セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

セミリタイア後に沖縄に住むという選択肢、目標の生活費は6万円

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沖縄の離島 

 

GWは沖縄に旅行に行ってきました。

 

沖縄は前々から興味があり行ってみたいと思っていた場所です。理由は、日本でもアジア色が強い沖縄の独特な雰囲気を見てみたかったこと、もうひとつは以前読んだ本で、沖縄と貧困の問題に興味があったから、 セミリタイア後の生活の場として選択肢のひとつに加えたかったからです。

 

 

地場産業の中でセックスワークを暗黙の了解としてきたことも、結局はその地獄から立ち上がるための互助的な努力です。地域がセックス観光を互助的経済として立ち上げてきたという歴史を持つのは、日本でもさすがに沖縄だけです。

 

東京は最低賃金の非正規労働者でひとり暮らしとか、離婚した人とかは貧困だけど、結婚をしない、子供を産まないという選択をしているから、沖縄みたいに中学生の売春が一般するような、底が抜けている感はないよね。

 

セミリタイア後の生活として沖縄が優れている理由は以下の3つです。

 

・インフラが充実している 

・アジアへのアクセスが近い

・所得水準が他の地方都市よりも断然に安い

 

セミリタイア生活の前提条件

 

セミリタイア後の生活は安定した給与がなくなるため、生活費を最小減に抑える必要があります。生活費を抑えるために必要なのは、家賃の低い場所に住むことが絶対条件になります。食費、生活費、娯楽費よりも家賃に掛かる割合の方が高いからです。

 

東京では家賃だけで8〜10万円取られてしまいます。会社から給与を得られているうちはいいですが、セミリタイア後に住むのは論外になります。

 

どこに住むかという選択肢は自然と絞られれてきます。

 

東京へのアクセスを優先するなら郊外、家賃を抑えたいなら物価の安い地方、家賃を最小減に抑えたいなら海外の発展途上国、大きくわけるとこのいずれかになります。

 

退職後に極端にお金がなければ、実家でしばらく生活をするのもひとつの手だと思っていますが、今現在両親が働いていたとしても、ゆくゆくは年金生活に入るため長期ではセミリタイア生活を期待できません。

 

それぞれの生活スタイルにメリットもあればデメリットもあります。

 

郊外に住む場合は東京へのアクセスが便利、インフラが充実しているためクルマを必要としないという点ではメリットがありますが、その分家賃は多少高めになります。都内から離れている場所に住んでも、家賃だけで5〜6万円取られてしまいます。

 

地方は東京に比べて家賃を安く抑えられる点が魅力です。賃貸で2万円台の物件が少し探せば大量に見つかります。以前は水道代、駐車場混みで2万8千円の物件に住んでいました。しかし地方に住むことのデメリットは、インフラが充実していないためクルマがない生活は不便になることです。

 

バスまで駅前まで行くために数十分掛かるし、国際線のある空港に行くのも高速バスで2〜3時間というのもザラです。地方でも駅前に住めば便利ですが、その分家賃は割高になります。地方の物価の高い場所に住むくらいなら、東京の郊外で生活した方がメリットがあります。

 

発展途上国に住むと生活費を大きく抑えることができます。どこにいくかにもよりますが、ベトナムやアジア最貧国のミャンマー、タイやマレーシアでも都市から少し離れた場所にいくと2〜3万円程度まで生活費を抑えることができます。月の平均所得が3万円も満たない場所はいくらでもあります。

 

極端に安い場所に住むと、少ない生活費でもそれなりに満足した生活ができるのは大きなメリットですが、言葉や文化、国のビザの問題などが常につきまとうことになります。

 

旅行で何度も途上国に行ったことがあり、食や生活にそれほどこだわらないという人でも、実際に住んでみたときに感じるストレスは計り知れないものがあります。旅行は食事が合わないとか、多少ストレスに感じることがあってもせいぜい1週間だけの話です。

 

言葉が通じない場所で住むところを探す、携帯やインターネット回線などの通信を確保する、トラブルが起きた時の対処法、だれも助けてくれる人がいない、気付いたら日本の充実したサービスが恋しくなってしまいます。

 

途上国と日本で行ったり来たりという生活もできますが、ひとつの場所で暮らすよりもコストは余計高くなります。

 

こうしたデメリットをうまい具合に埋めるのが沖縄に住むという選択肢になります。

 

アクセスが充実している 

 

東京に住んでいると、日本の最南端の沖縄ははるか遠い場所のように感じます。しかし交通の面でいったら実際にはそれほど悪くはありません。

 

東京ー沖縄まで直行便で3時間です。東京から北に新幹線で3時間かけると盛岡まで、東京から西へ3時間かけると大阪まで行くのと一緒です。

 

交通費をみると東京から沖縄の方がはるかに安い価格でいくことができます。

 

閑散期の沖縄行きの格安航空券は1万2千円です。東京ー盛岡、東京ー大阪は往復で2万6千円、閑散期でもハイシーズンでも常にこの価格です。

 

セミリタイア後であれば安く航空チケットを手にすることができるのは言うまでもありません。

 

