セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

英語が上達するためにシェアハウスに住む日本人は多いけれど、実際には英語が上達しない理由

 

シェアハウスに住み始める日本人で、外国人と共同生活することで英語が話せるようになると考えて入居してくる人はとても多いです。日本人の大半の入居理由は英語の上達です。

 

実際には家賃を抑えるためと思っている人もたくさんいますが、まぁあまりダイレクトに言いにくいので英語のためという人もいます。

 

しかし理想と現実でミスマッチしているなと感じることは非常に多いです。そもそも英語を目的にシェアハウスに入居しても、実際に英語が上達することはまずありえません。

 

シェアハウスビジネスを展開する側は、英語が上達できるということを売りに入居者を増やしたい腹の内がありますが、なかなか現実は厳しいものがあります。

 

シェアハウスに住んでも、英語が上達しない理由は以下です。

 

・英語が話せる外国人は少ない

・外国人は日本語を学びたい

・日本人の英語力が低い

・外国人をターゲットにすると入居率が安定しない

 

英語が話せる外国人が少ない 

 

8年くらい前に業界最大手シェアハウスの比較的規模の大きい物件に住んでいました。現在は規模の小さいアットホームな感じのシェアハウスに住んでいます。

 

まず入居者の割合を見ると大半は日本人です。外国人の割合はそのシェアハウスを展開する側のコンセプトによりますが、大概は6〜8割は日本人です。

 

そもそも外国人の数は絶対値として多くはありません。2016年の在留外国人は238万人です。日本の人口は1億人以上ですが、割合にして50人に1人が外国人です。

 

この中で英語が話せる外国人はどれくらいいるでしょうか。

 

大半は中国人、台湾人、韓国人、ベトナム、タイ人のアジア系が大半を占めます。これだけで全体の8割を占めます。アジア以外で多いのは軍隊があるアメリカ国籍ですが、それでも5万人しかいません。これは中国人の10分の1、韓国人の9分の1の割合です。

 

英語が話せるようになりたいと思って、シェアハウスに住んでみても大半は日本人、残りの3割の外国人の多くはアジア人、母国語が英語の外国人は全体の1割もいません。

 

アジア人と交流するときに英語を話せばいいのですが、そんなことはまずありえません。ほぼ100%といっていいくらい日本語で会話をします。日本にくるアジアの人たちは学生のときから日本文化に興味があって、すでに日本語を勉強している人たちが日本にきます。そもそも日本語がまったくできなくて、英語ができるアジア人は日本にまずきません、別の国に留学します。

 

中国に留学する日本人で英語を目的に現地に滞在する人はまずいません。中国語が話せることを目的に中国人と交流します。英語が話したいのであれば、英語圏か英語が第二言語として普及している国にいきます。

 

そのため、英語をコンセプトにしているシェアハウスにとっても、英語圏からの入居者はかなり重宝されています。いかにも英語が話しそうな白人をみると、積極的に写真を撮ってはホームページにアップします。

 

シングルルームが80部屋くらいあるシェアハウスに住んでいたことがありますが、7割は日本人でした。残りの外国人は中国人、台湾人、韓国人が大半を占めます。たまにアメリカ人が1人、フランス人が1人いるということはありますが、割合でいえば5%いればいいくらいです。

 

外国人は入居率が安定しない

 

外国人をターゲットにビジネスを展開してしまうと、シェアハウスを運営する事業主としては実は都合がよくありません。入居率が安定しないという問題があります。不動産ビジネスで最も重要なことは安定した入居率です。

 

外国人が日本人と交流したいというのもシェアハウスに住む理由としてありますが、最大の理由は短期間しか日本にいないからです。旅行の長期滞在者で長くて3ヶ月、ワーホリ制度で長くて1年、仕事で日本に赴任したとしても2〜3年居れば相当長い方です。

 

海外に住んだことがある人ならわかると思いますが、半年も滞在しない場所に賃貸契約をして、家具を買い揃えて、一人暮らしをする人はまずいません。手続きは実際に現地に行きすべて現地人と行うため、途方もない苦労を要します。金銭的にもそこまでするメリットというのは何もありません。

 

ワーホリでオーストラリアやカナダに行く日本人も大半は海外のシェアハウスやゲストハウスを選択します。現地人との文化交流も大きな目的になりますが、一番の理由は費用を安く抑えられるし家具など一切準備する必要がないからです。

 

