セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

中小企業に勤める20代サラリーマンが昇給する現実的な方法、昇給に能力は関係ない

 

リクナビジャーナルが公表するコラムによると、中小企業の昇給率は一般的に「1.45%」程度といいます。額面25万円の給与を受け取っているサラリーマンは、3500円しか昇給しないとあります。

 

リクナビジャーナル

【これって多いの?少ないの?】気になる昇給の平均額について調べてみた - リクナビNEXTジャーナル

 

1年間必死に働いても3500円しか昇給しないという現実があります。20代のころに2度転職をし、3社の中小企業で働いた身としては、昇給するかどうかは本人の能力とはそれほど重要ではないことに気付きました。

 

本人の能力よりも外部環境に大きく依存します。昇給するかどうかは以下2つの条件が大きいです。

 

・利益が出ている部署で働く

・ひとつの職場に長くいること

 

 

どうして昇給できないのか?

 

まずはどうしてこれだけ昇給できないのかという現実を知る必要があります。

 

バブル崩壊以降、日本のGDPはほとんど増えていません。年1%成長すれば良い方です。しかし、停滞する日本経済とは裏腹に日本の支出は年々増え続けています。

 

高齢者が増えたことで、社会保障費が1988年の約40兆円から2015年の約120兆円と3倍程度増えています。借金の増大、個人の税負担が増していることが原因で、日本経済が大きく停滞しているのは間違いありません。

 

 

貯蓄の割に多額の住宅ローンを抱える家庭が、お金を使わないのと一緒です。

 

昇給するためには、まずは企業が昨年よりも売上を稼ぐことが大前提にあります。経済が成長している時代では難しくないですが、経済が縮小する中では限られたパイを奪い合うことになります。

 

そして、昇給するということは去年よりも増えた利益を社内で分け合うことになります。まず、最初に昇給するのはリスクを過度にとって会社を経営している経営陣です。その次に、売上に大きく貢献しているごく一部の社員、会社に長く滞在しているシニア世代、そして最後に20代の若手となります。

 

よく昇給額の少なさに嘆く若者は多いですが、所属する部署が昨年よりもどれだけ利益が出ているかということは議論にしません。プロセスをしらないので、昇給することが前提であるかのように話します。

 

これを見ればわかるように、停滞する日本経済で順調に昇給するのは簡単ではありません。

 

大企業のように昇給額が会社のルールになっているのであれば、黙って椅子に座っていても昇給していきますが、そうでなければ上がりません。

 

利益が出ている部署で働くこと

 

中小企業に勤めるサラリーマンが確実に昇給するためには、一番の近道は利益が出ている部署に働くということです。利益がでなければそもそも誰も昇給しません。

 

20代サラリーマンが間違えているのは、一生懸命頑張って仕事していれば、自分の仕事がいつか必ず第三者に評価され昇給すると勘違いしていることです。

 

しかし、昨年よりも利益がでなければ給料はいつまで経っても上がりません。徹夜しようが、週末も身を削って仕事しようが勉強しようが、上がらないものは上がりません。言われると当たり前のことなんですが、意外と気づかないものです。

 

とくにサービス残業を率先してするなど献身性の高い人ほど、昇給を期待しています。しかしながら、サービス残業が多いのには理由があります。利益が出ていないからそうするしかないのです。当然ながら期待できる昇給は望めません。

 

この停滞している日本社会で順調に成長している企業というのは数少ないです。学生であれば成長している業界を選択する必要があります。紙媒体の発行部数が減っている時代に紙媒体のメディアに勤めても、給料が上がらないのは想像に難しくありません。

 

よほど好きなことでない限りは、給料が上がらない環境では仕事を続けることはできません。

 

子供が好きだからという理由で保育士になったとしても、手取りが13万円で普通に生活していたら赤字になるような生活ではどこかで限界が訪れます。理想と現実は違うからです。

 

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自分の強みが発揮でき、かつ成長している業界を選択します。その中から毎年順調に売上が成長している企業を探します。

 

経済が右肩上がりに成長している時期は、どこの企業も売上が右肩上がりに成長しているため、参考にしない方がいいです。2008年の金融危機前は順調に売上が成長しているため、企業はこぞって売上が順調に成長していることを強調していました。

 

見るとしたら、2008年の時期に影響が少ないこと、その直後に力強く回復している企業です。

 

中小企業は上場企業のように決算書を公開しているわけではないので簡単には知ることができません。ですが毎年の収支は必ず把握しているので、インタビューのときに確認することができます。開示してくれないというのはそういうことです。

