セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

【薄毛の人必見】シャンプーを辞めると本当に「髪が増える」のか検証中

 

30歳手前あたりから髪を気にするようになった。最初の髪の変化はコメカミから白髪が増えてきたのが始まりで、30歳を過ぎたあたりから徐々にデコ(特にM字)も広くなってきた。

 

親の遺伝でいうと禿げるか禿げないかは50%だと思っている。父親の髪の毛は白髪で完全に真っ白なのだが、60歳手前にも関わらず全くハゲていない。M字ハゲも天辺も進行しない。ちなみに父親は50歳半ばまでヘビースモーカーで、毎晩お酒を飲んでいた。さらに父方の祖父も死ぬまでフサフサだった。

 

対して母親の血筋はM字ハゲが多い。親戚の従兄弟も30代後半にも関わらず頭が禿げ上がっている人が何人かいる。

 

父親の方の血が強ければ白髪が、母親の方の血が強ければM字ハゲ、もしくは両方有りうるかもしれないとビクビクしている。

 

仕事を辞めたことをきっかけに、お金を掛けずに真剣に育毛についても検討することにした。関連書籍を数10冊読み漁っていたら「シャンプーをやめると髪が増える」という書籍を見つけた。

 

1日2回も3回もシャンプーをしていたり、たっぷりシャンプーをつけて5分も10分も洗い続ける習慣があったり、1日1回であっても、その1回に2度シャンプーをしていたりします。ちなみに一般には知られていない、高価で特殊なシャンプーを使っていたりといった人が多い傾向もみられました。あまり人がやらないようなヘアケアを続けている人に限って猫っ毛といわれる、コシのない、細くてやわらかい髪をしていて、薄毛に悩んでいる方が多いようです。

Amazon: シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった!

 

レビューを投稿した人の数は121、平均ランクも4.2と注目度が高いことがわかる。

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育毛や発毛などの薄毛対策を施すために、一般的には高額な治療、高額なシャンプー、高額なサプリメントを考える人が多い、その結果注目度が高かったんだろうと予想できる。

シャンプーを使わない方がいい理由 

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シャンプーを使わな方がいい理由を簡単にまとめると次の通りだ。

・水だけで頭皮の汚れは洗い流せる

・身体は自浄作用を持っているため

・洗浄力強のシャンプーは必要な成分まで洗い流してしまう

・化学物質が赤みやかゆみの原因になる 

・洗髪後に皮脂を大量に分泌させる

・髪の毛が栄養失調で細い猫毛になる

 

シャンプーは頭皮を激しく乾燥させることで細胞の新陳代謝を衰えさせてしまう。頭皮には数多くの常在菌が棲みついているが、この常在菌が皮脂や汗を食べて酸性の物質を代謝している。そのおかげで頭皮は弱酸性に保たれ、雑菌やカビなどの侵入を守っている。

 

洗浄力の強いシャンプーを使うことによって、過剰に頭皮の皮脂を洗い流してしまう。その結果、身体は不足した分を補おうと大量の皮脂を分泌する。その皮脂をまたシャンプーで洗い流してしまうので、また身体はたくさんの皮脂を分泌する。

 

シャンプーを使用した後は脂が洗い流されてスッキリしているが、数時間も経てば脂まみれになる理由が皮脂の大量分泌である。

薄毛の人ほど、朝と夜しっかりシャンプーをしていると言う人は多くないだろうか?

  

髪の毛を健康にするためには栄養を届けないといけないが、皮脂の過剰分泌で皮脂腺が大きく発達していると、頭皮まで栄養を運んでも皮脂線に取られてしまう。そのため、皮脂腺よりも奥にある毛は、常に栄養失調の状態となり産毛のように細くなっていく。猫っ毛は薄毛の最大の理由だ。

 

また、シャンプーには化学物質が大量に含まれているが、大量に頭皮に付けることで頭皮に侵入していく。薄毛の人で頭皮が赤くなっている人が多いのは、皮膚が拒絶反応を起こしているからだ。

 

酸化した油脂は水で洗い流せば落ちるのでわざわざシャンプーを使う必要はないというのが著者の理屈だ。

 

シャンプーの使用は最近のこと

私たち日本人は昔からシャンプーを使っているわけではない。日本でシャンプーが普及し始めたのは昭和40年頃、テレビのコマーシャルで大量に宣伝されてからだ。

 

