セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

海外へ放浪し現実逃避したい若者が多い理由、3年以内に3人に1人が会社を辞める時代

事業所規模別・卒業後3年以内離職率

5人未満、    59%
5~29人、   51%
30~99人、  39%
100~499人、32%
500~999人、29%
1000人以上、 22%
合計、      32%

 

厚生労働省が公表している事業所の規模ごとの離職を見てみると、3年以内に3人に1人は会社を去ることになります。規模の小さい企業では半数が会社を辞めます。

 

ひと昔前ほどではないにしても、生涯働くことを前提に会社選びをしている人は多いです、にも拘らず3年も経たない内に多くのサラリーマンが会社を辞めるのはなぜでしょうか?

 

辞めた人の中には、日本社会を飛び出し短期留学やワーホリという形で海外へ放浪する人も何人かいます。自分も1年半で勤めていた企業を辞め語学留学で海外に滞在していました、再び日本企業で働くようになってからも、連休はバックパッカーが集まるような安宿に良く行っていました。

 

彼らの話を聞いていて思うことは、日本でも欧州企業のように月単位で連休さえ取ることができれば、わざわざ仕事を辞めてまで海外へ放浪する人は相当数減るのかなと考えるようになりました。

 

わたしもサラリーマンを辞めることを目指していますが、もしも長期で休みが取れるのであれば辞めたい動機はだいぶ緩和されます。

 

現在、就職率はバブル期並みに回復しました。2008年の金融危機のときとは状況が完全に逆転しています、今では企業が人を集められなくて困っているほどです。

 

仕事を辞めるリスクは高い

 

正社員で働くサラリーマンが仕事を辞めるリスクというのは決して小さくはありません。

 

安定した収入を失うというのもありますが、それ以上に怖いのはキャリアを失うことです。空白期間も日本企業は過度に嫌うため、年収は大きく下がります。30歳で再就職をしても社会人3年目並みの収入まで落ちる可能性はあります。留学で英語を身につければ問題ないと考えている人もたまにいますが、結果はあまり変わりません。

 

現職で年収500万円得ていたとしても、再就職する際には350万円まで落ちる可能性があります。そこまでして辞めたいという「覚悟」が試されます。自分が今現在もサラリーマンを続けているのは、自由な時間を得るための代償にしては大きすぎると考えているからです。

 

仕事を辞めて海外に行きたいと思っている人の多くは、キャリアのすべてを投げ出して放浪したいのではなく、一度で良いから海外に住んでみたい、もしくは放浪してみたいと考えています。旅行で訪れる1週間という期間はあまりにも短くすぎるのです。

 

最長で9日しかない連休で、移動に1日使う、連休最後の日は家でゆっくりしたいと考えていると実質6日しか海外を滞在する時間はありません。

 

アジアを飛び出してヨーロッパ、アフリカ、南米に行こうと思うと、移動だけで1日半かかってしまいます。さらにサラリーマンの連休中に行こうとすると、たかが1週間の休みで20〜30万円の費用が必要になります。

 

人生は一度だけ後悔したくないというけれど

 

仕事を辞めてまで、短期留学やワーホリ、世界一周旅行に行く人の話を聞いていると、「人生は一度しかないから後悔しないように生きたい」といいます。

 

たしかにそれはその通りなんですが、
「会社の休みが1〜2ヶ月あれば、わざわざ会社を辞める必要はないんじゃないの?」

 

ということです。

 

世界一周は仕事を続けていたらできないと言いますが、そもそも一度に連続していく必要はなくて、1ヶ月以上休みがあれば、それぞれの大陸ごとに休みを利用していくことができます。一旦帰国してからまた行けばいいだけです。

 

一度の期間で連続で世界を回ること、数ヶ月の語学留学やワーホリ、そのために仕事のキャリアを失うことは割に合っていないと思うのです。

 

実家暮らしで20歳後半で2〜300万円貯めて、お金が底をつくまで海外に放浪したり短期留学、ワーホリを繰り返す人たちがいます。お金があるときは自由に海外生活を楽しむのですが、最終的にはお金を使い果たして、再び日本で働くことになります。このときの精神的なストレスは計りしれないものがあります。

 

会社に服従する人間をどこか見下し、自分のやりたいことをやろうと一大決心をして日本社会を飛び出します。しかし、その末路が自分が嫌いだった会社人間の下で低収入で働くことになるのです。

 

自分もバックパッカーに憧れて世界1周をしたいと思うときがありましたが、資金が尽きたら再び日本に戻って働く彼らを見て、どこか冷めた目でみるようになりました。

 

日本社会は献身性を求められる

 

1〜2ヶ月の長期連休で海外を放浪しているヨーロピアンと話していると、1週間しか休みがない日本のサラリーマンが哀れに見えてしまいます。彼らは有休は全部使い切るのが当たり前だし、カレンダー連休に有休を繋げることにも躊躇しません。今月2週間休んだと思ったら、翌月も2週間休みます。

 

しっかり休んだほうが仕事でいいパフォーマンスが出せると考えています。休んだことがある人ならわかりますが、数ヶ月休んでいると自然とまた働きたくなるのです。

 

日本の場合1週間の連休で満足するか、それとも会社を辞めて超長期で放浪するか、そんな選択肢しかありません。休まずに長時間働く人は、企業から献身性があると高評価を受けます。

 

エンジニアの仕事をしているとプロジェクト単位で働きます。忙しいプロジェクトで働くと、平日は残業、週末も出勤することもあります。プロジェクトが終わったからといって、じゃあ次のプロジェクトが始まるまで1ヶ月休もうとはありません。

 

すぐさま次のプロジェクトに入れられるか、次が決まってなくてもとりあえず会社に出社しなくてはなりません。休みはすべてカレンダー通り、休みは体調を崩した時だけです。柔軟性がないですが日本社会ではこれが当たり前です。

 

これからも離職率は増えそう

 

最近はネットでおこずかい稼ぎがしやすくなったことで、お金を稼ぎながら海外を放浪する人が増えました。自分がそう感じるだけなのかはわかりませんが、ネット上にはたくさん見かけます。

 

こうした風潮を見ると、企業の離職率は今後も改善されることはないのかなと思っています。日本企業も欧州企業のように長期連休を取得しやすい環境になると改善できるかもしれません。そういう社会は日本ではしばらくないだろうなとは思いますが。

 

失業率は5%であれば完全雇用と言われていますが、それを大きく下回る3%まできました。

 

今や企業は人手が足りなくて困っています。

 

このまま今の状況が続けば、企業は人手を補うために雇用環境を大きく改善するか、それとも日本人の代わりに働いてくれるアジアからの移民を受け入れるか、なにかしら対応があると思われます。