セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

セミリタイア準備中、お金の計算していたら資産750万円でリタイアすることがわかった

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 2017年の夏に9年間続けたサラリーマンを辞めることなる。

 

昨日の夜は少し飲みすぎたせいで、二日酔いだったのでこの日会社を休むことにした。こんな理由で会社を休むのは生まれて初めての体験だ。

 

自分の人生を思い返してみると少し真面目に生き過ぎた気がする。

 

学校を休むのは熱があるとき、年に1〜2日だけ。社会人になってからも、当日に会社を休むのはそれなりの熱があるときだけ、事前に予定している以外で有休を使うことは全くと言って良いほどなかった。毎年有休は使い切れずに翌年に繰り越し、そして大半が使いきれずに消えていく。

 

日本で大半のサラリーマンのように、休まないことを美徳のように感じていた。サラリーマン生活を長く続けるコツはもっと気楽に構える事なのかもしれない。

 

会社を休んだので空いた時間にリタイア後に入ってくるお金と出て行くお金を計算したところ、資産が750万前後でリタイアすることがわかった。

 

現在資産、530万円 → 750万円

・夏賞与、 40〜45万円
・退職金、 27万円
・旅行積立、8万円
・失業手当、50万円
・終身保険、100万円
・住民税、 -18万円

 

セミリタイア後は月に5〜6万円で生活することを目標にしている。すると仮に収入が1円も発生しなくても10年生きられることがわかった。ずっと仕事を辞めたいと思って悩んでいたけれど、この計算をしてそこまで悩む必要はなかったなと思った。

 

人生は暇つぶしにしか過ぎないのだから、思い悩む時間を過ごすだけでも時間の無駄だ。それよりも、やりたい事を実行しながら、どうしたら自分がやりたい事を継続できるのかプロセスを考えた方が楽しい。

  

なぜ自分が大好きなことをしていないか、という言い訳はだいたい決まっています。

 

「収入がないと困るから」 「それをやるだけの能力が自分にはないから」 「不器用だから」 「年を取りすぎているから」 「私の好きなことにお金を払おうという人はいないから」  そう言って、人は重い足を引きずりながら退屈な仕事に向かうのです。

 

ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。

  

夏賞与、40〜45万円

来月の賞与をもらうために毎日会社に出社しています。年棒制に比べて日本企業のボーナス制度は、辞めるタイミングを難しくさせます。

 

年棒制の場合、年収を12分割するため仕事した分は翌月にすべて受け取ることができますが、ボーナスだと半年後にもらうことになります。ボーナスを貰わずに退社した場合、労働者は損をすることになります。ボーナス前に会社を辞める交渉を始めたら、本来より低く査定される可能性もあります。

 

ボーナスをもらった後に、辞める交渉を始めると辞めるまでに1〜2ヶ月要します。この分も損をします。

 

経営者からみて月の固定給は簡単に下げられないため、賞与の比率が高くなります。

 

自分の会社は、毎月の給料に比べて賞与の割合が高いです。地方で働いていたときは、月の手取りは20万円を超えるか超えないかだったけれど、年間の賞与は3回、130万円を超えていました。賞与がゼロになったときの自分の年収を計算すると恐怖です。

 

突然業績が悪化すると賞与がゼロになる可能性は常にあります。実際に2008年の金融危機後の2〜3年はゼロだったようです。社長と話していると、金融危機のときでも社員をひとりも解雇しなかったと自慢げに話していましたが、何も威張れることはありません。全員の賞与をカットするよりも、仕事できない社員を勇気をもって解雇してほしいところです。

 

欧米に比べて日本の失業率が低いのは、こういう勇気がない経営者が単純に多いからです。

 

中小企業のサラリーマンの賞与はそれほど不安定なものですが、同僚と話していると元本が保証されている国債などの金融資産にように聞こえてしまいます。

 