しかし短期で出たり入ったりというのは、入居率を安定させたい事業主からみれば喜ばしいことではありません。常に入居率は100%にしたいですが、人が出たり入ったりすると機会損失が発生します。外国人を増やそうとして損益分岐点が下回ったのでは話になりません。

 

そのためシェアハウスは入居率を下げないために必死です。たとえば退去2ヶ月前に通知してくれたら2万円のキャッシュバックを払ったり、会員制をもうけてある一定の預け金、たとえば200万円預けたら2万円家賃から寝引くというサービスを展開しています。

 

会員制のサービスは長期入居者に特典をつけて長期で滞在してほしいからです。200万円手元にある人からみればありがたい制度ですが、預けられない人は彼らの代わりに多めに負担することになります。入居者からみると長期滞在者を優遇するのはあまり良い制度とはいえません。わたしはこの制度を聞いて、その大手シェアハウスの物件に入居するのを止めました。

 

日本に滞在して日本で働いている日本人は、職場が変わるか実家に帰る以外は入居場所を変えません。そのため安定して入居率を上げたいのであれば、外国人よりも日本人をターゲットにした方が収益は安定します。

 

外国人の割合を増やすために、外国人と日本人を半々にしようとすると、収益が安定しなくなるというデメリットがあります。さらに外国人の大半はアジア圏のため、英語を使う機会を多くするという目的は達成するのも非常に難しいです。費用対効果は高いとは言えません。

 

他のシェアハウス事業主と差別化を図るために、英語をコンセプトに押すところは多いですが、力を入れすぎると利益率が下がるというデメリットがあります。

 

シェアハウスに住む日本人の英語力は高くない

 

シェアハウスに住む日本人の英語力は高くないという問題があります。日本人で入居する割合としては、語学留学やワーホリ帰りが多いですが、彼らの英語力は総じて高くはありません。日常会話がちょっとだけできるくらいです。

 

なのでたとえ英語が話せるヨーロピアンが入居したとしても、彼らの方が日本語を上達してしまうため、自然と会話は日本語になっていきます。これもある程度しょうがないのかなと思います。

 

シェアハウススタッフは必死に営業

 

成長著しい業界だからか、出来高制だからかはわかりませんが、シェアハウスのスタッフはけっこう熱心に営業します。

 

どういう人がシェアハウスに入居するのか興味があるので、よく入居者の見学に立ち会ったりします。ある見学に来た女性の方が英語が話せるようになりたいからと言って見学にきていました。来月TOEICのテストがあるので、もし入居を決めるにしてもその後がいいと言いいます。

 

すぐに契約してもらいたい立ち会ったシェアハウスのスタッフは、英語を話せるようになりたいならすぐに入居した方がいいと言っていました。ここだと英語を話せる機会があるし、教えてくれる外国人入居者がいるので有利ですよと勧めます。

 

このスタッフは心の中ではそうは思っていないなというのが見てわかります。

 

結局この女性の方はTOEICの試験が終わってから入居しましたが、いまだに英語を話すのを見たことはありません。入居者のフランス人とも日本語を話していました。

 

週末にパーティを開いても日本人が大半を占めるし、平日は外国人がいてもリビングでテレビを付けて日本人同士でまったりとしているので、シェアハウスにすんだからといっても英語が上達することはないです。

 

むしろ一人暮らしで集中して勉強していた方が上達していたかもしれません。

 

 シェアハウスに住む目的は家賃を抑えられるから

 

わたしが今の小規模のシェアハウスに住み始めた時は、平日は他の日本人は忙しくてあまりハウスにいない、仕事から家に帰るとリビングに毎日アメリカ人とフランス人がいてくれたので、かなりラッキーだなと思いました。以前シェアハウスに住んでいたので、英語を話す外国人の割合は少ないと知っていたからです。

 

一緒に料理をしたり、ご飯を食べたり、彼女たちはテレビを見る習慣はないので、会話を楽しんだり。しかし、新しく日本人女性2人が増えてからは状況が変わりました。

 

彼女たちは平日仕事から家に帰ってリビングにくると、まずテレビを付けてテレビを見ながらテレビの内容を日本語で会話します。

 

たった2人日本人女性が加わっただけで環境はガラリと変わります。この光景をみてやっぱり、英語を目的にシェアハウスに入るのはナイなと思いました。

 

やっぱりシェアハウスに住む一番の目的は家賃節約と通勤時間の短縮ですね。