けられる人はうらやましいと思う。やりたいことがあっても、金銭的な理由で会社に縛られて仕事を放棄できない事ほど辛い事はないからだ。
最近は、会社を辞めたあとはどこに行こうか地図を見ながらワクワクしています。1日中地図を眺めていても飽きることはありません。世界地図を眺めていると、その国の歴史や経済がもっと知りたくなります。そして、自分の足で現地を歩きたくなってしまうのだ。
隣の国でも国が違えば、文化や街並み、雰囲気がまったく違います。同じ国でも地方が違えば変わります。
インドはひとつの国として数えられるが、インドには19州あって、それぞれの州で法律も言葉も宗教もまったく違う。インドは2013年時点、調査されただけで870もの言語が存在します。
ヒンディー語がいちおう公用語になっているが、南インドにいけばタミル語が公用語になる。南部のインド人が北部に行ったら、英語ではなくヒンディー語を話さなくてはいけない。
インドがひとつの国として数えられているのは、先進国が自分たちの都合でそう分類しただけに過ぎません。実際には州が違えば別の国です。
新しい国に降り立つときは、いつも胸がワクワクして興奮が止まりません。
国連に加盟している国は全部で193カ国(世界が認めている国)、日本政府が国として認めている国は196カ国、どこの国からも承認は得ていないけれど、独立を宣言している国があと数カ国あります。
国の概念てけっこう曖昧で面白い。いままで国だと思っていたものは、国連が加盟しているだけにすぎないし、日本政府は台湾、北朝鮮を国として認めていないですが、多くの日本人は国だと思っています。
世の中ってけっこう適当です。日本のような場所に住んでいると、すべてのことがしっかりと決められているような変な錯覚があります。
世界は200カ国以上あるので、当分飽きることはありません。全部行くことはできないが、行きたいと思ったところは全部行きたいと思った。
まず最初に訪れたい国
サラリーマンを辞めることで、場所的な制約はなくなったが収入がないためお金の制約があります。当分は物価の安い国に絞って旅をすることになります。
会社を辞めたらまず一度実家に帰ります。その後は2〜3週間程度ゆっくり過ごし、ある程度情報収集したら早速海外を訪れます。できればこの期間中に、もうひとつ収入の種をまいておきたいと思っています。
まずは2ヶ月程度かけて、東南アジアの物価が安い地域を放浪しようと思う。
ベトナムの北部ハノイから入ってホーチミンまで南下、カンボジアに入ってカンボジアの首都とアンコールワットがあるシエムリアップ、一度西のタイに入ってからラオスの首都に向かう。タイのバンコクに移動した方が、交通の便が良いからです。
東南アジアの中心はシンガポールだが、東アジアの中心は間違いなくバンコクだ。
Kindle:ハノイ発夜行バス、南下してホーチミン ベトナム1800キロ縦断旅 (幻冬舎文庫)
余裕があったら、タイ北部のチェンマイやミャンマーにも足を運んでみたいと思う。
これらの国は大卒の月給でも2〜3万円しかない安い地域です。タイのバンコクは周辺諸国に比べて物価は高いが、バンコクを離れると周辺国と同様に物価は下がります。
今回の旅の目的は2つです。ひとつはラオスとできればミャンマーに訪れること。この2つの国は市場を開放してまだ数年しか経っていません。機会があったらずっと訪れたいと思っていた国です。他国の資本が流入し、マレーシアやタイのようになる前に行きたいと思っていた。
ミャンマーは一緒に仕事をした知り合いのミャンマー人が何人かいるので、何度か訪れたいと思っています。できれば彼らの実家にも訪れてみたい。ミャンマーはインターネットの旅行者を見ていても、他国に比べてまだまだ未知の国です。
ミャンマーのヤンゴンは急速に経済成長しているが、ヤンゴンを離れるとそこはまったくといっていいほど未開の地です。
ミャンマー人の話を聞くと、かれらの家には電気が通っていません。なので電子レンジや冷蔵庫やテレビ、電話といった、今や途上国でさえどこの家庭でもあるようなものがないのです。日本企業で働くミャンマー人は、優秀な大学に出てITの学校を卒業するが、情報系の学校でさえパソコンがないという。
最初きいたときは冗談かと思ったが本当です。
そんな人たちが、日本のITの世界に入ってシステムを開発します。パソコンを使ったことがないため、システムがどう動くか理解できていないままプログラムします。それでもとりあえず動くだけのプログラムが作れてしまうほど、システム開発は簡単になっているということです。
文字だけでプログラムを組んで、デバッグや評価をしていた時とは時代が違います。プログラムをするだけならそれほど頭を使いません。
逆に便利なサービスが大量に生まれたことで、システム設計はより複雑になっています。AWSなどのクラウドサービスは便利な仕組みですが、設計する側はネットワークに関する広くて深い知識がなければ使うことはできません。
設計は複雑化する一方ですが、最下層のプログラム工程は簡単になるばかりです。
