セミリタイア生活が始まって10日が経った。毎度のことでサラリーマンの方には申し訳ないがやっぱりセミリタイア生活は楽しい。
まぁそうは言っても自分の場合、十分な資産、収入がある状態でセミリタイア生活に突入したわけではないので、羨ましいと思っている人はあまりいないと思うが。
仕事を辞めた最初の週の平日は、中国から帰ってきた彼女と一緒に過ごし、週末の3連休は旅行に行ったため、本格的にセミリタイア生活を満喫し始めたのは今週からだ。彼女は再び中国に戻った。
少しずつだがライフスタイルが定着しつつある。
仕事ではなく労働をしていた
今のところ2つくらいライフスタイルのパターンがある。前の日よく眠れて朝から集中力が高いときと、寝不足で頭が働かないときで違う。
06:30、起床
07:00、カフェに行きブログ
16:00、買い物して帰宅
17:00、湯船に浸かる
18:00、自由時間
22:00、就寝
頭が朝から冴えているときはカフェに行きブログを書いたり、ネットサーフィンしたり。集中力が切れるまで続けるのだが、ランチを取らずに夕方まで続けることもある。時間に換算したら9時間も没頭していた。
9時間というと、会社に出社して働く時間とそう変わらない。けれど、働いているという実感はないので苦にならない、集中していたらもう4時かという感覚だ。
ビジネスといえるほど、収益があるわけでも立派なことをしているわけでもないのだが、自分のためにする仕事は楽しい。
今していることは全て将来の自分の糧になることは間違いない。
ブログを書き続けることで、ネットビジネスや収益化、文章を書き自分を表現する場を作ることができる。ブログである程度成功体験を積むことができると、ネットビジネスに詳しくなる、文章がうまくなるとアフィリエイトでも成功しやすくなる。
ブログを書き記事を積み重ねると、電子書籍を発行するときのベースにもなる。
ブログ、アフィリエイト、電子書籍で稼げるようになると、株式に投資する元金を作ることができる。株式を増やすことができれば不労所得が増え、働かなくてもお金を得られるので時間が買えるようになる。
今していることは全て将来に繋がっている。だからこそ飽きずに楽しむことができる。本来これが仕事だということに最近気がついた。自分のためにならないものはただの労働に過ぎない。
サラリーマン時代に仕事だと思ってしていたことは仕事ではなく、ただの労働だった。サラリーマンとして働くことで得られたこともたくさんある、海外勤務やIT、英語、外国人の知り合いができたこと、間違いなく貴重な経験をすることができた。
けれど会社に居て働いていた労働は、全て会社のための労働だった、自分の時間を切り売りしていただけに過ぎない。このために費やした時間や労力は自分の財産にならないからだ。毎月固定給をもらう事で、誰かがやらないといけない労働をこなしていただけに過ぎない。会社を辞めた途端に、着々と積み重ねていたと思っていたものはゼロなのである。
会社にアウトプットを提供することで、毎月固定給をもらっていた。
通勤中のサラリーマンを観察
前日寝不足で頭が働かないときは、午前中から身体を動かすことにしている。昼寝して頭が働くようになったらカフェに行って作業をするが、そうでなければ海外ドラマを見るか本を読むかリラックスして過ごす。
06:00、起床
06:30、散歩、スポーツジム
09:30、自由時間&昼寝
12:00、ランチ
13:00、カフェに行くか読書
18:00、自由時間
22:00、就寝
最近マイブームになっていることは通勤中の覇気のないサラリーマンを眺めることだ。サラリーマンが出勤する時間に合わせて、神田や秋葉原の駅に向かって散歩する。駅から降りて職場に向かう彼らと、駅に向かう自分はちょうど反対方向に進むことになる。彼らを見る事で幸福度が増す自分がいる。
かなりゲスい事をしているという自覚はあるが、ポズティブな意見を述べると、辛かったサラリーマン時代の気持ちを忘れないようにしたいと思っている。まだ、サラリーマンを辞めて10日しか経っていないのだが、徐々に過去の記憶が薄れつつある。もうずっと前からこんな生活をしていたように感じるから不思議だ。
まだセミリタイア生活を楽しむことができているが、いつの日かこれが日常になってしまい何も感じなくなるのが悲しい。
サラリーマン時代の記憶が美化される前に、9年間のサラリーマン時代を振り返った記事も書きたいと思っている。
通勤中のサラリーマンを眺めることで、辛かったときを思い出すことができるし、自分はいかに恵まれているか感じることができる。そうすると彼女に感謝できるし、1日1日を大切に生きようと思えてくる。彼女のおかげでサラリーマン労働から解放された自分は間違いなく恵まれている。
