セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

セミリタイア準備中、かんぽ生命の終身保険を解約したら払戻率は62%だった、20万円ドブに捨ててきた

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今年の夏からセミリタイア生活に突入するため、固定費の見直しをしています。

 

27歳のときから、毎月1万円支払っているかんぽ生命の終身保険を解約しに行ったところ、4年間の支払額は54万円、払戻額は34万円だった。率にすると62%、20万円をドブに捨てたことになる。

 

保険を支払っているのは自分だが、親がもしものときにと掛けてくれた終身保険です、解約ついでに保証内容を聞いてきました。

 

自分が加入していた保険は次の機能があった。

 

・60歳未満で死亡した場合、死亡保証が500万円

・60歳以降に死亡した場合、死亡保証が100万円

・1日の入院保証が最大7500円

・解約払戻金は33〜40年で300万円

 

保険証書は母親が預かっていて、今回解約するにあたり実家から送ってもらった。保険証書に母親の手書きのメモがあり、解約するのに後ろめたい気持ちがあったが、保険の中身を聞いて、これから先も毎月1万円納めたいとは到底思えない内容だった。

 

毎月5万円を目処に生活しようと思っているときに、支払いに見合う金融商品ではない。たとえそうでなかったとしても金額に合うほどの価値はないが。

  

ちょうど郵便局に解約しに行った日は保険料の引き落とし日だった。

 

解約したついでに通帳を記帳するとすでに保険料が1万円支払われていた、1万円のうち3800円が保険会社の取り分、行員たちの給与に変わるのかと思うと腹立だしい気持ちになった。

 

62%という払戻額の低さに40代の行員の女性の方が、投資と違って保険分が含まれているのでどうしても損をしてしまうんですよと、申し訳なさそうに語っていた。

 

 

60歳を超えると死亡保証が100万円

 

昔から保険について調べるのは好きではない。

 

理由は、医療保険、死亡保険、介護保険など保険内容がひとつの商品に複雑にミックスされているため、損をするのか得をするのかわかりにくいからだ。

 

投資の世界ではわかりにくい上に手数料が高い金融商品は敬遠される。その類の金融商品は大概売り手が儲かるように設計されているからだ。

 

なんとなく保険てそんなイメージしかない。

  

27歳で加入した保険を満期の60歳まで払い続けたとすると、総額で400万円近くなる。単純に60歳になる前に死亡した場合、500万円の死亡保証が親族に支払われるので得をするらしい。

 

60歳を過ぎた場合支払われる死亡保証は100万円だけだ。

 

これは得をするのか損をするのかイメージしにくいので、年齢ごとの死亡率を調べてみた。

 

各年齢の死亡率によると、60歳を前に死亡する確率は男性は8%以下、女性は4%とある。男性でさらに若い年代をみると50歳より前では4%、40歳より前では2%である。

 

男女とも60歳になるまでに死亡する確率は10%以下です。そして死亡率が急激に上昇するのは、男女とも70歳を超えてからということがわかると思います。ところが日本で過去に売られてきた生命保険では、60~65歳になるまでの保障が手厚い反面、それ以降は保障が手薄になる商品、設計のものが多いという現状があります。

 

各年齢までの死亡率|保険がわかる統計データ【保険マンモス】

 

若いうちに死亡した方が保険会社は損をするが、可能性としてはかなり低い。日本人の死亡原因はガンが一番多いが、若いひとはそれほど多くない。30代の死亡要因を見ると、ガンで死亡する可能性よりも自殺や事故の方が確率が高い。

 

そうすると40歳前に死ぬ確率は1%にも満たない、100人いれば1人というレベルだ。

 

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データえっせい: 若者の死因構成の変化

 

50歳まで生きる可能性は96%、その頃には300万円近い保険料をすでに支払っている。死亡して200万円返ってきたとしても、それほど得した気持ちに自分はならない。返ってくるといっても、自分が払った300万円+保険会社から200万円が親族に支払われるのだが。