もしもアジアでビジネスを始めるのであれば、ミャンマーを選ぼうと思っている。物価が安いため初期費用が100万円もあれば、日本で1000万円でビジネスを始めるのと同じような感覚で始められるからだ。海外のスモールビジネスで成功失敗が別れるのは、知り合いの現地人がいるかどうかで大きく変わります。
もうひとつの目的は1ヶ月放浪をして、どれくらいお金を消費するのか知りたい。
海外旅行は何度かしたことがあるが、スケジュールがなく国境を越えて複数の国をまたぐのは始めての体験です。1週間の休みしかないため、あらかじめ泊まるホテルも行き先も決まっている。安定収入があるうちは、それほどお金の心配がないためある程度自由に使えます。
いくら物価が安くても、毎日ホステルに泊まり、外食で過ごすことになるため、いくら陸路が安いといえどそれなりにお金が必要になる。どれくらいお金が必要かは、やはり体験してみたいとわからないだろう。
目標は1日1000円、1ヶ月で3万円だけれど、机上の計算をしてもあまり意味はないと思う。
ウクライナに行ってみたい
一度失業手当を受け取るために帰国しますが、その後はまた海外にでるつもりだ。
今のところ次のようなプランを考えています。
・インドを1周する
・ウクライナを訪れる
かつて仕事のために2年間滞在していたインドですが、インド国内はあまり旅行していません。あの有名なタージマハルにも行っていない。理由は仕事でインドにいるとインド人と一緒にいることのストレスで、週末はひとりで部屋で過ごすか、周辺の国外になるからだ。
よくインドは好きになるか嫌いになるか両極端に分かれると言いますが、滞在期間が限られている旅行できたら多少嫌なことがあったら旅の一部として楽しめるが、働くストレスというのは計り知れないものがあります。
今では彼らといい関係を築けているが、当時はストレスで10キロ太る時期もありました。
インドとは仕事関係がない時にゆっくり旅行したいと思っていました。
最近知りましたが、ウクライナはもとから物価が安かったことに加えて、ロシアとEU諸国とのクリミア半島の問題で通貨は大暴落しているらしいです。物価は東南アジアよりも安く、ヨーロッパの街並みや食事を楽しめると聞いたら行かないわけにはいきません。
驚きの物価!ヨーロッパなのに東南アジアより安い!今こそウクライナへ! | keiki*porori
周辺国のベラルーシ、ポーランド、リトアニア、ルーマニアあたりはどうだろうか?チェコやオーストラリアまで行くと日本よりも物価は高くなります。2017年中にいけるかはわからないが、すくなくとも来年は行くことになります。
どこに行くかは、ゆっくりと決めたいと思う。行きたいと思ったところに行かない理由は何もなくなったからだ。
バックパッカーのバイブル深夜特急
もともとはフランス人の彼女が海外に住むことになり、家賃を払わなくていいからという理由で仕事を辞めることになったが、ネットで情報を集めていると行きたい場所がどんどん増えてきます。
彼女が住むところには、1年でどれくらい滞在するのだろうか。。もしかしたら1ヶ月もいないかもしれない。
今年の夏でサラリーマンを辞めます。資産は500万円、副収入は1万円以下、フランス人の彼女に養ってもらうことにした - サラリーマン投資家
最近は、旅行記の本を読むようになりました。
バックパッカーの定番といえば、沢木耕太郎の「深夜特急」だが、海外放浪したいと言いながらも、実は今まで読んだことがありません。
インドに駐在していたときに、駐在先にだれかが置いていった、書籍を映像化したドラマは観たことはありますが本はありません。ドラマは2002年に制作されたもので、大沢たかおと松島奈々子が主演です。第一部は東南アジア、第二部はユーラシア大陸、第三部はヨーロッパが舞台になっています。
ヨーロッパは、ユーロで統一される前、通貨が単一ユーロになる前の話です。
書籍を読まなかった理由は、読んでしまうと仕事を投げ出して海外に飛び立ってしまいたくなるからです。やりたいと思っても金銭的な理由で実現できないと辛いので、考えないようにしていたからだと思う。
今思うと自分の気持ちに正直になって、どうやって実現できるのか考えればよかったと思う。お金がないというのはやりたいことを我慢することの理由にはならなかった。
現にいま、海外を放浪して好きに生きることにしたけれど、本業以外の収入はほぼありません。以前と違うのは、貯金の残高が増えたのと、ネットでもお金を稼ぐ手段があることを知っているかどうかの違いくらいです。
無駄使いを辞めて1年間お金を貯めれば、すぐにでも実行できたはずです。
ということもあり、最近は旅行記の本を読みあさっています。
深夜特急も6巻セットでまとめ書いしました。全冊で1400円、1冊230円です。何でいままでこの本を読まなかったのか自分でも理解できません。
他には、「珍夜特急」というのも読んでいます。インドのコルカタから、ポルトガルのリスボンまですべて陸路でバイクで走行します。Kindleで読み放題対象です。
夜に本を読んでいると、ワクワクして夜眠れなくなってしまいます。