気になったことがあったので、調べてみました。
サラリーマン全体の平均年収は414万円ですが、20代、30代はどれくらいもらっているのだろうか。400万円を超えるのはどれくらいいるのだろうか。
転職サービスDODAさんのデータです。転職サービスに登録しているサラリーマンの平均なので、多少高いかもしれません。
20代と30代の年収
・20代の年収
平均値343万円 中央値320万円
300万円未満:33%
300万円台:39%
400万円台:19%
500万円台:6%
600万円台:2%
700万円台:1%
800万円以上:0%
・30代の年収
平均値458万円 中央値420万円
300万円未満:12%
300万円台:25%
400万円台:27%
500万円台:17%
600万円台:10%
700万円台:5%
800万円台:2%
900万円台:1%
1000万円以上:1%
中央値でみると、20代で320万円、30代で420万円とあります。感覚として33歳あたりから、400万円を超えてくるのでしょうか。
20代で400万円以下の層は72%、30代では37%とあります。
20代で400万円に達しなかった人も、30代になると半数は400万円に到達するようです。厳しい現実としては、残りの半数は39歳になっても400万円に到達することができません。
年収400万円とは
この400万円という金額ですが、個人的にはかなり大きな金額だと思っています。
平均年収が400万円の場合、手取り年収は320万円です。これをひと月に換算すると26万6千円になります。
地方で車を持たない生活をしていると、それなりの金額が毎月に手元に残ります。
会社に毎日出社するだけで、26万円もの大金を決まった日に銀行口座に振り込んで貰える。
自分でお金儲けをしたことがある人ならわかると思いますが、これってめちゃくちゃすごいことですよね。
年収400万円でさえハードルが高い
ありがたいことにわたしは今の会社で年収400万円に到達することができました。
これは自分の能力ではなく確実に会社のおかげです。おそらく、大学を卒業してからの1社目、2社目の企業では、どれだけ必死に頑張っても到達していなかったと思われます。
たかが400万円と思われるかもしれませんが、凡人のわたしにはここまでくるのでさえ色々と高い壁がありました。20代のときは、仕事の専門書を読んだり、ビジネス書を読み漁ったり、英語を必死に勉強していました。
しかしながら、それが会社の給料に結びついたかというと、そうだとは思っていません。結局、会社から頂ける給料は自分の能力よりも、会社の経営に依存するのかなーと思っています。
どれだけ個人の能力をあげても、会社が儲かっていなければ給料って上がらないですよね。逆に、たいして処理能力が高くなくても、業績が右肩上がりなら給料も上がっていきます。とくに20代って仕事を学ぶ大事な時期を過ごしますが、仕事ができる人もできない人も、同じ会社だとそれほど給料は変わりません。
最近はサラリーマンの収入に期待するのは良い意味で諦めることにしました。
年収400万円でも手取りで月に26万円も頂ける、500万円だと月に33万円にもなります。
自分でいうのもなんですが、そんな価値のある仕事はしていません。
お金を稼ぐのが難しい時代に求められること
今の時代、若い人たちは40代、50代のサラリーマンより、給料をあげるのが難しくなってきています。
日本の人口は減少し始めたし、経済成長は見込めないし、超高齢化社会で税負担も増します。
彼らの倍努力しないと同じ金額を稼ぐことはできないのかもしれません。
ネットでちょっと検索するとネガティブな話ばかりです。
「労働者の40.9%が年収300万円以下」
「非正規社員の割合が4割超え(90年代は2割)」
こんな話ばかりでは、社会に出る前から不安でいっぱいになります。
日本経済の全体のパイが縮小し、企業自体も儲かりにくくなっている中、個人の給料をあげるのはとても難しいです。公務員が成りたい仕事1位にランクインするほど、不安定な世の中です。
今の時代、豊かな人生を送るためには会社の給料に頼らず、多少収入が減ってもやりたいことに邁進できた方が、人生の満足感は高いように思われます。