 

起こる確率の割りに、保険会社の負担て少なくはないだろうか。死亡保証のために毎月1万円払うのは割に合わない。

 

もし死亡保証に保険をかけるのであれば、パートナーと結婚して子供ができたタイミングで、インターネットの掛け捨てに入った方がいい。月に1000円程度で入れるものもある。

 

感覚でしかないが、毎月1万円支払って60歳過ぎて死亡したときに親族に死亡保障が100万円しか入らないのであれば自分は損をした気持ちになる。

 

入院保証が最大7500円

 

保険に入る場合、万が一病気を起こしたときの保証のために入る方が多いと思う。60歳未満で死亡する可能性は高くないのでこちらの方が需要は高い。

 

死亡保証以外の特典をきくと入院保証が1日最大7500円と説明された。

 

入院保証で1日7500円と言われても、これも良いのか悪いのか想像しにくい。入院費用の相場がわからないからだ。

 

1日の入院費用の平均を調べてみた。

 

そして、ほとんどの保険会社は相談した際に「1日あたりの平均入院費用」というデータを持ち出してきます。それによると平均費用は1日15000円~20000円かかるとされています。 

入院1日あたりの自己負担額の平均は約16000円とされています。しかし結論からいうとこのデータは参考になりません。なぜなら短期入院を多く含めたデータであるからです。

私たちの入院の約50%は一週間以内に退院するごく短期の入院です。そして短期入院は検査や治療が短い期間に集中するため、1日平均で計算した時の入院費用は高くなる傾向にあります。

たとえば、簡単な手術で3日間入院してトータル6万円の入院費用がかかったとします。

1日平均に換算すれば6万円÷3日=2万円ですが、トータルは6万円なので、このケースはわざわざ医療保険を必要としないレベルの負担です。

 

高額療養費制度を利用すれば医療費の自己負担の上限は月約9万円に抑えられ、1日あたりに換算すると約3000円となります(平均的な収入の場合)

 

騙されないで!「1日の平均入院費用」を正しく見抜くコツ

 

医療費とは別にかかる「差額ベッド代」を換算すると、だいたい5000円とあります。

 

入院費用の保証について詳しく聞かなかったが、入院費とあるので手術代、ベッド代、食事代は別だと思う。

 

保険料の総額400万円支払い、仮に1日の入院費3000円を保証してもらった場合、1333日入院すれば元を取れることになる。もしかしたら入院費用以外にも保証されるのかもしれないが。

 

これも自分の感覚でしかないが、入院保証もあまり得をしないのではないかと思ってしまう。すでに日本国民は公的な保険に入っている、現役世代で3割負担、高齢者は1割負担である。

 

日本の公的保険は世界でも保証が厚い。

 

記事にあるように、保険会社の営業マンに入院代の平均は2万だと言われると不安になる。その場合月に60万円、年間だと720万円の出費になる。これが本当なら払える家はほとんどない。夫婦共働きで働いたとしても、病気になった高齢者1人支えるためにすべて消えてしまう。 

 

生命保険のカラクリ

 

自分の将来のためにと生命保険を契約してくれた母親に申し訳ないと思い、解約する前にせめて保険について少し勉強することにした。 保険に関する本を2〜3冊読んでみて、それでもやっぱりいらないと思ったら解約しよう。

 

Amazon:

生命保険のカラクリ (文春新書)

保険会社が知られたくない生保の話 (日経プレミアシリーズ) 

書けばわかる!わが家にピッタリな保険の選び方

 

結果、1冊目の「生命保険のカラクリ」の半分も読まないうちに解約することにした。なんか、これ以上保険のことを知っても時間がもったいない、こんなことを調べているくらいなら投資の本を読んだ方が何倍も楽しい。

 

