セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

東京の介護福祉派遣の時給が1800円を超えていた

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以前、東京の学生アルバイトの時給が1100~1300円という記事を書きましたが、派遣の時給も同様に高騰しているようです。

 

 

介護福祉の派遣の時給は1800円です。1日8時間、週休2日でフルタイムで働けば、総支給28万8000円になります。

 

これは他の地方都市では起きていません、東京だけが顕著に表れている現象です。

 

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少子高齢化、若者の仕事離れで労働力が不足し、働きたい人よりも働いてもらいたい業者の割合が多いため、ここ数年で自給が上昇していると考えられます。

 

労働力が減ることを考えるとしばらくこの現象は続くのかもしれないし、近い将来労働力を確保するために、政府は本格的に移民を検討するかもしれません。

 

どちらに転ぶかはわかりませんが、移民を受け入れるのはまだまだ時間が掛かるので、少なくとも数年はこの現象が続きそうです。

 

日本のブラック労働環境の問題は、労働力不足が原因で解決するかもしれません。

 

介護福祉

派遣介護士 時給1800円|介護職・介護士・ヘルパーの悩み相談・質問掲示板|けあとも

 


東京と地方は別の国である

 

地方から東京に移り住んできて思う事だが、地方と東京は別の国として考えた方がいいと思う。物価、多様性、社会インフラ、貧困問題にしても、地方とは状況が違いすぎるからです。

 

平均年収が600万円超える東京と、平均年収が350万円しかない青森を同じテーブルに乗せることは無理です。

 

地方で安い給料で企業に摂取されるくらいなら、思い切って東京に出て高時給の派遣やアルバイトで仕事をした方が、収入は安定し、時間の余裕が生まれます。

 

たとえば、地方だとITエンジニアのような技術職でも大卒で月給が20万円というところが多いですが、厚生年金、社会保障、住民税を支払った後には、17万円しか手元に残りません。これで定時に帰れるならいいですが、サービス残業をさせられる会社もあります。

 

個人的な感覚でいうと、20代の地方ITエンジニアの月給は20万円、東京で下請け構造の末端で働くITエンジニアの月給は20万円、サービス残業を入れて時給1100~1400円の範囲で働くエンジニアはたくさんいます。

 

今現在、優良企業で将来性のある仕事に就いているのなら、迷わず正社員を選択した方がいいが、そうではないなら正社員にはこだわる必要はないと思う。学歴社会が強い日本社会では一度低賃金で働けば、優良企業で働くことはほぼありえません。

 

1カ月でも働いていない空白期間があると、同じポジションに復帰するのも難しいです。

 

20数万円程度の月収で労働価値を安く売り込むくらいなら、肉体労働でも時給1800円の介護福祉として生きた方が充実した生活が送れるのではないかと思うのは自分だけだろうか。


IT企業で残業時間が60時間、月に240時間働いた場合、同じだけの時間を時給1800円で働いたとすると、額面は43万2000円になる。仕事の対価は需要と供給で決まるということを改めて思い知らされます。

 

もちろん、派遣やアルバイトなどの有期雇用と正社員との一番の違いは、キャリアを積めるか積めないかが重要になります。正社員の場合、転職をすることでキャリアを継続できるし、たとえ会社がつぶれてもキャリアが消えることはないからです。

 

ただ、どれだけの人が生涯ひとつの仕事で人生を終えるのかは疑問に思います。

 

他の業種はわからないですが、ITエンジニアの仕事を見ていると、30代過ぎるころには半数、40代を過ぎると大半が仕事をドロップしたり、別業種に移ったり、地方に帰って実家の農家や別の仕事に就いている人が多いです。

 

自分の場合も、生涯勤めるだろうなと思って選択したITの仕事も、わずか9年間で幕を閉じます。辞めることがわかっていたのなら、今の仕事で消耗するよりも最初から高収入の派遣を選択していたと思う。当時は今ほど好条件な派遣はなかったが、今なら間違いなくそうするだろう。

 

別の業種で働くのであれば、またゼロからのスタートです。生涯続ける仕事に就くというわけでないのであれば、最初から高時給の仕事に就いた方がいいのかもしれません。それを邪魔するのは、本人のプライドだけです。

