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タカタ民事再生を申請、戦後最大の大型倒産へ。60万円の損失だった

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エアバッグの欠陥で大量リコール(回収・無償修理)を招いた自動車部品大手タカタが、26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請する。史上最大規模のリコールは、世界有数の自動車安全部品メーカーの経営破綻(はたん)に発展した。

 

同日朝の臨時取締役会で決めた。実質的な負債総額は1兆円を超え、製造業では戦後最大の大型倒産となる。

 

タカタ破綻 負債総額1.7兆円 | 2017/6/26(月) 12:26 - Yahoo!ニュース

 

とうとう長かったタカタ株も結末を迎えた。

 

8月16日(金)の朝に日本経済新聞のニュースでタカタが民事再生法を申請すると発表した。

 

その日は売買停止、翌週の月曜から木曜まで4日連続でストップ安、500円近くあった株価は110円まで大暴落した。月曜から成行で売りに入ったが、売りが殺到しすぎて売却できなかった。金曜に株価が150円まで暴騰したおかげで、ようやく売ることができた。

 

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金曜の大暴騰は、博打狙いで短期投資家が大量に買いに入ったからだ。

 

タカタ株が急反発 ストップ高 | 2017/6/23(金) 20:31 - Yahoo!ニュース

 

8月16日に民事再生法を適用するというニュースが出たが、タカタ側は何も決まったことはないと自社ホームページのIRで投資家に呼びかけていたが、完全に嘘をついていたことになる。

 

本日、当社に関して23日か26日に民事再生法の適用を申請するとの朝日新聞の報道がございましたが、現時点において当社として何ら決定した事実はございません。

 

http://www.takata.com/ir/ir_pdf/20170622.pdf

 

このタカタ側の発表を信用している投資家は誰もいないけれど、期待に反して破綻しなければ大儲けできる。たった4日で株価が5分の1になった。賭けが当たれば買い値の5倍、10倍になってもおかしくない。

 

タカタの掲示板を見ると5秒毎に新しいメッセージが書き込まれるほど盛り上がっている。

 

何ら決定した事実はないと言いながらも、その翌週にはしっかりと東京地裁に民事再生法を適用している。

 

数万人の株主の事は最初からどうでもよくて、自分たちの利益が一番重要である。自分たちの利益と、債権者である自動車メーカーの利益を優先した結果である。

 

株主重視の米国とは相対的だ。

 

株主が出資しているから会社組織は成り立つが、株主の優先順位は一番最後である。

 

23日にホンダやトヨタが、タカタの取引先が倒産しないように資金援助したが、タカタの取引先よりも株主は優先順位が低いということになる。

 

<東証>タカタが一時ストップ高 車各社が支援の報道、短期の買いか :日本経済新聞

 

倒産寸前でも高値だった理由

 

最終的に負債をすべて旧会社に負担して新会社に事業を移行し再スタートするという決断を下したが、興味深いことがたくさんあった。

 

倒産直前の会社にしてはタカタの株は高すぎた。先週で100円まで暴落したが、その前は500円近くあった。

 

タカタは典型的な家族経営のため株主の過半数がタカタ一族が占めていたからだ。自分たちの会社の株券を紙切れにさせることは普通ならやらない。

 

もうひとつの理由は事業自体が安定しているからである。タカタのエアバッグは世界シェア3位を誇る、エアバッグが問題が報道されたあとも営業利益はほとんど変わらない。事故対応のために販売量が増えたほどである。

 

自分は自動車メーカーが負債を負担していることを期待していた。

 

総額1兆円とあるが、トヨタの純利益だけで払うことができる。部品メーカーにとって兆単位は大きすぎるが、自動車メーカーからしたら大きくはない。国内メーカーが使用量に応じて負担し合えば1社の負担学は大きくない。

 

結局自動車メーカーが選んだ道は、米国の安全当局との関係をこれ以上悪化させないために、自己資産の限度いっぱいの賠償金を支払わせ、新しい看板をつけての再出発だった。タカタという会社名では世間の評判が悪いからである。

 

新会社といっても名前を変えただけで中身は何も変わらない、一般株主だけが損をしただけにすぎない。

 

もちろん、タカタの経営陣は自分たちが損をしないように、自動車メーカーに条件をつけているはずである。でなければ、自分たちの会社を破産させることはしない。

 

最終的に60万円の損失

 

最終的に70万円で購入した株価が10万円になった。

 

1週間で5分の1まで下がったがタカタだが、大きなショックを受けることなく市場をみることができた。すでに元々の買値から十分安い状態だったからだ。売っても大した金額にならないため、途中から倒産したつもりで持ち続けていた。

 

もう2度とタカタのような株には投資することはないだろう。

 

読みが浅かった。やはり投資はギャンブルに走るべきではない。

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6/17タカタの民事再生の報道が流れた日

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