セミリタイア生活を初めて40日が経った。最初の1ヶ月を東京のシェアハウスで過ごし、現在は実家に移動してから早10日が過ぎた。
実家でも生活もそろそろ板に付いてきた。最近は図書館で過ごし、午後からスポーツジムに行く、夜は家族と団欒というのが習慣になりつつある。
実家生活は快適とは言わないが、衣食住が揃っているのでお金が減らない。1ヶ月もここに滞在するとブログ飯を簡単に達成してしまうから怖い。
最近の生活費、1日ゼロ円
実家に移り住んでから以前にも増してお金を使わなくなった。と言うかお金を使うタイミングを完全に失ってしまった。滞在費ゼロ、3食飯付きと非常に快適な実家ライフを送っている。いつまで使えるワイルドカードかわからないが、当分は大丈夫だ。
両親は共にまだ現役で働いている。母親を職場まで送っていけばクルマが自由に使える。送った後にそのまま図書館に行く、午後は疲れたら家に帰るスポーツジムに行く。
水もコーヒーもペットボトルに入れて自宅から持参する、最近はランチの弁当も作ってもらうようになった。元々、父親も母親も弁当を用意しているので、自分の分も一緒に作ってもらっただけだ。
午後は2日に1回の割合でスポーツジムに行くが、市が運営しているため2時間使用して200円と格安だ。夕方は母親の迎えに行き、帰ったら湯船にゆっくりと浸かる。夜は7時前には母親が作った豪華な夕飯を食べる。酒は毎晩飲むわけではないが、多いときは日本酒を5合くらい飲む。寝る前はYoutubeを見てダラダラ過ごす。
8/18(金)、スポーツジム200円、ランチ350円
8/19(土)、0円
8/20(日)、スポーツジム200円
8/21(月)、0円(予定)
最近の出費をまとめるとこんな感じになる。
サラリーマン時代から、水、コーヒー、お酒、タバコを買わなければもっと早く働かない生活を送れていたんだなと後悔している。
地方の実家で働いていれば
実家に住むという選択肢は自分が思った以上に破壊力があった。過去に戻って人生をやり直したいとは思わないが、今の考えを持ったまま実家に住み働くことを選択していたらもっと違った結果が待っていたかもしれない。
手取りが20万円しかなくても、毎月18万くらい簡単に節約できてしまうのである。年間200万くらいなら簡単に貯めることができる。この生活を10年間続ければ2000万円作ることができる。
職場まで自転車で通えればクルマを買わなくていいし、電気代、通信費、家具は家族とシェアし、家の掃除や家事は分担すれば、安く手間を省き生活できる。節約ばかりの生活が楽しいとは思わないが、仕事を辞めることや世界1周することを目標にしていたら、効率よくお金を貯められただろう。
サラリーマン時代のある時期、実家とは全く関係ない地方に住み、毎日夜遅くまで働き、家に帰ってから自分で食事を作り、1人で食べるという生活を4年間送った。1人で部屋や家具を占有することで無駄にお金を払っていた。
大概の地方にひとりで住む給料が安い独身者なんて、月の給料は家賃などの生活費やクルマの維持費、賞与は欲しくて買えなかったモノと長期連休の旅行費で消えてしまう。既婚者は、賞与の使い道が住宅ローンに変わり、自由がなくなるだけである。
実家に住んでいるとそんなことをしみじみと考えてしまう。
今後の予定
実家の生活もあと残すところ20日だけである。
来月の11日には深夜バスで東京に向かい、12日の朝には成田空港からフランスのパリに旅立つ。もうそのための片道チケットは取った。パリは彼女が同僚とシェアするアパートに2ヶ月ほど滞在し、11月6日からはフィリピンのセブ島で1ヶ月IT留学に参加する。宿泊、授業料はタダで参加できるからあまりお金は掛からない。
実際にセミリタイア生活を送ってみて思うことだが、生活費はいくらでも安く抑えることができるが、1番のネックは移動費である。東京からパリの片道チケットで5万3000円だった。パリからフィリピンのマニラ行きも同じくらい掛かる。マニラから東京は1万5000円程度で帰れるからいいのだけれど、移動費だけで12万円掛かってしまう。
12万円あれば、実家に滞在したら1年間生活できるだけのお金である。
実家から東京までも新幹線を使えば片道1万5000円、お金がもったいないから深夜バスを使うのだがそれでも6000円程度掛かる。地味に移動費がもったいない。
今回は期間が決まっているのでフランスのパリまで飛ぶが、次回行くときはタイのバンコクから乗り合いバスで1ヶ月程かけてパリまで行くのも悪くないと思っている。アジアからヨーロッパの乗り合いバスは、西洋人の貧乏バックパッカーがたくさん利用するので使いやすいらしい。
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バンコクの最安値チケットは1万2000円だ。飛行機だけで6万円払うよりも何倍も楽しい旅ができそうだ。時間がある人限定だけど、アジアからヨーロッパ行きの最安値も見つけることができるかもしれない。
ただでIT留学を受講する方法
フランスのパリでしばらく生活する理由
セミリタイアして1ヶ月が経った時の話