インドの商業都市ムンバイ
海外に渡航するときに必ず携帯しなければならないものがいくつかあるが、「変換プグ」はそのひとつだ。変換プラグは国や地域ごとに異なるので、その地域に合わせて準備しなければならない。
海外旅行が趣味になった当初は、旅行に行くたびに渡航先のプラグを調べて電気屋さんでその地域に合ったプラグをその都度購入していた。
マルチタイプの変換プラグを準備しておけば、地域ごとに変換プラグを買い揃える必要がないので楽になる。
最近は変換プラグといっても多くの種類があるため、以下の基準で選択することにした。
・マルチタイプ(全世界対応)のもの
・値段が安価なもの
・持ち運びに便利なもの
・付加価値が付いているもの
変換プラグの他に「変圧器」は必要か?
変換プラグを選択する前に、「変圧器」に付いて知っておく必要がある。
基本的に海外で日本製品の電化製品を使用する場合、電源を差し込むために必要な「変換プラグ」と、電圧を調整するために「変圧器」が必要になる。
変換プラグについて
日本と同じAタイプのアメリカ、カナダ、韓国、台湾、フィリピンであれば変換プラグなしでもコンセントに差し込むことができるが、それ以外の地域では利用することができない。
変圧器について
また、日本の家電製品は100vで設計しているが、海外はほとんどの地域で100vではない。海外の電圧は110v-240vが大半だ。変圧器を使わずに電圧が合わないものを使用すると、家電製品の故障や発火の原因になる。
では、海外旅行に変圧器も必ず必要かと言われると、これはYesではない。
最近の家電製品(デジカメ、パソコン、スマホ)は変圧器を内臓しているものが多く、そこまで気にする必要はない。パソコンやスマホなどの家電製品は世界中のマーケットで販売することを前提にしているため、当たり前といえば当たり前かもしれない。
ということもあり、日本の100V電圧じゃないと使用できないという製品は多くはない。ただ、ドライヤーやヘアアイロンなどの安価な製品は事前に確認しておいた方がいい。
製品の電源のところに「100-240V」と記載されているものは使用できるが、そうでないものは変圧器を使った方がいい。
サスケ3/スモーク NTI-89
このプラグの特徴は9つの可変パターンに対応していることだ。形状もシンプルで重量も軽い。 (プラグの組み合わせで9つの電源に差し込むことができる)
■仕様
定格:6A/250V
本体サイズ:50Wx104Hx19Dmm
本体重量:50g
コンパクトで軽量だが、価格が2750円と高めなのが少し気になる。
uvistar 海外旅行用充電器
この変換プラグの特徴はUSB端子が付いていること、変圧器にもなること、またLEDインジケータとフューズが付いているので過電流を防止してくれることだ。
過電流の防止は、電流が不安定な途上国には割と重宝される。
日本いると感じにくいが電流が不安定な地域は結構多い。例えばインドにいると突然電気が大量に流れて電球から火花が出て発火することもある。これは地方だけではなく、ムンバイやデリーなどの大きな都市でも発生する。
帰宅する時はその都度、パソコンの電源を抜かないといけない。
発火まではいかなくても、電気が突然大量に流れると接続してる家電製品に負担が掛かり寿命を縮めてしまう。もしも長期で電流が不安定な地域に滞在するのであれば、この変換プラグを購入した方がいい。
ZZHdd 世界対応マルチプラグ
変換プラグの機能しかないが、今回はこれを購入することにした。理由は、軽量でコンパクトサイズだけれど世界のどこにでも対応しているマルチプラグ、110v-240vまでの電圧地域で使用できる、他の製品と比較して価格がダントツで安いからだ。
重量は100g、アマゾンのプライム価格(配送料込)で680円で購入できた。
まとめ
最近の変換プラグを見ていると、付加機能が付いたプラグたたくさんありどれを購入するか迷ってしまった。USB端子や変圧器が内蔵していたり、重量が重くなるけど差込口が3つ合ったりと多種多様だ。
最終的に決めるのは自分の用途に合ったものを選択するのがいいと思う。
もしも出張で決まった地域に短期間しか行かないのであれば、1番シンプルなOタイプの変換プラグだけでもいい。その場合、200円以下で購入することができる。
自分の場合は、生活の場を海外に移すので全世界に対応したプラグが必要だった。また、カフェや図書館で作業をすることが多いので、持ち運びできるコンパクトなもの、使用する電化製品はパソコンとスマホくらいしかないので、差込口はひとつあれば十分だった。
機能が色々付いているものは便利だけど、その分重量が重くなるし値段が高くなる。シンプルで安価なものが欲しかったので最終的に、ZZHddを選択した。