セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

なぜ社会人は英語が習得できずに挫折してしまうのか?

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英語や留学関連のブログを見ていると、大学生やフリーター、仕事を辞めたワーホリ経験者たちが、どうやって英語を効率良く学んだかということを紹介しているページを良く見かける。

 

彼らの勉強法は参考になるが、社会人が彼らと同じ方法で英語を学ぼうとしても同じように上達できない。仕事が忙しい社会人は根本的に時間がなく、勉強するだけの時間が確保できないからだ。

 

語学の学習はそれほど難易度は難しくない。日本企業で働く外国人は日本語がペラペラな人が多いが、語学が堪能だからといって優秀という訳ではない(利益をあげられる訳ではない)。アメリカやヨーロッパにはアフリカやアジアからの移民が多いが、現地で数年生活すれば彼らも英語や現地の言葉を話すようになる。

 

社会人の自由な時間が限られている以上、「何をやるか」ではなく「何をやらないか」を考える必要がある。学生のときの習い事は足し算でいいが、社会人になったら引き算を覚えなくてはいけない。

 

英語を学ぶために自分が切り捨てたことは以下の3つだ。

・TOEICのテスト対策

・単語の暗記

・文法やライティング

なぜ社会人は途中で挫折してしまうのか?

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何か新しいことを身に付けたいと思ったら集中できる環境を作って夢中で取り組んだ方がうまくいく可能性は上がる。集中して取り組むと短期間で上達する、上達しているのが自分でわかると勉強が楽しくなる、楽しくなるから夢中になる、というスパイラルが生まれる。

 

筋トレやダイエットが続かないのは、身体の変化が現れる前に辛くて途中で辞めてしまうからだ。たとえ成果が目に見えるまで続けられたとしても、予想外のタイミングで仕事が忙しくなり止むを得なく中断してしまう。

 

週末に参考書を読み漁ってモチベーションを上げても、平日に仕事が始まるとキープするのは難しい。オンライン英会話を始めても、睡眠時間を削るほど仕事が忙しくなると継続することは物理的に難しくなる。

 

英語学習に必要な事

英語学習で必要な事を挙げると沢山ある。TOEICや英検のテスト対策、文法、発音の矯正、単語の暗記、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング、これら全てをこなすことは社会人には物理的に無理だ。

 

十分に時間が確保できる学生であれば、全てを取り組むことは難しくない。

 

学校に向かう途中で単語の暗記やリスニング、授業がないときにTOEICや英検の勉強、家に帰ったあとや週末はライティングやリーディング、2ヶ月の長期連休を利用して海外留学、国内にいても外国人と交流を持てるバイトやイベントに参加できる。勉強した成果を留学で発揮できて、英語を勉強する仲間と楽しく過ごすことができれば、帰国してからもまた楽しく学ぶことができる。

 

留学したときに出会う大学生の英語レベルは、社会人や仕事を辞めて留学した人達よりも高い。

 

TOEICや英検で高得点を取れば、就職活動にも有利に働くのでモチベーションに繋がる。社会人で英語ができても職務経歴がないと評価されないが、経歴で評価されない学生は他の就活生と差別化できる。

 

社会人と学生は根本的に違う

学生と同じように英語を勉強しても社会人には不利だ。平日は1日の8時間を仕事だけで消費してしまう。8時間ならまだいい方で、家から会社までの通勤で往復2時間、残業が多い会社ならプラス4時間仕事のために使う。1日の中で自由に使える時間は限られている。

 

学習時間を捻出するために通勤時間や昼休みを利用すればいいが、仕事は体力や精神を消耗するので、できるなら業務時間以外に疲れることはやりたくないと思うのが心情だ。

 

朝早く起きて勉強するとその日の仕事に影響が出る、週末に勉強すると友人や家族と一緒に過ごす時間を犠牲にする。また、社会人は本業の勉強もしなくてはいけないし、リスクヘッジのために副業もしなければならない。

 

英語ができるようになったからといって、直接仕事に結びつくとは限らない。本職に繋がらなければ給料は増えない。そして本職繋がるケースというのはそれほど多くはない。

 

学生のように平日は好きな事を勉強して、週末は思いっきり遊ぼうというわけにはいかない。学生の頃の感覚で勉強しようとすれば挫折する可能性はより高くなる。

 

やらないリスト

人によって何を目的に英語を勉強するかでやらないリストの内容は変わる。自分の場合は、外国人と話せるようになりたい、海外で仕事をしたいと思っていたので、それを基準に考えら次のことを切り落とした。

・TOEICのテスト対策

・単語の暗記

・文法やライティング

 

TOEIC対策は、具体的にこの点数以上ないと役職に就けない、海外赴任に申し込めない、入社したい企業の採用条件にあれば勉強した方が良いが、そうでないなら無くても実は困らない。

 

実際に業務で英語を使う企業の面接をしていると、大半の企業はTOEICなんか参考にしていない。例えば、外国人が日本企業の面接に来た時に日本語検定のレベルを聞くだろうか?面接者がどれくらい日本語ができるかはある程度会話すれば把握できる。

 

TOEICよりもビジネスで英語を使った経験があるかを基準にしている。自分が過去に見て来た中で、TOEICや英検を必要以上に頑張りすぎたせいで挫折してしまった人は多かった。

 

単語の暗記は苦痛の割に効果がないから辞めた。学生の頃数学が得意だったが、数式は暗記しようとして覚えたことはない。どうしてこの公式が当てはまるか考えたら暗記しなくても頭に残るからだ。

 

興味がある特定の分野の英文を読んでいたら、同じ単語は何度も出てくるので、その時に覚えることにした。

 

文法は会話するだけなら中学英語を身につければ十分だった。高校生が勉強するような内容は日常で使わないから辞めた。ライティングも重要だと思ったけれど、仕事で使うようになれば自然に上達するものだと思い辞めた。

 

英語学習のまとめ

逆にやらないといけないことは、苦痛を感じずに楽しく学べる方法を優先して行う。オンライン英会話で毎日フィリピン講師と会話したり、海外ドラマを英語字幕で見る、経済など興味のある記事を英語で読む事が自分にはストレスがなく合っていた。また、外国人が多く住むシェアハウスに住むと自然にモチベーションが上がる。

 

英語に限らず、社会人になって新しい事を学べる人は引き算を理解している。学生と違い圧倒的に時間が足りないので、そうしないと継続できないからだ。また、無理に苦手な事に取り組まずに、自分が好きな事で勝負している人が多い。

 

あれも勉強している、これも勉強しているというと聞こえは良いが、なんでもかんでも手を付けると失敗する可能性が高くなる。

 

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