本書はライフネット生命という保険会社の副社長が書いた本である。保険を売る保険屋とは思えなかった、「公的保険があるんだから民間保険が本当に必要か」 という論で話が進む。

 

自分が気になって線を引いたのは以下だ。

 

・個人保険の世帯加入率はアメリカが50%、イギリスが36%、ドイツが40%、フランスが59%なのに対して、日本は90%である

 

・日本の生命保険の年間市場は40兆円もある、外食産業は30兆円、国内自動車の新車の販売額は11兆円しかない

 

・家族1世帯が年に平均して払う保険料が45万円、20年で1000万円を超える。1000万円の買い物をする割には、保険の中身を把握している人は少ない

 

・国民一人あたりが加入している保険金は、ドイツが200万円、イギリスが260万円、アメリカが580万円、対して日本は1600万円

 

・ある株式投資の評論家は、テラ銭はパチンコで2割、競馬で2割5分、宝くじで5割超、生命保険はそれよりも悲惨なギャンブルだ。テラ銭とはギャンブルで参加者が支配者に支払うお金

 

・過去に加入した商品で積み立てた保険料を振り替えて新しい保険に加入させることで、一見保険料は安くなったように見えるが、実際は利回りが高い商品を解約し、低い商品への転換を勧める営業手法である

 

・高い予定利回りの時代に契約した加入者の利回りを、その後に契約された人たちに還元されるべき利益から払う、このようなアンバランスが依然として続いている

 

・2001年度から5年間の不適切な保険金不払いが、131万件、964億円に上ることが明らかにされた

 

・日本の保険は、医療保険なのか、生命保険なのか、貯蓄用なのかわからない。複雑すぎて損をするのか得をするのか他の金融商品と比較ができない

 

こんな非生産的な話が永遠と続いていく。日本で生命保険の加入者が多いのは売る側の都合だという。他国の加入者を見ればわかるように日本は、保険に対してお金を使いすぎなのである。

 

アメリカは公的保険がない自己責任の国である。救急車を呼んでもお金がなければ乗せてくれるとは限らない。にもかかわらず、加入世帯は50%しかない。日本は公的保険が充実しているし、自己負担は3割しかない、高額医療は申請すればある程度免除してくれる。表向きは年収が200万円しかない貧乏人も、年収2000万円稼ぐお金持ちも平等に接してくれる。

 

公的保険のためにすでに高額の税金を納めているのに、月に1万円も民間保険を支払う必要はない。独身であれば尚更だ。

 

20万円をドブに捨ててきた

 

保険を解約した日に母親に電話した。

 

自分のお金で払っているのでとくに反対されることはないのだが、「若いうちは保険の重要性がわからない」と言われた。

 

そうかもしれないが、将来のことを考えても加入した方がいいとは到底思えなかった。

 

自分の将来のためにとしてくれたことなので言えなかったが、毎月1万円、33年払い続けると400万円にもなるような高額な金融商品を勝手に契約しないでほしい。自分の人生で1番高い買い物である。

 

今回4年目で解約したが、20万円をドブに捨てたことになる。経過年数が増えれば損金はもっと大きくなる。この20万円は保険屋や営業マンの給料に変わる。彼らにとってこれは不労所得だ。

 

そもそも400万円納めても、30年後にも400万円が400万円の価値があるわけではない。長期固定金利でお金を預けているにすぎないし、たとえ金利がなくても元本だけで損をしている。まだ、日本の長期国債を買った方が将来のためになるのではないかとすら思ってしまう。

 

保険は儲けるためではなく保証するためにあるが、すでに述べた通り金額に見合った保証とは思えない。

 

大手キャリアのスマホや、クレジットカードの分割払いにしてもそうだが、毎月分割して支払うと、損をしていないような気にさせる。早い話、手元に400万円あったときにこの保険を買うかどうかだ。

 

いま手元に400万円あったときに、手数料が安く高配当3%の株式の金融商品を買いたい。年間に受け取る配当は12万円になる。税金を支払う必要があるが、30年間持ち続けたら360万円受け取ることになる。

