リアルでネットビジネスを教えている人に、そもそも何を書いて良いのかわからないと言われました。
ブログに書くことであれば、自分が書きたいことを自由に書けば良いですね。とは言っても文章を書くことに慣れていないと、何を書けば良いのか悩みますけどね。ブログなら将来の目標とか、その日の出来事とか何かしらあるのではないでしょうか。それでも思い浮かばなければ無理してブログをやる必要はないですね。まぁ書かないことには一生書けるようにはならないけど。
アフィリエイトであれば自分が書きたいことではなく、相手が知りたいことだけを書く必要があります。書きたいことがない人は、実はアフィリエイトの方が向いているのではないかと個人的には思います。ブログの罠は自分が書きたいことばかりを書いてしまい、一向に稼げるようにならない事だからです。
相手が知りたいことはネット上のツールを使えば、うまい具合に可視化できるので、実は書く内容についてそれほど困ることはないです。次のことをするだけでユーザーが知りたい情報だけを書けるようになります。
1.サイトのテーマを決める
2.キーワードを設定する
3.キーワードの候補を知る
4.ユーザーが知りたい情報を相対的に確認する
書きたいことを書かないために
まずはサイトの大まかなテーマを決めます。あとはそのテーマとASPの紹介したい商品を選定して、キーワードになるワードの候補をいくつか決めてしまいます。キーワードさえ決めてしまえば、あとは何を書けば良いかはツールとグーグルエンジンが教えてくれるからです。
ちなみに選定したキーワードはカテゴリとして使用しても良いですね。
例えば、「リゾートバイト」をテーマにするとします。リゾートバイトというワードにどれだけ潜在的な需要があるかは、キーワードプランナーを見れば数値化してくれます。そして、リゾートバイトについてどのような情報を知りたいかは、キーワードの候補を列挙するツールを使えば網羅的に確認できます。
ここに出現するワードは、すでにユーザーが過去に検索したワードになるの、ユーザーが知りたい情報がそのまま表示されているわけです。
リゾートバイト おすすめ
リゾートバイト 短期
リゾートバイト 沖縄
リゾートバイト 1週間
リゾートバイト 海外
リゾートバイト 相部屋
ユーザーは答えを知りたくて検索するわけですから、何を知りたいかは簡単に想像がつきますよね。検索したユーザーが知りたかった答え、新しい発見、潜在的な欲求を満たすことができれば、グーグルからも高い評価を得て上位表示されるようになります。
また、実際にキーワードを検索してみたら、検索エンジニアが"相対的に"どのような評価を与えているかも同時に知ることができますね。結果ユーザーが知りたいと思った答えだけを記事にすることができます。
ブロガーなんかの声を聞いていると「個性だ」とか、「あなただけの」とか、「心に響く」とか言われる方が多いですが、アフィリエイトでは一切不要です。
新しい観点や独自の視点で書きたがる人もいますが、そういう内容は特に必要ありません。入れるにしても記事の最後のまとめに入れるか、体験記事という枠で自由に書くのが良いですね。「新しい視点=ユーザーが知りたいこと」ではないからです。
ユーザーに寄せるという考え
このような感覚は、お笑い芸人やミュージシャンにも近い感覚だと思っています。
例えば、お笑い芸人は最初自分たちがやりたいネタで一生懸命笑いを取ろうとしますよね。でも、笑いを求めている舞台の観客は、芸人たちの自己満足で斬新な笑いが欲しいわけではないですよね。
売れる芸人は、舞台に立ち観客の反応を確かめながら、自分たちが何を求められているのかを具体的に探ろうとします。逆に売れない芸人は、観客は自分たちの笑いのレベルに合わないと批判をします。
長期でテレビに出続けている芸人なんかは、外国人のタレント枠がいま空いているからチャンスだという言い方をしますが、良くテレビの向こう側の需要や自分たちの供給について理解しているなと感心します。
一発芸人なんかは、ブログでいうとブクマみたいなものでたまたま当たっただけなのですぐに沈静化しますよね。彼らは需要が見えているわけではないので。田舎に移住したブロガーの方はずっと当て続けていますが、これはこれで別の才能だと思います。
ミュージシャンもこれに近い感覚があると思っています。最初は自分がやりたい音楽だけを追求しますが、これでは生活ができないと思ったときに、テレビの向こう側の視聴者にうまい具合に寄せていきますよね(ヘビメタやハード系ではなく、バラードやヒップホップなど)。
よくコアなファンとかは昔の方が良かったと言いますが、コアなファンだけでは食べていけない現実があるからですよね。自分が表現したいものだけで食べていける、本物のカリスマ的な存在はどの分野でも全体の5%もいないと個人的には思います。
ネットビジネスも同じで、何を求められているかを知りユーザーに寄せて行く必要があります。そしてそれが市場を見る目だったり、変化が激しい世界で動向を察知する能力だと思っています。
まとめ
何を書けば良いのかわからないというのは、アフィリエイトではある意味チャンスだと思います。多くの人は自分が書きたいことを書き続けるという罠にはまっているからです。確かに書きたいことを書き続けるのは楽ですよね。副業だし生活するには困らないですからね。
しかし、それでお金が稼げるかどうかは全く別の話です。ブログの初級者などの書籍で「書きたいことを毎日書け」というのは、稼げない人を量産している大きな功罪なのではないでしょうか。