最近本業の仕事が忙しくなったのと、ブログに使う時間が増えたので、本を読む時間が自然と減ってしまいました。セミリタイアしたら、世界を旅をしながら1日中投資に関する本を読むというのが目標です。
年末は1週間仕事が休みになるので、ひさしぶりにゆっくりと実家で本を読もうと思っています。連休はたいがい、海外旅行に行くことにしていましたが、節約のために今年は実家でゆっくり過ごします。
株は「逆張り」がおもしろい、実践で勝つ技術
内容紹介:
逆張り投資の名手・小林正和が、高値づかみ、安値たたきを嘆く個人投資家に贈るホントの本音のメッセージ。ある程度経験を積んだ個人投資家のために実戦株式投資法、勝つために絶対必要な知識を伝授する。
私の投資手法の原点になっています、もう一度年末に読み返すつもりです。一時的な業績悪化で暴落した株価が、少しずつ回復しているところを見ると、今のところは成功しているといえるのかもしれません。
長年株式市場を見てきた著書によると、プロ顔負けの好成績をあげる投資家の特徴を以下のように語っています。
「大きな成功をしているのは、人気株に業績の一時的悪化や悪材料が出て高値から何分の一かに値下がりした後をじっくり買い下がって、業績の好転や好材料出現を待つという長期投資をする人」
株式投資で普通でない利益を得る
内容紹介:
本書の著者は60年も前に、投資で成功するためにMBAなど必要ないことを証明しています。今では当たり前のように語られています。
・会社訪問をしたときにする質問
(「まだ同業他社がしていないことで、御社がしていることは何ですか」)
・周辺情報利用法
・株を買うときに調べるべき15のポイント
・投資界の常識に挑戦(「安いときに買って、高いときに売れ」には同意できない)
・成功の核
・株の売り時(正しい魅力的な株を買っておけば、そんなときは来ないかもしれない)
・投資家が避けるべき5つのポイント
・大切なのは未来を見ること
(最も重視すべきは、これからの数年間に起こることは何かということ)
銘柄を選択するさいに為になるようなことがたくさん書かれています。
実は世界一の投資家、ウオーレン・バフェット氏もこの著者の熱心なファンです。
バフェット氏は、著者のフィッシャー氏とは投資スタイルが異なるとしながらも「私はフィル(・A・フィッシャー)の熱心な読者であり、あなたにも彼の著書をお勧めします」と推奨しています。
著書の中でフィッシャー氏は、企業の財務諸表を凝視するだけでは十分ではなく、企業のマネジメント態勢について評価する必要があると述べています。
人と企業はどこで間違えるのか?成功と失敗の本質を探る「10の物語」
内容紹介:
ウォーレン・バフェットからビル・ゲイツに渡され、
20年間読み続けられた最高のビジネス書
1991年、ウォーレン・バフェットと出会って間もないころに、ビジネスについてのお気に入りの本を推薦してほしいとお願いした。
するとすかさず、ジョン・ブルックスの『Business Adventures』だ、との答えが返ってきて、「私が持っているのを送るよ」と言ってくれた。
その書名もジョン・ブルックスの名前も一度も聞いたことがなかったが、興味をそそられた。
ウォーレンが私に貸してくれてから20年以上、そして最初に出版されてから40年以上がたつが、この本は私が今までに読んだ中で最高のビジネス書であり続けている。
「gatesnotes THE BLOG OF BILL GATES」2014/7/12より
ビルゲイツはこの書について
「完璧な商品や計画、プレゼンテーションが存在しなくても問題はない。その代わり、計画を正しく導き、実行させる正しい人材をおく必要があります」と語っています。
事業計画ばかりに時間を使っているサラリーマンには耳が痛い話になるのではないでしょうか。
人間の本質は時代と共に変わらないので、同じ失敗はまた別の場所で誰かがします。失敗から学ぶことはとても成功するためにとても重要です。失敗談を本から学べることほど有益なことはありません。
投資家のヨットはどこにある?プロに騙されないための知恵
※Kindleの読み放題対象でした
内容紹介:
昔々のものがたり。
おのぼりさんの一行が、ニューヨークの金融街を見学させてもらっていた。
一行がウォール街にほど近いバッテリーパークへやって来ると、ガイドのひとりが停泊中のすばらしいヨットの数々を指さして言った。
「ごらんください。あそこに並ぶヨットは、みな銀行家やブローカーのものですよ」
気のきかない田舎者がこう聞いた。
「お客のヨットはどこにあるのかね?」
このジョークは、投資の世界ではリターンが不確実であるのに対して、コストが確実にあることを的確に象徴したものだ。
これは、「投資家のヨットはどこにも見当たらない」というのがこの本の本質です。そして、なぜ見当たらないのか?その理由をユーモラス溢れる話で語っています。
バフェット氏はこの書籍について
「これまでに書かれた投資に関する本の中で、最もファニーな内容である。テーマに関する多くの重要なメッセージを軽いタッチで解説している」と称賛しています。
マネーと常識
内容紹介:
「多くの投資家にとって、なぜインデックスファンドが最高の選択肢なのか?
その理由をボーグルが明快に示してくれた」(ウォーレン・バフェット)
数ある投資信託のなかでも、すべての銘柄に平均的に分散投資するだけのインデックスファンドがアクティブ運用ファンドを凌駕するリターンをあげ続けているのはなぜか? その秘密を解き明かしながら、株式投資を含めた資産運用全般に通底する原理・原則をわかりやすく解説する。
結局のところ、普通の人々にできることは、業者の手数料や税金として消えてしまう無駄なコストをできるだけ抑え、市場(=すべての企業)が生み出した利益のうちの正当な取り分を獲得することにほかならない。そして、その手段こそがインデックスファンドによる長期投資なのである。
バフェット氏は、フィナンシャル・アドバイザーに助言を求めるよりも前に、まずはこの書籍を読むべきだと語っています。
しかし、バフェット氏は以下のように語っていることからもわかるように、インデックス投資自体には懐疑的です。
『ブリッジであれチェスであれ銘柄選別であれ知恵の競争をしている時に、「考えるのは時間の無駄使いだ」と相手が教えられていること程、有利な条件は考えられるだろうか?」』
そのバフェット氏が勧めるインデックス投資の本とは非常に興味深いです。