結婚してローンで住宅を購入した同僚が、自分へのご褒美にと数10万円以上する一眼レフのカメラを買っていましたが、怖くてそんな使い方できないです。

 

賞与をもらう前に会社を辞めるのはナンセンスです。今も会社を辞めていないのは、夏の賞与をもらうためです。

 

退職金、27万円

 

中小企業は、中小企業退職金共済と契約しているところが多いです。リタイア後にいくら貰えるか以下のホームページで簡単に計算できます。

 

中退共 退職金のシミュレーション(必要項目入力)

 

自分の場合、4年と6ヶ月働いたことになります。それ以外に2年間は海外にいましたが、現地の給与体系だったため、日本に戻ってからの期間です。

 

月の掛金を5000円、4年と半年で入力するとだいたい27万円になります。

 

よく、退職金を理由にサラリーマンを続けている人を見ますが、公務員や優良企業のサラリーマンと違って中小企業のサラリーマンはそれほど重要ではないと思います。彼らの場合、1000〜2000万円を超えるお金を非課税で受け取るので旨味はありますが、中小企業はそれほど多くはありません。

 

地方公務員の退職金、平均でいくら? [定年・退職のお金] All About

 

中小企業退職金制度で計算してみると、掛金5000円で30年間働いたとしても210万円だけです。少なくはないですが、これを理由に会社に残ることを気にするような額ではありません。

 

東京都の「中小企業の賃金・退職金事情」によると、大卒の相場は以下のようになります。調査対象者の平均年収は505万円です。

 

勤続年数、退職金支払い額
10年間、124万円
20年間、415万円
30年間、899万円

 

出典元:

http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2014/12/DATA/60ocp200.pdf

 

退職金に関する個人的な考え方は、退職金にはあまり固執するべきではないと思っています。退職金制度は法律で決まっているわけではないので、企業によってバラバラです。相場を調べて自分の会社も同じと考えるのは危険です。

 

とくに中小企業では固執すべきではありません。自分が勤めている間会社が30年後も存在し続けているかもわからないからです。

 

現時点で退職金のない会社は全体の25%存在します。

 

最近は途中で転職するケースが多数派になりつつあります。大企業でも新卒から3年経つと5人に1人、規模の小さい中小企業だと半数が辞めてしまいます。退職金はひとつの会社で定年まで働き続けることが前提で設計されているので、無理が生じています。

 

新卒の離職率はなんと3〜5割・・・1位はやっぱりあの業界・・・

 

今の団塊世代よりも上の年代の平均をみても、参考になるのは公務員や優良企業だけです。彼らはひとつの会社で勤め上げることが前提の人たちです。

 

最近日本企業でも増えつつある年棒制の企業は退職金がないし、退職金がない代わりに確定拠出年金を勧める企業も増えています。

 

IT関連の中小企業は、他の業種に比べて離職率も高いし、設立して10年も経たない企業も多いので、とくに期待しない方がいいと思う。定年退職した人が社内にひとりもいないので、いくら貰えたか誰にも聞くことができないからだ。

 

以前、新卒で入社した会社を2年で辞めることになったとき、10年年上の先輩社員から退職金で損をするから、会社は辞めない方がいいと言われました。退職金はいくら貰えるつもりか聞いたところ、返ってきた返事は「わからない」だった。給料が低い会社に人が集まるのは、それなりに理由があるんだなと思った。

 

自分にはエンジニアを売買して稼いでいるだけのこの会社が、30年後も存在しているとは到底思えなかったし、退職金を理由にひとつの会社に縛られたくないと思ったからだ。

 

もしも、生涯サラリーマンを前提に人生設計を立てるなら、毎年100万円余剰資金を作って、配当金が高い株式資産に投資したい。利回りがゼロだったとしても、30年間続けると3000万円の資産が作れる。実際には利回りや配当金、複利の効果で5000万円以上の資産になると思う。

 

