セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

辞意を伝えて4時間後には退職してきた、6年間働いた会社を辞めた時の話

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事業部長が東京に来たタイミング、事前にお話がありますと伝えていたので退職の交渉を始めることにした。

 

結果的にこちらの要件を全て呑んで貰い、即日から有休消化をすることを認めてもらい7月末で退職することになった。その日にパソコンや机の周りを片付けて交渉を開始した4時間後には退社した。

 

もう明日から会社に行かなくて良い。

 

時間はまだ昼の3時だったので、シェアハウスの屋上に行き昼から太陽を浴びながらビールとワインを飲んだ。これからもう会社に出社しなくて良いと思ったらそれだけで高揚感で楽しくてしょうがなかった。

 

会社を辞める時は、安定収入がなくなりもっと不安な気持ちもあるのかと思っていたが、思ったよりも穏やかだ。

 

労働者として働くことは今後あるかもしれないが、場所、時間、生活の全てが縛られてしまうフルタイムで働くという選択肢を取ることは自分にはもうないだろう。

 

断ったら空気が変わったが

 

交渉がスムーズに済んだのは、先週プロジェクトの責任者に辞める旨を伝えて、その彼がすぐに事業部長に相談していたからだ。

 

この日の朝に彼と話した時に、8月の連休前まで働いてもらう可能性もあると言っていたのはイラっとしてしまった。前の週にわざわざ呼び出してもう働く意思がないことをはっきり伝えたのである。具体的な退職日は事業部長と相談して決めるが、自分の意思は変わらないので、スケジュールを検討する必要があると。

 

事業部長と面談になった時に、8月の連休前まで働くことは可能かと聞かれたが、「申し訳ないができない」と答えた。さすがにこの時は一瞬空気が変わり険悪なムードになったが、周りと調整するから待ってくれと言われて、この2時間後にはこちらの要件を全て呑んでくれた。

 

他の会社に転職したいというと冷たい態度を取られることはあるが、独立して生きて行くというと世間一般的に結構温かい目で見られる。多分それはこの業界だけではないような気がする。

 

もう少し一悶着あるのかと思っていたが意外と呆気なく終わってしまい拍子抜けした。退職の手続きも直接本社の地方に行く必要はなく、総務と連絡を取り合ってくれれば良いと言われた。こちらとしても地方まで出向くのは面倒だと思っていたので有難い。

 

8月連休前まで働けるかと聞かれた時は交渉が面倒になると思ったが、はっきりとできませんと答えて良かったなと思った。交渉をする前からこちらの主張は聞いてくれるつもりだったらしい。

 

賞与が支給されるまで待ち、もらってから早速退職交渉を始めた自分が現金すぎたかなと思ったくらいだ。

 

辞めるタイミングは良かった

 

結果的に辞めるタイミングが良かったのもある。賞与が振り込まれる前まで待っていたが、それでもまだプロジェクトが本格的に開始する前だった。プロジェクトの途中で抜けると他の開発メンバーに負担がかかったり、作業中の仕事の引き継ぎがあったりと何かと調整が必要だが、プロジェクトが始まる前であればいくらでも調整は効くだろう。

 

仕事は既に受注済みで働いてもらうつもりだったと言われたが、受注内容と開発者の名前がリンクしてあるわけではない。申し訳ないが代わりの人材を探してくださいとしか言いようがない。

 

他社の設計が遅れていたこともありまだ開発は始まらなかった。翌月にはそのプロジェクトを途中で抜け、8月の連休後には次のプロジェクトに入ることも決まっていたが、当然これも影響は少ないだろう。代わりの人材を入れてもらうことになるが、途中で抜けて誰かに迷惑を掛けることはない。

 

基本的にエンジニアは常に何かしらのプロジェクトに配属している。長ければ1年以上のプロジェクトに入ることになる。つまり、今は1年でも何回チャンスがあるかわからない辞職する絶好のタイミングなのだ。もちろん、前回のプロジェクトを終わったタイミングで去るのが一番迷惑をかけないのだが、賞与をもらう前に退社するという選択肢は自分にはない。

 

