セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

時給2500円のテストエンジニアという選択肢

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以前は派遣というと、不安定で給与が安いというイメージしかありませんでしたが、業界の人材不足を理由に状況は大きく変わりつつあるようです。

 

もしも次に働くとしたら、という前提で求人を見ることがありますが、予想以上にIT派遣の時給が高くてびっくりしています。しかも開発者ではなくて評価者というポジションです。これなら前職の経験を活かしながら、時間給で効率良くしかも楽に働くことができるかもしれません。

 

「ソフトウェアジョブズ」というテストエンジニア専門の求人票を見ていると、時給は安くても2000円、高いものだと3000円、平均して2500円前後で紹介しています。

 

時給「2500円」で計算すると1日8時間働いた場合、月給は「40万円」になります。残業時間がほぼゼロでこの給料です。もちろん、業績による賞与がないという点は考慮しなくてはいけませんが、それでも年収換算で「480万円」になります。

 

「開発者ではなく評価者で残業なし年収480万円て...」

エンジニア派遣の時給が高騰している

参考:月55万円稼げるテストエンジニア派遣!【ソフトウェアジョブズ】

 

SEをしていたときに仕事自体にはそれほど不満を持っていませんでした。むしろシステム開発は楽しいと思っていたくらいです。この仕事に不満を持っていたのは、プロジェクト次第で労働時間が長くなり、労働時間を自分の力だけではコントロールできないことです。

 

昔は熱意を持って仕事をしていたつもりでも、いつからか早く帰ることを目標に仕事を頑張るようになりました。仕事を早く終わらせるつもりで出社しても、周りも同じことを考えて働いているとは限りません。

 

順調にシステム開発が進むことは稀で、労働時間は様々な要因が重なり増えていきます。

・他モジュールの開発が遅れる

・他社が開発したシステムのバグで作業が進まない

・クライアントから仕様変更が頻繁にある

・そもそもスケジュールがタイトだった

・開発が進むと想定外の技術課題がある

・開発メンバーのスキルが低い

・海外の開発拠点に伝えたつもりが伝わっていなかった

・ふたつのプロジェクトを掛け持ちすることもある

 

テストエンジニア派遣のメリットは、成果物に対して直接責任を持つことはないのでプロジェクトが炎上しても定時に帰れることです。派遣労働は時間給なので労働時間が増えると、クライアントが支払うコストが増えます。そのため、余程のことがない限りは残業が慢性化することはありません。

 

時給が1500円以下の正社員はたくさんいる

IT業界にいると、時給1500円以下で働くエンジニアは結構たくさんいます。特にキャリアが評価されるようになる前、20代前半だと給与が安い割に労働時間も長いので、働けば働くほど時給が安くなります。

 

月給30万円でも100時間残業したら、時給は「1200円」に届きません。まぁここまで残業時間が長いところはかなり珍しいですが。

 

実力主義といわれるIT業界ですが、なんだかんだ企業に対する貢献度で給与は決まります。やはり長く勤めている人の方が給与は高いのは間違いありません。

 

若い人たちは正社員でいることの社会的な地位と、将来経験が蓄積するにつれ給与が上がることを期待しているのだとは思いますが、それでも見返りとしては多くないように思います。

 

ちなみに上がっているのはIT派遣だけではありません。都内のアルバイトの時給も急騰しています。

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参考:アルバイトの時給動向をグラフ化してみる(2017年)(最新) - ガベージニュース

 

自分が20代前半の頃

わたしが20代前半の頃は、客先常駐で残業代がつかないところで長時間労働をさせられていました。正社員とは名ばかりで実際には派遣と何も変わりません。また、派遣先と自分の会社には中間マージンを取るだけの企業もあります。

 

毎日14時間くらい会社にいました、たぶん時給に換算すると1000円前後。半年後にはこの職場を去りますがかなり過酷な現場でした。

 

評価だけの派遣で時給2500円と聞くと、時代は変わったんだなと思います。派遣やフリーランスは不安定というデメリットがありますが、人材が足りていないという状況下では追い風が吹きます。

 

長期契約の正社員は給料が上がりにくいですが、短期契約の派遣やフリーランスの給料は上がっていきます。 

 

1日2万円、月に40万円

20代でこの業界に入ったときに、時給1500円で正社員を目指すか、それとも時給2500円で派遣やフリーランスの道があると知ったらどちらを選択するでしょうか。正社員といっても客先常駐ばかりで、実際には派遣みたいな働き方をしている企業もたくさんあります。

 

雇用が不安定なのは避けらないですが、定時に帰れる強みを活かして、キャリアアップのための勉強時間を確保したり、サイドビジネスを育てることもできます。

 

1番良いのは客先常駐せずに自社開発でき、かつ定時で帰れて待遇も良い企業ですが、そんな優良企業て中々ないですよね。あったとしても、求人の倍率も高く優秀でないと入社するのが難しいです。

 

本業だけに依存せず副収入を持つこと、生涯働き続けるわけではないこと、この2つを割り切れているのであれば、派遣やフリーランスの方が得する可能性もあります。

 

正社員が良いか派遣やフリーランスが良いかは、どちらが優れていてどちらが劣っているということではありません。それぞれ特性があるので、個人のライフスタイルに合わせて選んでいくものです。

 

個人的にはこのテストエンジニアという求人を見て結構ありだと思いました。時給2500円で1日働くと2万円になります。これで毎日定時に帰れるなら結構大きいですよね。月収にすると40万円、年収にすると480万円になります。

 

まぁ評価者の仕事で本当にこれだけ貰えるのかどうかは確認しないといけないですが。

 

参考:月55万円稼げるテストエンジニア派遣!【ソフトウェアジョブズ】