セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

【フィジー英語留学の本当の魅力】3ヶ月滞在した経験者がメリットとデメリットについて語る

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 英語留学というとまず真っ先にフィリピン留学が思い浮かぶ。実際にフィリピンは、非英語圏に関わらずニュージーランドに次いで語学留学する人が多いほど認知度が高い。

 

確かにフィリピン留学は、マンツーマンクラス、授業料の他に滞在費、食費が含まれてお得だが、フィジーにはフィジーにしかない楽しみがある。フィリピンよりも先にフィジーに留学した身としては、フィリピン留学は刺激が少なくて物足りなかった。

 

短期間で効率良く英語を上達したいならフィリピンを選択するが、純粋に海外での滞在を楽しみたいなら自分はフィジーを間違いなく選択する。

フィジー留学のメリット

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フィジー人は底抜けに明るい。フィリピン人も陽気でフレンドリーだと言われるが、フィジー人ははるかに上回るほど陽気だ。町を歩いているだけで笑顔で話しかけられる。世界幸福度ランキングで1位を獲得しているが、実際に住んでみればその理由を納得できる。

 

日本や先進国、成長著しい新興国のようなストレス社会とは無縁の生活をしている。

 

フィジーは文明社会から取り残されていると思えるくらい何もない。だからこそ日本や先進国では味わえない体験をすることができる。

 

トイレもシャワーも水道もタンクに水がなくなれば出ない。

温水はタンクの水を太陽で温めるだけ。

バスには窓や扉がない。

家に暖房や洗濯機はない。

夜になると大量に虫が侵入してくる。

夜は街灯がなく治安も悪いのでタクシーなしにはどこにも行けない。

夜空いているクラブやバーは町に2〜3件しかない。

食べ物は不味く、日本のものが手に入らない。

国道と呼べるような道路は島に1本しかない。

線路はあるけど電車は走っていない。

コンビニや便利なスーパーがない。

街灯が全くないので暗くなると星が綺麗。

人が死んでも気にしない。

庭にゴザを引けばすぐにパーティが始まる。

 

フィジーでの留学生活

 フィジーに滞在したのは3ヶ月だけだったが、大学生活の4年間よりも留学生活は楽しかった。自分が滞在したのはラウトカという町、首都のスバ、国際空港があるナンディよりも栄えていない場所だったので、より現地に近い生活をすることができた。

 

当初はエンジニアの仕事を辞めて、本気で英語を勉強するつもりで留学したのだが、気がついたらその陽気な雰囲気に飲まれてしまう自分が居た。結果的にこれで良かったと思っている。真面目に英語を勉強したければフィリピンに行けばいいし、英語を上達することが目的なら日本に居ても十分可能だ。

 

英語は留学した当初は全く話せないレベルだったが、3ヶ月の滞在で日常会話程度ならできるようになった。現地フィジー人や学校で数人しか居ない韓国人と仲良くなったので、周りの留学生よりも上達できた。

 

遊ぶ場所がないので、その日に今日は何をするか留学生とダラダラと話すのが好きだった。フィジー留学生の半分はホームステイだったので、留学生のホームステイ先によく遊びに行っていた。陽が明るいうちからテラスでお酒を飲み始め、フィジー人家族や留学生と一緒にお酒を飲む。

 

ホームステイ先もある程度回ったら、町に2つしかないバーにお酒を飲みに行く。現地のバーは入り口があるが、そこを超えると野外で公園のように広がりフェンスで周りが囲まれている。フェンスの先は海が広がり開放的な場所だった。バーと言ってもあるのはビール瓶くらいだ。キッチンはあるがコックがいないことが多く食べ物は他の店から持ち込む。町には語学学校がひとつしかないので、別のクラスでも留学生がいたら大概話しかける。

 

週末はフィジー人講師の家にバーベキューをしによく遊びに行った。広い庭にゴザを引き20人くらいがあぐらを書いて座る。フィジー人はギターを持ってきて歌い出す。

 

晴れた日のフィジー

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学校の帰り道

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ホームステイ先の近くの家、毎日テラスでお酒を飲んでいた。丘の上にあったのでテラスから町を見下ろせる。

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町のBar、入り口を超えると公園のようなところで海が広がる。

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週末に出かけた欧米人に人気がない静かな離島。

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留学生のホームステイ先の家族

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留学生のホームステイ先の家族が、ヤサワ諸島のチケットが売れずに余ったからと格安で3泊4日のクルージングに招待してくれた。f:id:eyasu2008:20170921230212j:plain

 

フィジー留学のデメリット

フィジーは日本の学校しかないため留学生は日本人しかいない。そのためクラスの時間以外では日本語が飛び交うことになる。グループレッスンしかないため、自分から発言できない人は英語が伸びない。実際に2〜3ヶ月滞在して日常会話すらできずに帰国していく人もいる。

 

フィリピンで優秀な学生は欧米のコールセンターや韓国や日本資本の語学学校で働くが、フィジーで優秀な学生は近隣の物価が高いオーストラリアやニュージーランドに行く。そのため、フィジー人講師は英語ができるけれど優秀というわけではない。

 

一人あたりのGDPは日本22位に対して、フィジーは95位と日本の7分の1しかない。そのため、小さな町で日本人が生活しているとスリや引ったくりに合う可能性が高い。

 

裕福な日本人がハネムーンや正月休みでハワイに行くように、オーストラリアやニュージーランド人がフィジーのリゾート地へ訪れる。そのため、町を離れて離島に行くと物価は先進国並みに高い。 

 

フィジー留学のまとめ

フィリピン留学とフィジー留学を比較している留学サイトをよく目にするが、フィジー留学は全く別物なので比較してもあまり意味がない気がする。

 

英語を効率良く学びたいならフィリピン留学の方がいいが、一生に一度しかない経験ができるのはフィジーだ。機会があればまたフィジーに留学しようと思っている。

 

フィジーにいると資本主義社会は間違っていると思えるくらい素敵な場所だった。