新幹線は競合がないため価格は常に割高です、格安航空を利用した方が安くなります。わたしの場合、新幹線で東京から実家に帰るのも東南アジアへの交通費もほとんど変わりません。

 

飛行機が安いからと行って実家に帰省するときも飛行機が使った方がいいかと言われるとそんなことはありません。飛行機がいいか電車がいいかは到着する空港の場所によります。

 

地方の空港は大概山の中にあるため、空港から行きたい都市に行くこうとするとバスと電車を乗り継いで1時間程度かかります。本土の地方で移動するのであれば大概が電車という選択肢になります。飛んでる本数も多くはありません。

 

しかし沖縄は空港と都市が非常に近いというメリットがあります。タクシーで千円程度、10分で空港に行けるほど都市と空港が近いことが魅力です。空港と都市間はモノレールが走っています。モノレールで都市部を離れれば物価の安い場所に住むこともできます。

 

また、沖縄からアジアへのアクセスが近くなることも大きな魅力です。

 

格安航空会社が競争しているおかげで、タイまで1万4千円、韓国まで1万6千円、台湾まで2万2千円、所要時間は4時間、1時間半、2時間で行くことができます。

 

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沖縄から東京も1万2千円で往復することができます。

 

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観光地を避けて沖縄空港に近い場所に住めば、タクシーで10分、3時間後には成田に着くことができます。沖縄ー成田間は毎日数本出ています。他にこのような地方都市はありません。

 

インフラが充実している

沖縄に住むことの利点はインフラが充実しているとうことです。

 

途上国に住むことでまず問題に上がるのが、インフラが充実していないということです。インターネットの速度が遅かったり、都市部でさえ度々停電に見舞われるほどレベルは低いです。

 

日本の場合、たとえ最南端の沖縄の島だったとしてもインフラが充実しています。

 

移動中の船の上でも、人がほとんど住まない離島でもキャリアの通信回線は使えるし、停電もありません、道路は綺麗に整備されています、水道水もどこにいても飲むことができます。

 

途上国にはたくさん行きましたが、南国の島でこれほどインフラが充実しているところというのは非常に稀です。アジアの都市圏よりも充実しています。

 

人口が数百人の利用者が少ないところでインフラを充実させても採算が取れません。日本は全国どこに居ても平等にインフラを充実させることを目標にしているため、本土から遠く離れた離島でもこの恩恵を受けることができます。この分は都会に住む人たちが税金を過度に負担していることになりますが。

 

途上国に住んでネットが使えない、いつ停電がおきるかわからないということに頭を抱える必要がなくなります。

 

所得水準が他の地方都市よりも断然に安い

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那覇から船で1時間の離島

 

東京の郊外だったとしても、物価が高く所得水準が高い場所に住んでいるとそれだけでストレスになります。貧乏を感じるかどうかは、他人との比較で決まるからです。

 

あるコラムによると沖縄県民の所得水準は203万とあります。これはトップの東京442万円の半分以下です。

 

沖縄の平均所得は203万円 最貧困県を維持し続ける“ある法則”の存在 | デイリー新潮

 

観光客によって住宅、レストラン、ツアーなどは吊り上げられていますが、地元

民がするような生活スタイルを確立できると物価安というメリットを享受できます。

 

これは沖縄だけに限った話ではなく観光地ならどこでも言えることですが。

 

観光地が集まる場所を避け、ローカルのレストランやスーパーである程度自炊すれば生活費を安く抑えることができます。

 

長期旅行者が多いこともあり、住む場所に条件をつけなければ安く部屋を借りることができます。ドミトリーで生活するのが苦にならない人は、3万円台で住むことができます。食費と娯楽費を3万円に抑えることができたら、ひとつきの生活費はわずか6万円です。

 

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沖縄移住生活のまとめ

他の地方都市にはない沖縄の魅力を考えると、沖縄でのセミリタイア生活が現実味を帯びてきます。セミリタイア後は日本に住むか、海外に住むかで大きく分かれますが、沖縄はその中間の選択肢のように感じます。

 

日本に住むよりも安く南国生活が体験でき、海外に住むよりもインフラがはるかに充実しています。それでいてアジア圏へのアクセスも充実しています。

 

物価が安いアジア圏でしばらく暮らすのもいいですが、多少お金が掛かってでも沖縄の方がメリットが高いように感じます。また、多くの人にとってはその方がハードルもはるかに低いです。

 

東京の郊外に居てセミリタイア生活を送っていると世間体はあまり良くありません。友人に会うと競争社会に負けて会社を辞めた怠け者というレッテルを貼られます。かといって海外を放浪していると、競争社会から逃げて現実逃避をしているという風に思われます。

 

しかし、たとえ同じようなことをしていたとしても、セミリタイア後に自適悠々に沖縄に暮らしていると聞くとどう聞こえるでしょうか?

 

著名人など沖縄に本拠地を置く人が増えたせいか、人生に成功して充実した生活を送っているように聞こえてしまうから不思議です。

 

 

セミリタイアの目標は月に5万円

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普通のサラリーマンがセミリタイアを目指す理由

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