8月まで働くことはできないと伝えた後、調整する必要があるからと言われ一旦交渉が終わったが、自分のプロジェクトの状況はよく理解しているので、断られる理由もないだろうと思っていた。

 

今やっている仕事は技術調査だが、別に自分がやらなくても良い仕事だ。開発メンバーはもう十分なほどいる。それをわかった上でこちらもすぐにでも退社したいという旨を伝えている。

 

仕事を辞めるにもかかわらず、自分が在籍しないだろうプロジェクトの技術調査と言われてもモチベーションなんて上がるはずがない。

 

円満退社にこだわる必要はない

  

個人的には、仕事を辞める時は後を濁さず退職できた方が良いとは思っているが、だからといって相手の都合に過度に合わせる必要はないと思っている。雇い主と労働者である以上、お互いの意見が一致しない時はしょうがない。

 

狭い業界での転職であれば、今後仕事で顔を合わせる可能性はなくはないが、そうでなければ円満退社のプライオリティは低い。有休消化にしても辞めるタイミングにしても自分が損をしないように会社側にしっかりと主張すべきだ。

 

ちなみに民法でも、辞職の旨を伝えたら最低でも2週間は猶予期間が設けられているが、それを過ぎたらその限りではない。働く意思がないものをいつまでも拘束しておくことはできない。ブラック会社に勤めている人は辞めたくても辞めれないというが、そんなことは全くない。この2週間も有給を使ってしまえば実質出社する必要はなくなる。有給を拒否する権利を会社は持っていない。

 

結果的に自分は周りに迷惑が掛からないベストなタイミングで去ることになったが、もしそうではなかったとしても、申し訳ないが同じやり方をしていただろう。雇い主は急に言われても困るというが、いつ言っても急なことには変わりはない。

 

人の出入りが激しい業界なので去る人をたくさん見てきたが、会社の都合で辞めて行く人が大半だ。相手の期待に応えるのが道理として生きてきたせいか、自分の生き方に反するのかわらかないが円満退社にこだわる人は多い。

 

よく一緒に飲みに行っていた後輩も今年の頭にこの会社を辞めたが、次の会社が決まった後も退職日はプロジェクトが終わる半年後にしていた。おかげで次の会社の仕事が始まるまでの期間は1カ月だけだった。辞める前は少ない給料で毎日夜遅くまで働き、会社や上司の愚痴をよく言っていたのだが、それでも辞めると伝えた後でさえも会社のために献身的に働いていた。普通にサービス残業もしていたし、有給を消化することもなかった。

 

自分なら賞与を貰ったタイミングで可能な限り早く仕事を辞めて、少なくとも2~3カ月は休むという選択肢を取っていただろう。生涯サラリーマンを続けるのであれば、これだけ長い期間休むチャンスは滅多にないのだから。

 

他にも常駐先の契約が切れて自社に帰るタイミングで辞意を伝えて、有給を1日も使わずに辞めるまでの1か月間自社で働いていた社員もいる。この間、周りに合わせていつも通りサービス残業をしていた。その月に辞めるにも関わらずである。

 

自分にはこうした考えはよく理解できない、相手の意向を呑んで円満退社できたら良いに越したことはないがそこまで重要視することでもないと思う。労働者はお金のために働いているのだから、そこは割り切るべきだろう。

 

日本ではお金の損得を考えずに相手のために献身的に働くことが美徳とされている。自分の考えの方が少数だが、だからこそブラック会社が多かったり、いつまで経っても労働条件が良くならないのかなとも思う。もう少し権利も主張した方がいいと個人的には思っている。

 

労働環境が悪いことを訴える労働者は多いが、自業自得だと思っている理由はそこにある。結局のところ、自己満足がそうさせているだけにしか過ぎない。 

 

キンドル読み放題:

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

 

こういう距離感を持っていた方がお互いのためになると思うのは自分だけだろうか。

 

会社には感謝しているが良いことばかりではない

 

自分の主張を全部押し通したにもかかわらず、最後には笑顔で送り出してくれた。この会社にいて辛いこともあったが、最後には思い出が美化されていくから不思議だ。

 