 

冷静に考えてみると、自分の人生を預けて一生働き続けるかもしれない企業が、過去にどれくらい売上をあげているかも知らずに、その会社に入社するというのはとても不思議なことです。

 

投資家であれば100万円で投資するだけでも、その企業の過去の動向を調べ尽くします。その企業で働くのであれば、なおさらそうするべきです。

 

ひとつの職場に長くいること

 

会社に不満があると真っ先に考えるのは転職です。最近だと大卒で入社しても、1社目の会社を3年も経たずに辞める人が3人に1人はいる世の中です。

 

しかし、昇給を考えるのであれば安易な転職も避けるべきです。もちろん所属する部署が赤字を垂れ流し壊滅的な状態であれば、すぐにでも部を移動するか、転職活動に時間を使う必要があります。

 

一番やってはいけないのは決断を先延ばしにして、中途半端に残業してダラダラと居続けることです。こういう決断ができない人は、時間、お金、労力、すべてを犠牲にすることになります。

 

そうでもない限りはできるだけ転職は避けるべきです。なぜかいとうと、会社で働くということは専門的な知識以外にも、その会社のツールやルール、会社のリソースを利用して働くことになります。

 

個人が外に持ち出せる専門知識は、全体の割合でいったらそれほど大きくはありません。とくに20代若いサラリーマンの場合、働いて3〜5年というのは専門的な知識はほとんどない状態です。

 

新しい職場に移るということは、またイチから積み上げることになるのです。採用する側も良くて同年代と同じか、それ以下の給料しか払いません。実績もなくどれだけ仕事ができるかわからない人材に給料は払いません。

 

ひとつの場所に腰を落ち着けた方が評価されやすくなります。ひとつの場所で評価されるとどこに行っても評価されるようになります。反対にひとつの場所で評価されない人材はどこにいっても評価されません。

 

また、日本社会に年功序列は根強く残っています。専門知識なエンジニア職でも同年代で差が大きく付くことはありません。差がつきはじめるのは30歳前後、優秀な人材は大きく昇給していきますが、そういう人材は10人いれば2〜3人だけです。

 

その他は年齢に合わせて似たよりよったりの給料です。

 

  

初任給は手取り13万円だった

 

大学を卒業して1社目の会社の手取りの初任給は、仮住まいのホテル滞在費を折半して

13万円でした。仕事を早く覚えるために週末も図書館やカフェに行って、必死に勉強していました。東京の社宅に移ってからは、物価手当がつくようになり家賃支払い後の手取りは17万円になりました。

 

1年経って最初の昇給額は3千円でした。先輩社員から、2年目も3年目も昇給額は3千円だけだと聞いてバカらしいと思い会社を辞めました。

 

2社目の会社は、1社目よりは額面が増えましたが家賃を自分で払わないといけないため、手元に残るお金は減ります。残業代を出していると面接で聞いたので入社したのですが、翌年からみなし残業にかわりました。残業代が出ないのに夜の22時、23時まで働く生活に嫌気がさして1年も経たずに辞めました。

 

3社目で働き始めた頃には、サラリーマンの仕事で昇給することは諦めました。そのため、週末に本業の勉強もしなくなります。それでも3社目では不思議と順調に給料は増えていきました。

 

入社時は300万円程度しかありませんでしたが、毎年40万円ずつ増えて今年で500万円を超えるようになりました。

 

これは自分が優秀だからではなく、年齢を重ねたことで経験値が増えたこと、長く在籍することで評価されやすくなり、その中で事業部が右肩上がりに順調に成長していたからです。そこそこ普通に働いているだけでも給料は上がりました。わたしの能力は何も関係ありません。

  

1社目と2社目の会社では、どれだけ本業に力を入れて働いても到達していません。

 

収入を増やしたいのであれば副業を視野に入れた方がいい

 

縮小する日本経済で経験値が低い20代サラリーマンが昇給するのは非常に難しいことです。

 

また、普通のサラリーマンは外に持ち出せるスキルの割合が少ないため、転職しても給料が上がるかどうかは怪しいところです。サラリーマンだけで収入を増やすよりも、副業でお金を増やすことを目指した方が実は得をします。

 

副業で得た収入を上げるスキルは100%外に持ち出せる技術だからです。本業だけに貴重な資源を投下するのではなく、バランス良くお金を稼ぐ必要があります。

 

2017年の昇給額平均値

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ブログで稼ぐという選択肢

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