以前はシャンプーがなくても普通に生活していた。シャンプーが一般的に普及する前は、頭皮が油まみれで眠れなかったという話は聞いたことがない。

 

現代社会ではシャンプーの普及率はほぼ100%である。いつから使い始めのかわからないが、物心ついたときからシャンプーを使っている。1人1ヶ月500円分使用したとして、利用者が1億人いると年間で6000億円の市場規模になる。シャンプーの他にリンスやボディソープ。洗顔剤もある、大半の人は生涯これを死ぬまで使い続けるのである。

 

シャンプーを製造する日本企業は、アジア市場も取り込もうと積極的にPR活動している。

 

テレビを付けてると必ずと言っていいほど美容関連のCMを見る。CMのモデルが実はシャンプーを使わないのが一番良いと宣言したら、2度とテレビで使ってもらえないと言うリスクがある。テレビの収入源はスポンサーで、市場が大きければ大きいほど影響力は強い。

 

最近は犬や猫にもシャンプーを強要する飼い主が増えてきた。自分の実家も月に数回、飼い犬にシャンプーしている。この本を読んだ後だと、人間のエゴは恐ろしいと感じてしまう。

  

洗浄力の強いシャンプーを使うと...

本書を読んでいて、いくつか自分にも思い当たる節があった。実は本書を読む前からシャンプーは使わない方がいいのではないかと直感的に感じていた。

 

キッカケは、仕事を辞めてボディソープと洗顔を使わなくなってからだ。湯船に10分も浸かっていると自然と身体が発汗する。汗と一緒に身体の汚れも表面に浮き出る、シャワーで洗い流せば汚れは綺麗に落ちる。

 

毎日身体をボディソープと布で擦っていると何となくスッキリせず違和感があるが、1週間も経つと何も感じなくなる。

 

同じ理由でシャンプーも必要ないと思うようになった。

 

仕事を辞めて実家に帰った時に、風呂場に置いてある洗浄力の強いメンズ用のシャンプーを使った。風呂上りは頭皮がスッキリして気持ち良いのだが、それから2〜3日も経つと、髪の毛が明らかに細くなり、手で触ると量が4分の1減ったんじゃないか、と思うほどだった。

 

洗浄力が強すぎたせいで、いつも以上に皮脂を洗い落としてしまい、 頭皮に栄養が行き渡らない状態だったと思う。

 

思い切ってシャンプーを辞めてみたら、髪の毛が太くなりコシが出てきたのがわかった。髪の毛が太くなると地肌が気にならなくなる。このあたりからシャンプーを使うことに違和感を持つようになり、本書を読むことでその理由がハッキリした。

 

化学物質に拒絶反応 

自分は肌が弱い体質だったので、化学物質は他の人よりも敏感な方だ。子供の頃は皮膚にアトピーの薬を塗っていた。シャンプーにしても洗顔にしても、肌に合わないとすぐに身体が反応する。

 

ある時期、毎日スポーツジムに行き、サウナ、水風呂を習慣にしていた時があった。その時に頭皮の一部が赤く晴れることが直々あった。ドラッグストアの薬品コーナーに行き、乾燥肌にオススメのシャンプーがないか相談したところ、保湿が強い育毛剤をドラッグストアで勧められた。

 

しばらく使い続けたが、改善する兆しもなかったし、洗髪後に育毛剤を使うと刺激が強すぎて痛みもあったので数ヶ月して育毛剤も辞めた。

 

今にして思うと、サウナで十分に汚れを落としたにも関わらず、シャンプーで頭を洗っていたため、いつも以上にシャンプーの成分が頭皮に浸透し赤く腫れる原因になっていたのでないかと思っている。シャンプーを辞めてからはこの症状は起きていない。

  

一般的に言われる育毛に必要なこと 

薄毛に関連する書籍を10冊程読み漁ってみたが、シャンプーを使わないこと以外で書かれている内容はどれも似通っている。髪を増やすためにはつぎのことを改善する必要があるという。 

・食生活を改善する

・睡眠をしっかり摂る

・タバコを吸わない

・頭皮を柔らかくする

・目を酷使しない

・亜鉛とノコギリヤシを摂取する

 

最後の亜鉛とノコギリヤシを摂る以外は、どれも当たり前といえば当たり前で特別な対策ではない。健康的な生活を送り血行と頭皮の凝りさえ気にしていれば、髪の毛も自然に生えると言う話だ。

 

