セミリタイアしたサラリーマン投資家
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既存電力会社に続いて、新電力会社も福島原発事故の賠償をする

 

福島賠償に新電力も3兆円分共同負担へ

福島賠償 新電力も負担へ | 2016/12/4(日) 9:53 - Yahoo!ニュース

 

経済産業省が、東京電力ホールディングスの福島原発事故の賠償費用の3兆円を、電力自由化で参入した新電力にも負担させることを決めました。

 

記事の内容によると、大手電力会社と新電力の双方が負担する、送電線の利用料に上乗せして回収するとあります。

 

電力株ホルダーからみると、とても有難い処置ですが、少し政府はやり過ぎなのではという気がしています。ちょっと社会主義国家のようだなと思ってしまいました。

 

福島原発に対して、原発を持つ電力会社が負担するのは、理解できますが、これを新電力会社にも負担させるのは、ちょっとどうなんでしょうか?

 

株の格言に「国策に売りなし」とはあるように、まさにその通りのことになりましたが。

 

ここまで大手電力会社が政府に保護されるのであれば、電力会社は民間企業というカテゴリに入れない方が良い気がします。国営企業としてであれば、なんの違和感もありません。

 

結局、電力自由化とは、政府と電力会社の建て前だったことを、政府自らが認めるようなものです。やはり、送電線を大手電力会社が管理する限りは、電力自由化とはいわないですね。

 

どちらにしても、最終的には電力を使う消費者が負担することに変わりはないですが、ニュースを見てびっくりしました。

 

大手電力会社、新電力会社を通して国民に負担させるのであれば、さっさと原発を動かして、そのお金で補填した方がいいのではないでしょうか。

 

まあ、原発を停止したデメリットを国民に丁寧に説明すると、それはそれで選挙戦に勝てないという話になりそうですが。

 

国民から理解を得るために、回りくどいやり方をされると、結局損をするのは国民です。原発を動かすための安全審査など、ムダなプロセスを経ることで余計にお金が掛かっています。

 

原発に積極的に反対している人たちも、原発を停めても動かしても、事故のリスクは何も変わらないのだから、動かしながら順番に安全審査をした方が、いいのかなと思いますが。

 

結局、今審査している原発の大半は稼働することになります。

 

個人的には、大手電力株に投資しているおかげで、利益を得ることができますが、社会全体でみれば、経済的に何もメリットがないなと思います。

 

そもそもは、原発をすべて停止するという、政策を取った民主党政権が悪いわけですが、なんかここまで、政府が強制力を持つのを見るとちょっと嫌気がさします。

 

新電力会社はあくまで、電力自由化で参入してきただけなのに。。

 

預金封鎖も現実には、ないだろうなとは思いつつ、先の事はどうなるかわからないなと思いました。

 

まあ、このニュースのおかげなのかわからないですが、電力株が上昇したので良かったです。有難いことに政府がこういうスタンスなので、電力株はやはり損することはなさそうです。