パリの郊外で1ヶ月過ごした部屋
サラリーマン時代からずっと試してみたかったことがあります。
すでにセミリタイア を送っている先輩がブログや書籍で何度も言っていたこと
「仕事を辞めても別の収入が発生するようになるからお金は減らないよ。だからセミリタイア に資産がいくらあるかはあまり重要ではない。」
この言葉が印象的でずっと頭の中に残っていました。仕事を辞めてから6ヶ月、ある程度この答えを自分なりに出すことができました。ちなみに自分が仕事を辞めると決めたときに、本業以外の収入は「5千円」もありませんでした。
仕事を辞めてからのお金の流れ
2017年の7月に仕事を辞めてから、自分の資産は次のように推移しています。
【2017年資産】
7月、595万円 → 退職
8月、561万円
9月、567万円 → フランスのパリへ
10月、560万円
11月、541万円 → フィリピンのセブ島へ
12月、567万円
7月に退職したけれど、この月は5年以上使い古したマックPC(23万円)を買い替えたり、格安SIMに乗り換えるためにスマホ端末(10万円)を一括で支払いを済ませたりと出費が多かったです。
しかし、8月以降はそれほど減っていない。9月から2ヶ月間フランスに滞在し、11月からセブ島に留学していたことを考えると、むしろ8月から12月にかけては資産が増えていることに驚きます。
実際に自分で仕事を辞めて生活してみて思ったことは、
「普段の生活費がいくらか?」
「実家など有効活用できる資源がないか?」
「仕事を辞めた後にどういう生活を送りたいか?」
という条件は人によって違うけれど、それでも資産を減らさないで生活すること自体は難しくはない、という結論に達しました。
というのも、サラリーマン時代は毎月安定して給料が支払われるので思考が停止しているけれど、お金を稼ぐ方法は世の中に驚くほどたくさんあるし、実家など活用できる資源を利用すればお金を使う機会を減らすことができるからです。
実家がなくても、地方に移動し家賃2万円以下で暮らすセミリタイア の方もいるので、これは個人の選択の問題です。
6ヶ月間の猶予期間
十分な収入がない人が仕事をやめるときに1番の焦点になるのは、生活費を上回るためにどれくらい時間的な余裕があるか、ということです。仕事を辞めた後も、生活水準を落としたくない人はそもそもセミリタイア に向いていません。
極端なはなし、生活費がほぼ掛からない実家があり、退職後も海外や国内を旅行したり、散財しなければ1年のうちにビジネスを育てれば十分生きていけます。1年間ひとつのビジネスに集中し、生きていくだけのお金を稼ぐのは決して難しくありません。
自分の場合3ヶ月海外を旅行する予定があったので、手軽にお金を稼げる方法がないか探していました。ブログやアフィリエイトだと稼げるようになるまで長い時間が掛かります。そこで見つけたのが、自己アフィリで自分に報酬を発生させるやり方です。
自分は、サイトを構築しながら気分が乗らない日は、自己アフィリでポチポチおこずかい稼ぎをしていました。ネットとパソコンだけで実は結構簡単に稼げるんですよね。このお金で3ヶ月間の旅行費は楽に稼げました。旅行中も資産を減らないで過ごせたのは、自己アフィリのおかげです。
もちろん、これは短時間の高時給アルバイトみたいなもので、何度も使えるわけではありません。他にしっかりとした収入源を作る必要があります。
まぁそれでも、自己アフィリだけで「30万円」は稼げるし、3ヶ月後には失業手当もあるし、生活費を稼げるようになるまでの猶予期間としては十分過ぎるほどあります。仕事を辞めてからも月に「10万円」の生活費が必要という方でなければ、イージーゲームだと思います。
サラリーマンに使っていた時間を全て自分のビジネスに回すことになるので、最低限生きていくだけのお金を稼ぐ事自体は難しくありません。
家族を養うだけのお金を稼げるか?
自分が生きていく分のお金を稼ぐのは難しくないですが、仕事を辞めて自分で生活していくにあたって1番の問題は、家族を養っていけるほど十分に稼げるのかということです。
ここから先はもう人それぞれというしかありません。根気よく続けていけば稼げるようにはなるだろうけど、高い上昇志向が必要になります。サラリーマン時代よりもたくさん働くことになるかもしれません。一生懸命頑張ったからといって必ず到達できるとも限りません。
それでも、サラリーマンのように時間を切り売りしてまた働きたいとは、個人的には思わないですが。
まぁ理想を言うと、本業の仕事をしながら副業で稼げるのが1番良いですが、仕事で疲れた後も歯を食いしばって作業することになるので、これも結構辛いですよね。自分の場合、仕事で疲れた後も必死に副業するのが、なんのために辛い思いする必要があるのかわからなくなり諦めました。
独り身なので、別にそこまで苦労しなくても良いわけです。
ここで言いたかったことは、仕事を辞めても自分が食べていくだけならそれほど難しくないので気構える必要はないと言うこと、家族を養っていけるほど稼げるかどうかは、個人の力量次第、それはサラリーマンでもなんの仕事でも変わらないと思います。
収入が安定しているサラリーマンでも年収300万円台であれば、収入を増やすために転職するか、アルバイトをするか、副業するか、何かしら行動しないといけないので。