 

貯めたお金は挑戦する機会を得る

 

地方で実家暮らしをするのであれば別にしても、一人で暮らしであれば、給料の高い東京に移動しない理由はないように思う。多様化が進んだ都市では、他人と部屋をシェアすることで東京の一等地でも安く住むことができます。

 

光熱費、通信費込みを入れると、地方の格安アパートに住むのとそう変わりはありません。社会インフラが充実した都市に住んだ方が利便性は向上します。

 

高時給の派遣で働いて30万円近い額面があるのであれば、贅沢をしなければ月に15万円貯めることも難しくありません。月に15万円貯められると、年間で180万円のお金を作ることができます。

 

貯めたお金で、長期で海外に滞在したり、投資で運用したり、ビジネスの原資にお金を貯めたり、新しいことに挑戦する機会を得ることができます。

 

正社員という肩書にしがみ付き、生活費を支払ったあとは月に1~2万円も残らない、長期でも1週間しか休みがない、サービス残業が多い会社で消耗しているなら十分に考える余地はあります。

 

働く時間も自分で調整できるため、働きすぎるというブラック企業のような問題も容易に避けることができます。

 

働き方の時代が変わった

 

長年言われていることだが、ひとつの会社でひとつの収入に頼ることほど危険なことはありません。にも拘わらず今だにひとつの収入源に頼っている人は多いです。

 

20世紀には20世紀、21世紀には21世紀の時代に合った働き方があります。

 

ひとつの会社、ひとつの収入源に頼る働き方は時代遅れです。

 

とくに、組織で働く若い労働者は一昔前の労働者よりもお金が稼げないことはすでにわかりきっていることのひとつです。同じだけの労力を費やしても、その3分の2も得られないかもしれません。これは個人の能力の違いではなく、日本の経済や人口労働など外部的な要因によるものです。

 

掛けられる労力には限りがあるため、損をしないためにも別の道を探す必要があります。

 

住む場所や時間にとらわれないインターネットや不労所得などの収入と、お金が足りなくなり働きたくなったらいつでも働ける高時給な労働収入を組み合わせた方が合理的で現実的だと思う。

 

時給で働く利点は、時給が高いからではなく、自分が働きたいときにいつでも働けることです。他の収入源や趣味とのバランスを保ちながら柔軟な働き方を選択できます。長期間海外を放浪したとしても、キャリアを喪失することはありません。

 

単純作業の時給だけで1800円も超えてくるような時代になると、そうしない理由の方が逆に減ってしまいます。

 

将来的なキャリアがあり、得られる収入が多いのであれば、長時間労働や長期でも1週間しか休みがない仕事でも耐えられるかもしれませんが、そうではないのなら耐える理由はありません。

 

地方で暮らすメリットはない

 

非正規社員が4割を超えたことで、正規社員以外の労働者が市民権を得るようになってきました。

 

民主主義の社会では、多数派の声が支持されるようになります。

 

社員が大半の時代は、不安定な職に就く人が見下されていましたが、数が逆転すると逆に労働環境の悪い社員の方が見下されるかもしれません。待遇の良い優良企業に勤めている割合は決して多くはありません。

 

今年から東京に移り住んで思ったのは、もっと早く東京に移動すればよかった。街を歩いて高時給のアルバイトを見かけるだけでも考え方は変わります。

 

地方にいるとアルバイトは大概時給700円です。地方に住んでいたら仕事を辞めてバイトをしようと思いませんが、東京にいると生活に困ったら最悪アルバイトで凌げばいいかなと思えます。

 

現在は地方の田舎の格安アパートに住んでいたときと変わらない生活費で、地方に住んでいた時よりも多い収入を得ています。お金の掛からない娯楽はたくさんあるし、利便性も高いし、出会いも多いしで、生活環境が向上しました。

 

実家があるという以外で、今後地方に住むことはもうないだろうなと思いました。セミリタイア後は、物価の安い海外を拠点にするか、東京を拠点にするか、実家に帰るかの3択です。

 

都会からの補助金や税金まみれの地方で暮らすメリットはないです。

 

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