セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

「年収100万円の豊かな節約生活」無職で20年間生活した人の話

 

 

51歳、1年間100万円だけで生活する無職を20年間続けている人の話です。

 

インターネットで個人でも集客しやすくなった時代では、会社で働かないというのはそれほど珍しくはありませんが、20年前からこの生活を続けているというのは凄いです。

 

著者は元は東京大学出身、20代のころはバリバリ仕事をしていたということもあり、将来の年金生活についても考えています。生きていくための必要な金額を計算した上で年間100万円に落ち着きました。

 

年収100万円のリアルな生活を見ていくと、正直羨ましいの一言に尽きます。

 

筆者は充実した生活を送っていますが、それを知らない周りからは孤独で窮屈な生活を必死に耐えている哀れなオッサンという目で見られるようです。

 

しかし、筆者はこのようにいいます。

 

趣味の料理に没頭し、食べたいものをたらふく食べ、好きなことに明け暮れる毎日。自家製のハーブティを飲みながら、好みの音楽をBGMに、読書やPCでの調べものにふける午後のひととき。脳を目一杯解放し、放し飼いのようにして好き勝手遊ばせる至福の時間。

 

決まった予定は何もないし、眠くなったら床につき、目が覚めたら起きればよい。その上、家は毎週のように、気の置けない友人たちで大賑わい。ここでは常に時間がゆったりと流れ、過ぎゆく一瞬一瞬を心ゆくまで味わい尽くしながら生きていられる。

 

サラリーマンは割に合わない

 

この手の本は最近増えてきました。

 

少ない給料で毎日ボロボロになって働くよりも、少ない収入でも生活水準を落とした方が豊かな生活を送れるということに気付く人が増えてきたからです。

 

本書は20年前からのこの生活をしていたということもあり、この道の最先端を走っています。

 

社会が貧乏な時代は、生きていくために働かなくてはいけません。この時代は自分に合う仕事を見つけるのではなく、食べていけるかどうかが働く動機になります。

 

社会が豊かになると働くことに意味を求めるようになります。働かなくても食べていける時代に、自分の貴重な時間を費やして働くのであれば、やりがいや意味がなければ、率先して働こうとはなりません。

 

これは若者が傲慢になったとか怠けるようになったからではなく人間の心理です。

 

1960年代にアメリカでヒッピーが流行ったことからもわかるように、国民性というのは関係なく、人間とはそういうものだということがわかります。貧しくて勤勉だった中国人も生きるために必死に働いていましたが、裕福になると価値観が変わり、働かない生き方を検討するようになります。

 

現代はサラリーマンとして働くことが割に合わない時代になっています。

 

ある程度年齢を重ねて高い収入を得ている高齢者や中年世代にとってはいいですが、今の20代が必死に働いても貰える給料というのはたかが知れています。

 

その間、税負担は増えていくし、彼らよりも高収入を得ている老人を、少ない人数で支えていかなくてはなりません。

 

年金の納付率は20~24歳で21%、25~29歳で32%とあるように、明らかに拒絶反応を示しています。

 

20歳から24歳の納付率は21.4%、25歳から29歳は32.1% - サラリーマン投資家


100万円で生活するのは実は難しくない

 

1年間100万円で生活するのは、それほど難しい事ではありません。社会が多様化したことで多くの選択肢があるからです。稼ぎたい人が稼げなくなったことで、収入が低い人へ向けたサービスも充実しています。

 

東京の郊外でシェアハウスに住むと、家賃光熱費を含めて3万円代の物件があります。食生活は自炊にして3万円に抑える。あとの1~2万円は娯楽費です。

 

家に帰ればWifiがあるため、通信キャリアと契約する必要はありません。電話もインターネットがあれば困りません。本を読みたければ図書館に行けばタダで借りられるし、区のジムに行けば1回400円、ジムに行かなくても外を走れば運動はできます。

 

100万円生活は本人の意思次第でやろうと思えばいつでも実行することができます。

 

年間100万円の不労所得を得るためには、3%の配当金であれば3000万円以上あれば得ることができます。

 

別にすべてを不労所得だけに頼る必要はないので、サラリーマン時代に1000万円貯めて不労所得を月に3万円得る、それ以外にはインターネットで3万円得る、それでも足りなければ日雇いバイトで3~5万円という生活でも十分です。

 

しかし、実際に100万円で生活するというのは少し非現実的です。本書からも分かる通り、それなりの知識や労力を必要とするからです。

 

200万円稼いで150万円で生活する

 

税負担が増していることを考えると、単純に収入を増やすよりも、生活水準を落としながら働く時間と収入を減らした方が、より幸福度は高まります。お金があっても幸福度は上がらないことは、各国のGDPと幸福度の関係を見ればわかります。

 

年収500万円稼いでいても税金で100万円以上掛かりますが、年収200万円であれば所得税と住民税を足しても20万円程度です。社会はお金を持っている人から税金を取り、お金を稼げない人からは取らないというのを基本ルールにしています。

 

年収100万円というとちょっと少なすぎという印象を受けますが、200万円稼いで生活水準を年間150万円程度に落とし込むのが一番妥当だなと思っています。

 

今後こうした生活スタイルは増えてきます。

 

生活水準をできる限り落とし、貯金を切り崩さずお金を増やすことができたら、多くの人は満足します。現代社会のサラリーマンが不満を感じているのは、そこそこ収入を得るために一生懸命に働き精神を削り、手元にお金が残らない程度に無駄に遊んでしまうからです。

 

一生懸命仕事しても貯金が増えていかないので、何のために働いているのかわからなくなります。

 

少ない収入で暮らすという書籍がだいぶ増えましたが、こういう生き方は女性から支持を得られないせいか、一人というのが少し可哀そうに思ってしまいます。

 

2人で生活したら、たとえ収入が少なくても200万円ずつ稼げれば、世帯年収は400万円になります。収入は倍になりますが生活費が倍になるわけではありません。

 

子供を育てるために働けない時期はありますが、なんとか生活できるのではないかなと思ってしまいますが。最近は家族向けのシェアハウスができたり、シングルマザー向けにもシェアハウスができています。

 

シングルマザーでも子育てできている人がいるので、お互い収入が少ない者同士でも、充実した生活ができるのではないのかなと思ってしまいますが。

 

年間150万円で生活する

 

年間で100万円稼げるようになれば雇われない生き方から脱出することができます。

 

年間で200万円稼ぎ、150万円で生活できれば毎年50万円ずつ資産を増やしていくことも可能です。

 

年間150万円というと、月に12.5万円も使うことができます。これだけお金があればそこそこ裕福な生活ができるのではないかなと思います。

 

似たような生活をしている人はたくさんいます。