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複利は2次曲線で資産が増えていきます。たとえ退職金がなくても、厚生年金と配当金だけで老後の心配は一切不要になる。

 

自分はサラリーマンを離脱することになったので、毎年100万円の余剰資金を作ることは当分できなくなりますが。

 

生涯今の会社で骨を埋めるつもりなら、自分の会社がどれくらい貰えるのか確認しておいた方がいいと思う。

 

終身保険、100万円

 

かんぽ生命の終身保険に入っているが、これを解約することにした。毎月1万円、18歳のときから払い続けてきた保険です。10年で120万円を超えるだけの金額です。いくら戻るかはまだわかりませんが、ネットの情報によると8割くらいは戻るらしい。

 

リタイア後は月に5〜6万円の生活をしようと思っているので、正直毎月1万円の保険は高すぎる。固定費はゼロにもっていくことを考えています。携帯もどうするか考え中です。常にネットに繋がっていなくても困らないんじゃないかと最近は思っている。スマホは便利だけれど、できたのなんてせいぜい10年前です。

 

自分の保険に関する考え方はシンプルです。独身の間は自分が死んでも困らないので保険はいらない、結婚して子供ができたら、配偶者が受け取れるようにネットの掛け捨てタイプの保険に入ればいいと思っている。相手の立場にたったときに、パートナーを失うお金もないという状況はあまりにも酷だからだ。

 

お金で解決できる問題ではないけれど、ひとりで子育てしないといけない立場にたったときに、手元に十分なお金があるのとないのとでは天と地ほど差があります。

 

日本は保険に費やす割合は他国に比べて多いと聞きます。独身のうちは保険に入らなくても十分だと思う。個人負担は3割、高額の医療がかかるときは申請すればいくらか免除されるからだ。それでも重度の病気になったらそれはそれで仕方がないと思う。自分はだれかに過度の負担を掛けるよりも、安楽死を選びたいと思っている。

 

「保険はできるだけ入らない」が世界の常識 | だから日本人は保険で損をする | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

いままでかんぽ生命の終身保険を解約しなかったのは、母親が18歳のときに契約してくれたからだ。母親は身体が弱く、薬代を払うことが多かったため若い時に保険に入らなかったことに後悔しているからだ。兄弟3人とも18歳のときに契約された。

 

だから無駄だと思いながらもずっと解約できないでいた。でもさすがに月5〜6万円で生活しようと考えているときに、1万円の負担は大きすぎる。

 

保険についてはまだまだ詳しくないので、もう少し時間を取って勉強したいと思っています。

 

保険会社が知られたくない生保の話 (日経プレミアシリーズ)

 

生命保険は「入るほど損」?!

 

株式投資は安全資産へ

 

保険についてはいくら戻ってくるかはまだわからないけれど、たぶんリタイア後は750万円くらいにはなると思う。

 

予想外に手元にお金が残るので、100〜200万円はNISA口座を使って高配当のETFを利用します。NISA口座は5年間非課税という特典があるからです。

 

3%の高配当のETFだと最低でも年間で3万円、5年間にすると15万円を非課税で受け取ることができます。

 

投資については難しく考えて銘柄探しをするのはもう辞めました。今ある株式資産は持ち続けますが、しばらく売買することはありません。サラリーマンの安定収入がなくなった以上、ボラティリティの高い金融資産は持ちたくないからだ。

 

投資については安全志向でいこうと思う。

 

働かないってワクワクしない?

 

今朝、仕事にいく彼女を駅まで見送るために、朝の混雑したビジネス街を手を繋いで一緒に駅まで歩いた。駅を降りて職場に向かうサラリーマンとすれ違いながら、それだけで高揚感が止まらなかった。これからこういう生活が一生続くのかと思うと心から嬉しい。

 

やっぱりサラリーマンを辞める決断をして良かった。

 

 

サラリーマンを辞める決断をしたとき 

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フルタイムで働く理由は薄れつつある

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