 

自分が死亡したら株式を含めてこの分を受け取ってほしい、60歳を過ぎて病気になったらここから使ってほしい。

 

また、世界一の投資家ウオーレンバフェットは、株式はインフレが起きたときに一番マシな防衛手段だという。保険は預けても利息がつくわけでもない、金利が上昇したときにはあまりにも弱すぎる。

 

解約払戻金額表をみると、10年ごとにいくら戻るか返戻金額が記されていた。

 

60歳で満額の終身保険、27歳から33年間払い続けると400万円、解約しても300万円しか返ってこない。

 

経過年数は10年ごとに記載されているが、なぜか33年も表記されている。

 

この保険に加入したのは27歳からだが、その前は違う終身保険で毎月1万2000円納めていた。保険会社のマニュアルで、加入者が27歳になったらこの保険を勧めているのでは?と思ってしまった。

 

彼らにとって情報弱者の高齢者は絶好のカモである。住宅ローンでお金を借りるか、保険を買うか、銀行貯金にお金をおくことしか知らない。投資に対する耐性もなければ、わかないことを自分で調べようともしない。

 

解約した後に、1万円が負担であれば毎月5千円の別の商品がありますと行員に勧められた。マニュアル通りにしているだけなんだろうが、20万円も無駄金を払ったあとだとイラっとしてしまう。

 

お金がなければ安楽死でもいい

 

しばらく保険については学ぶ機会はないと思う。学ぶにしても法人契約で節税のための保険について勉強したい。

 

次に保険について勉強するときは、パートナーとの間に子供が生まれたときに生命保険に入るかもしれない。その場合はネットの掛け捨てで十分だ。

 

介護や医療保険はどうだろうか?

 

介護は今後二極化してお金持ち用の介護施設と、一般大衆向けの介護施設に分かれると思う。大衆向けは物価の安いフィリピンやベトナム人に介護してもらうかもしれない。

 

個人的には、重度の介護や医療が必要になったけれど自分にはお金がない、だれかの財布を圧迫させるくらいなら安楽死を選びたいと思っている。

 

安楽死はいまのところ日本で認められていないが、すべての先進国で社会保障費が膨らんで現役世代が高齢者層を支えられないことを考えると、より現実的になると思う。世界で一番危ないのは日本だ。

 

【安楽死・自殺幇助】スイスへの自殺旅行者611人に!安楽死とペントバルビタールナトリウムを考える - NAVER まとめ

 

【橘玲氏 特別寄稿】日本人の7割以上が安楽死に賛成しているのに、法律で認められない理由とは?|みんなの介護ニュース

 

20代や30代の若者が自ら自分の命を絶つことは悲しいことだが、病気で動けなくなった60代や70代が自らの命を絶つことは、本人の自由でいいと思う。生きているだけで、本人、家族、国の若い世代を圧迫させてまで、自分は生きたいとは思わない。

 

若くて健康なうちから病気になったらお金がかかる、周りに迷惑をかけたくないと、将来のことばかり考えて生きるのは窮屈だ。

 

月に1万円の保険を払い続けて、将来のためにとお金を貯める、近いうち年金支給が延長されて70歳まで働き続ける、ここまで万全にしたら老後は誰にも迷惑を掛けないだろうけれど、なんか虚しい。

 

将来のお金のことは考えず、自分が好きなことをして生活したい。そのときに病気になって身体が動かないのであれば、誰にでも迷惑がかからない方法を選択したい。お金はたくさんあった方がいいけれど、なければないでしょうがない。

 

もっと気楽に生きた方が自分は人生を楽しめる。

 

年中働くことでストレスだらけのサラリーマンの方が病気になる確率は高いような気もするが。

 

年収が200万円しかなくてもいいと思う

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日本人は有給を取ることに罪悪感を覚える

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