サラリーマン生活が辛かったという記憶も、時間が経てば美化されていくような気がしている。

 

この会社には過去最長の6年間勤めたこともあり、たくさんのことを経験させて貰った。なかでも海外勤務は一生忘れられない思い出になった。この経験があったからこそ、今の自分があると言っても過言ではないと思う。

 

外国人の知り合いもたくさんできた。仕事を辞めたら日本人スタッフとはほぼ縁がなくなるが、彼らとは今後も付き合いをしていくだろう。日本の会社は同じ組織に属しているうちは優しいが、組織から外れた途端大概は疎外になる。その点外国人スタッフは寛容だ。

 

これからは生活の場の大半が海外になる自分にとってはありがたい。

 

この会社に勤めていい面もあったが悪い面も当然ある。会社のためにも社員のためにも長時間労働はやめた方がいい。長い目で見てお互い得をすることはないだろう。自分とほぼ同年代の先輩社員が、新人の子に残業を押し付けているのを見ると悲しくなる。本人は会社のことを考えて教育しているため罪の意識は微塵も感じていない。

 

会社との契約には定時の時間があるわけで、時間外労働をさせてもこの社員がお金を払うわけでもない、相手の大切な時間を潰していることに罪の意識を持つべきだろう。たかだか先輩社員というだけで人の時間を奪う権利はない。

 

自分は若い子に仕事を強制させることはなかったが、この組織に属している以上は自分も同類だと思っている。

 

1週間に1度定時退社日というのが設けられているが、新人は該当しないというルールそのものが企業の腹黒さを感じてしまう。就職活動をしている最中は必死に学生を口説きおもてなしをするが、一度入社させてしまえば途端に態度が変わってしまう。これでは優秀な社員ほど2〜3年で辞めてしまうのも無理はないだろう。

 

キンドル: 会社を辞めて後悔しない39の質問

 

セミリタイア後最初の国はフランス

 

仕事を辞めた直後は不安な気持ちが強いのかと思っていたが全くと言っていいほどない。それよりも明日から何をして過ごそうか考えると楽しくて眠れなくなる。社会人になってからの自分の人生を思い返して見ると、私生活はいつも会社に支配されていた。

 

明日は仕事があるから今のうちにこれをやろうとか、来月は忙しいから本を読むのは諦めようとか、1週間の休みしかないから海外旅行は諦めようとか、そんな人生ばかりを過ごしていた。

 

これからは好きなことだけをして生きていくことができる。辞意を伝えてその次の日から有給を使いたいというのは自己中心的だと思うが、そう思われても何してもいいからこれ以上会社に行きたくないと思ってしまったのである。会社にいてこれ以上無駄な時間を過ごすのが心の底から苦痛になった。

 

どうしてもっと早く辞めなかったのか後悔するくらいだ。

 

自分はかなり恵まれていると感じることが増えた。彼女はよく自分のことを幸運の持ち主だというが、その影響を受けてか自分も良い事ばかりだ。実際に彼女に出会ってから自分の人生は大きく変わった。

 

今のところの予定は、8月は実家に帰り9月と10月は彼女がしばらく住むフランスに滞在することになった。彼女は2年で3カ国働くプログラムが開始するが、その最初の国がフランスになったのである。

 

仕事を辞めたニートがフランスのパリに住んで良いのかという気もしないではないが、まぁ悪くはない。もちろん彼女は自分の国でしばらく生活できることを喜んでいる。

 

その後はフィリピンのセブ島に1ヶ月IT留学に行く。それが終わったらまた日本に戻り失業保険を受給するために3ヶ月滞在することになる。この受給期間が終わればまた、海外に行くだろう。

 

正直楽しみでしかない。

 

仕事を辞めた後は質素な生活をすることを考えていたが、最近はまた考え方が変わってきた。しばらくはお金のことを考えずに気ままに生活するつもりだ。ブログもお金のことは考えず書きたいことを書く。アフェリエイトもそのうち始めたいと思っていが、暇になったらやることにした。

 

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仕事を辞める1番の理由はフランス人の彼女と一緒に暮らすため

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