薄毛対策に亜鉛を勧めるのは、亜鉛はタンパク質が髪の毛になるのを補助するからで、ノコギリヤシは薄毛の原因を引き起こす5αリダクターゼという成分を抑えるためだという。

 

この栄養素の効果は試してみないとわからないが、それ以外の対策はどれも本質的なものではなく効果がないような気がしていた。健康的な食生活や生活習慣でハゲにならないのであれば、薄毛で悩む人はもっと減るはずだ。

 

身体を酷使していた20代の生活

自分が健康を気にするようになったのは、20代のときに仕事で身体を酷使していたからだ。長時間労働で度々話題に上がるシステムエンジニアの仕事をしていた。

 

20代は全くと言っていいほど身体に気を使うことなく生活していた。仕事が忙しいからという理由で自炊せず毎日外食していたし、長時間労働で睡眠時間を削っていても周りの同僚もそうだからと気にしなかった。週末になれば浴びるようにお酒を飲み、お酒が増えると次第にタバコの量も増えた。

 

30歳手前になったときに、コメカミ辺りに増えてきた白髪をきっかけに身体のことを考えるようになった。

 

この業界は男社会で独身が多くストレスが大きい職場だ。少し年上の同僚を見渡してみると、白髪、髪が薄い、中年太り、顔などの皮膚が赤らんでいる人が多く、見るからに不健康そうな外見をしている。自分もいずれはこうなるのかと思ったら何だか虚しい気持ちになった。

 

デスクワーク中心のエンジニアは、寿命を削って仕事をしているようなものだ。

 

まず、長時間労働で同じ姿勢で椅子に座る時間が長いため、身体が凝り固まり下半身が衰える。下半身が衰えると身体の血流が悪くなる。身体を酷使すると動けなくなるが、頭を酷使しても疲労は気がつきにくい。1日中仕事でパソコン画面を見続け、頭を使う仕事なので頭皮が凝り固まり、頭皮まで血流が悪くなる。

 

身体の血流が悪い上に、頭皮まで悪くなるのでいくら食生活を改善しても栄養を届けるのは難しい。

 

結果、目の疲労で頭皮の両サイドに白髪ができるしハゲやすくなる。運動不足で下半身も衰え、代謝が悪くなり太っていく。若い時は代謝がいいので何とかごまかせるが、30代を超えて同じような生活を送っていると一気に身体が退化していく。

 

シャンプーを辞めてからの変化

【3週間経過】

シャンプーを辞めて最初の1週間は、髪の毛がゴワゴワして油ぽい感じが凄かった。シャワーを浴びて洗い落とした後はいいが、翌日目が覚めて髪の毛を触ると不快感がある。

 

3週間も経つと、慣れたせいなのか皮脂の分泌が減ったからなのかわからないが、それほど気にならなくなってきた。ここまで来ると続けるのは難しくない。髪の毛を触っているとフケが出るが、これも次第に減っていくかもしれない。

 

実践しているブロガーの方の記事を観察すると1ヶ月で挫折している人が多かった。途中で挫折してしまう原因は、かゆみやフケ、アブラでギトギトして不快感に耐えられなくなるからだ。中には匂いがキツくなって辞めたという人もいる。確かに毎日外に出て誰かと会う必要がある、サラリーマンや学生は続けるのが難しいかもしれない。

 

3週間続けてみて良かったと思うことは、シャンプーを含めて入浴用品が一切必要なくなったことだ。以前は海外旅行に行くたびに携帯用のシャンプーやリンス、ボディソープ、それから保湿用のクリームを買い揃えていた。地味に持ち運びが面倒だし、毎回購入するのもウンザリしていた。

 

これからはもう購入する必要がないと思うと嬉しい。銭湯に行く際も、タオルだけ持てば後は何も必要ない。

 

細かった毛が太くなって、髪の毛にコシが出てきた気がする。

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【1ヶ月経過】

シャンプーを使わない生活をして1ヶ月経った。このままシャンプーを使わない生活を続けるかどうか迷ったが、週に2〜3回のペースで髪を再びシャンプーで洗うことにした。

 

最大の理由は、1ヶ月ぶりに会った彼女に頭皮が臭いと言われたからだ。

詳細についてはこちらの記事を参照

【シャンプーを辞めると髪がふえる】のか実践検証し、たったの1ヶ月で辞めることにした理由

 

Amazon:シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった!

 

著者は、髪と同様に肌のために化粧水やクリームなどのスキンケアも必要ないという。これも同時に検証している。

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