来月には東京を去るのでこの娯楽も来月からはもう味わえない。東京駅、渋谷駅、新宿駅あたりも時間があったら行きたい。
小さい成功体験を積み重ねる
これから当分の目標はスモールビジネスを少しずつ育てることである。小さな収益源を複数持つことでリスク分散することができるし、お互いのビジネスが相乗効果を持つようになる。
ひとつのビジネスで月に5万円も稼げれば十分だ。目標というわけではないが、今年中に3万円、来年には5万円、再来年には10万円稼げればいいと思っている。
理想的な配分はブログで5万円、アフィリエイトで5万円、不労所得で5万円、必要であれば単純労働で5万円稼げれば十分だ。単純労働でも月に5日働けば達成できてしまう。
今していることは次のビジネスにも全て繋がるためモチベーションは常に高い。
ひとつのビジネスで成功すれば次のビジネスでも成功しやすくなる、焦らずにゲーム感覚でひとつずつクリアしたいし、クリアする過程も楽しみたい。サラリーマン時代はひとつ壁を越えるときは、辛い思いをして登りきらないといけないと思っていた。
20代と変わらず情熱を持ち続けるのは難しい
1番大切なことは小さい成功体験を積み重ねて行くことだと思っている。例えば同年代のハウスメイトの日本人で、あれもこれも手をつけてはひとつも成功体験を持つことなく、また新しい事を始める人がいる。
彼は20代のときは日本を飛び出し、海外で英語を勉強するために複数の国にワーホリに行く。帰国後は働くが、お金を稼ぐために株式をやるがお金が稼げない、そうすると次はFXにたどり着く。これもダメだと次は会計士などの資格に走る。毎日仕事をしながら夜遅くまで勉強しているので、どこかで緊張の糸が切れるとこれも諦めることになるだろう。今年いっぱい受からなかったら知り合いが興した会社に勤めるか、正社員の道を目指したいと言っていた。
若いときは海外に行ったり安定を求めなかったが、年齢を重ねたことで公務員のような生き方に心が揺れているという。30歳を過ぎても、20代の時のような情熱を持ち続けることは難しい。20代は好きなことをして遊んだからと、区切りをつけて現実社会に戻ろうとする。
ワーホリ組についていつも思うことだが、彼らは自由を求めて海外に行くが、最終的には安定を求めて以前より固定化された生き方を強いられる。
30歳を過ぎると守りに入る気持ちも十分理解できる。人間の体は20代半ばをピークに身体が衰え始める。子供の時から身体は成長してきたが、それが逆向きにネジが回り始める。デスクワークの仕事が多い運動不足のサラリーマンは身体の衰えに違和感を感じ始める時だと思う。
身体的に変化を感じ老いを感じるようになると20代と同じように新たな道に挑戦しようという気持ちは減っていくだろう。若くして結婚した同年代は5歳くらいの子供がいるし、結婚が遅れた人たちも結婚するようになる。30歳を前にして若い時に思い描いていた情熱は諦めて、今の延長線上で将来を考えるようになる。サラリーマンであれば30歳を超えれば、新しい業種に中途で雇ってもらうのはもう難しいかもしれいない。
より安全な道にすすみたい気持ちが強くなるのは間違いない。自分のように30歳を超えて全く新しい道に足を踏み入れるのは勇気がいる行為だ。
彼は自分とほぼ同い歳なのだが、ゆるい自分と真逆の考え方をしているから面白い。水と油のような関係だと思っているので、あまり議論にならないように当たり障りのない会話をするようにしている。というか必死さが伝わってくるので下手なことを口走らないように注意してる。リアルの世界でも余計なことを言って、相手をイラつかせることが多い。
彼は辛い思いをして一生懸命頑張ったその先に成功があると思っている。自分は一生懸命頑張っても成功できるとは思っていない、頑張れば成功できるほど世の中は甘くない。人は自分の得意な分野でしか成功することができない、趣味のように働ける分野を見つけなければならない。
難易度の高い資格に走るのは自分がしていることに自信がない証拠だ。毎日疲れ切った顔に勉強が楽しくないと書いてある。
自分には彼の生き方に魅力は感じないが、彼にも自分の生き方は理解できないだろう。毎日リビングで横になっている自分のことを内心ではどう思っているかわからない。仕事を辞めて彼女のヒモになるなんてクレイジーだと思っている。
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