セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

プログラミングを学んでクラウドワークスで高時給(2000円以上)の案件にトライする

f:id:eyasu2008:20171011232520p:plain

クラウドソーシングの普及によって、場所や時間に縛られずにフルタイムの仕事から解放される自営業者やフリーランスが増えてきた。しかし、良いことばかりではなく、負の側面も目立ち始めている。

・労働力の叩き合い

・単価が低い仕事しか請負えない

・フルタイムで働いても月に20万円余裕で届かない

・ワーカーの平均時給は300円以下

・クライアント(依頼主)の質が悪い

という声を聞く機会が増えた。

 

クラウドソーシングとは直接関係ないが、ネットでオンラインプログラミングについて調べていたらこんな記事を見つけた。

 

クラウドワークスで稼いでいる40代主婦の方が、プログラミングスクールで学んだ知識を活かして、高時給の案件にチャレンジするという内容だった。記事ライターや写真、デザインよりもプログラムを駆使した方が単価は高い。

 

クラウドワークスについては現役でエンジニアをしていた頃から、良い印象を持っていなかったが、どのような案件があるのか調べて見る事にした。

 

結果オンラインプログラミングの講師など、高時給の案件が見つかり思ったよりも悪くないなと思った。

クラウドソーシングとは?

f:id:eyasu2008:20171013003036p:plain

クラウドソーシングとは、クライアント(企業)がネット上に依頼したいタスクやサービスを投稿し、不特定多数のユーザー(フリーランス)に仕事を依頼する仕組みを指す。群衆(Crowd)、業務委託(Sourcing)を組み合わせてクラウドソーシングという。日本で普及しているクラウドソーシングは2つある。

 

【ランサーズ】

2008年からサービススタート、国内で最大規模。依頼件数の多いものは、「デザイン制作」「ライティング・ネーミング」「システム開発・運用」「Web制作・Webデザイン」の4カテゴリ。

 

【クラウドワークス】

2012年からサービススタート、ランサーズに次いで規模が大きい。主にエンジニア、デザイナー、ライターなどが集まるサイト。クラウドワークスのサイト内には、アプリ開発、バナー制作、ホームページ作成、ウェブデザイン、コピーライティング、コーディング、ロゴ作成、データ入力など幅広いジャンルの案件が集まっている。

 

ランサーズの報酬額は、依頼総額は1602億円(2017年)を超えるほど急成長し注目されている分野だ。

 

会社組織に縛られず、裁量権を持って家に居ながら自由に仕事をしたいと思っている人は多い。朝から満員電車に乗り込む、顧客や上司から無理難題を突きつけられる、毎日残業して家に帰る時間は遅い、クラウドワークスを利用すればこんな生活から抜け出せる可能性があるのだ。

 

オンラインプログラミング講師

 「クラウドワークス 」の公式ページに飛び、仕事を探すから検索窓に「PHP」と入力してところ、次のような高時給の案件が一覧に表示された。会員登録しなくても案件は参照できる。f:id:eyasu2008:20171012231854p:plain

 

案件の中で自分が一番興味を持ったのは、オンラインスクールのプログラミング講師だった。スカイプを使って初心者にプログラミングを教える、そのため、海外に居ながらでもお金が稼げる。しかも時給単価は2〜3000円と高い。

f:id:eyasu2008:20171012232129p:plain

IT業界に9年間居た身としては、フルタイムで働く選択肢はないが、バイト感覚で働けるなら面白い案件だなと思った。もちろん、応募しても実際に採用されるかどうかはわからないが。

 

プログラミングは、小学校の必修科目に入れられたことで最近注目を集めている。すでにクラウドワークスでお小遣い稼ぎをしている主婦の方が言うように、プログラミングを習得し高時給の案件にトライするのは有りかもしれないと思った。 

 

クラウドワークスの負の部分

クラウドワークスのサービスが開始した当初は、フリーランスや主婦、フリーターから高い評価を得ていた。しかし、ある程度普及した現在では、利用者からデメリットも語られるようになってきた。

 

冒頭でも挙げたように、価格競争が厳しすぎて労働力の安売りが横行している点だ。

 

例えば、WEBライターの文字単価は0.1円、3000文字の記事を納品しても収入は300円にしかならない。ユーザーは文字を起こす実労働以外にも、クライアントの要望を確認したり、必要であれば修正もしなければならない。アルバイトよりも安い時給で働く事になるのだ。

 

クラウドソーシングのエンジニアからの評判

以前からWEBライターに関しては悪い評判を聞くが、実はエンジニアにとっても良い噂を聞かない。

 

クラウドソーシングは当初、エンジニアやプログラマーにこそ最適だと言われていた。理由は、 IT業界は派遣や下請けなど仲介業やエージェントが多い、そのため、ネットを通して直にプログラマーに発注し、余分なマージンを迫まないことで、依頼側と実装者がWin-Winに慣れると期待する声があったからだ。

 

人月80万円で元請けから受けた仕事が、実際に手を動かす末端プログラマーが受け取る頃には30万円以下、ということがザラにある世界だ。

 

しかし現実は期待する程の効果はなかった。

 

それもそのはずで、信頼もない顔の見えない不特定多数に仕事を振るということは、炎上して問題がある訳あり案件か、誰にでもできる仕事を細分化してネット上にバラ売りしているだけに過ぎない。

 

不特定多数のタスクをネット上で依頼する事によって、現実の単価よりも何倍も安くななる上に、プラットフォームを提供しているクラウドワークスが20%の手数料を取ってしまう。

 

自分も現役でエンジニアの仕事をしていた頃から、クラウドソーシングで仕事を取るようになったら終わりだと思っていた。

 

似たようなサービス、海外に仕事を依頼するオフィショア開発でドットコムのようなものがあるが、請け負う企業は労働力を切り売りする赤字ギリギリの企業しかない。

 

優秀な企業は信用力に価値をつけるので、労働力を切り売りするところには来ない。

 

クラウドソーシングの正しい使い方

 

クラウドソーシングを批判する声は多いが、そもそも使い方が間違っているような気がしている。

 

クラウドソーシングは、本来英語圏の先進国がインドやフィリピンなどの発展途上国に仕事を依頼するために作られた。これなら物価が安いところで仕事を請けても問題は生じない。同じことを日本語圏だけの閉じた世界だけで実現しようとするから不具合が生じるのだ。

 

東京で時給1000円で働いたら生活は苦しいが、物価が半分の地域で働いたら時給は倍の価値になる。仕事を発注する側もリスクを取って不特定多数に仕事を発注しているので、不利な案件だと思ったら辞めてしまえば良いだけだ。

 

また、仕事を発注する側も顔の見えない相手に仕事を振るというリスクを背負っている。割に合わないと思ったら途中で投げ出してしまえばいい。そうしないと質の悪いクライアントばかり残って、フリーランスが損をすることになる。

 

割に合わない仕事を請けたプログラマーが、文句を言いながらも仕事を投げ出さずに最後まで完遂するところを見て、これこそがIT業界の大きな問題のように思えて仕方がない。

 

フリーランスになることのメリット

クラウドワークスのプログラム関連の案件を覗いて思ったことは、自分に合う案件を見つけることができたら、月に5万円程度なら楽に稼げるんじゃないかと思った。

 

本業の仕事を辞めてフリーランスになることのメリットは、複数の収入源を得ることである。収入源をひとつに絞るメリットはないし、一つのことに集中する必要もなり。

 

 

アフィリエイトの収入で5万円、株などの不労所得で5万円、肉体労働で5万円、合計で月に15万円稼げれば良いと思っていた。ここに、クラウドワークスの案件を追加するのも悪くないなと思った。