セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

ジムロジャーズ、日本株買いに転換、1ドル120円はあり得る

 

ジムロジャーズは日本経済新聞の記事で

「日本株は買い待ち、円はポジション取らず」

と語っています。

 

アメリカの大統領選挙後、世界経済の流れが一変しました。

 

長期金利が大きく上昇し、ドルが買われたことによって、ドル円も101円から111円まで大幅に円安が進んでいます。

 

トランプ勝利の結果に合わせて、ロジャーズ氏も投資方針を変換したことになります。ロジャーズ氏は、ロシアに続いて、日本株も買いだと言っています。

 

日本株ホルダーとしては嬉しいといえば嬉しいですが、暴落相場を待つ逆張り投資家としては残念です。

 

 

ジムロジャーズが再び日本株を買う

 

ロジャーズ氏は、アベノミクス初期に日本株を買いました。

 

安倍政権発足前から、日本銀行が大規模な金融緩和を実施する情報は、外国人投資家をひきつけ、日本株が急上昇しました。

 

ロジャーズ氏は、その2~3年後に売却したことを公表しています。こんかい、トランプ氏の勝利を受けて、再び買うことになります。

 

ロジャーズ氏が日本株を買うからと言って、氏は日本経済が上向くと予想しているわけではありません。むしろ、長期的なスタンスでは、安倍政権を批判する姿勢事態は何も変わっていないと思われます。

 

「安倍首相は、経済を再興させ、海外と競える環境を作り出すと公言していたのに、結局、何もやらなかったと思います。やったことは増税、そして税金で道路や橋を造り続け、お札をじゃぶじゃぶ刷り続けたことくらいでした」

 

「私は11年の東日本大震災直後に日本株をいくつか買い、12年末の安倍首相の就任時に、彼の手腕に期待して買い増していました。しかし、構造改革は進まなかった。安倍さんはかつての日本の指導者たちと同じ間違いを犯しています。この先良いことは何一つ起きないとあきらめ、昨年夏に日本株を全部売り払いました」

 

この先、何も良いことがないと語っていたにも係わらず、今回の日本株買いです。

 

新興国の通貨安、ペソは13%下落

 

記事の中では、あまり多くのことを語っていないので、想像にすぎませんが、ロジャーズ氏は円安が急激に進むと予想している気がしています。

 

興味深いのは、1ドル120円のシナリオはどう思うかの質問に対して、「非常にあり得る」と回答したことです。

 

日本株を全て売り払ったときにロジャーズ氏は、世界経済がより不安定になり、信用の高い円が買われると言っていました。円高になると日本株は下がります。

 

しかし、トランプの大統領選挙勝利後に待ち受けていたのは、アメリカの長期金利の急激な上昇です。長期金利の上昇は、世界経済にドル高をもたらします。短期的に、通貨の金利差による利益を求めて、アメリカに資金が流れるからです。

 

急激なドル高はメキシコや中国のような新興国の経済に大きな打撃を与えます。ドル高・新興国通貨安が加速すれば、輸入物価の上昇や資金の国外流出をもたらします。

 

メキシコのペソは、大統領選挙後に前日比で13%下落しました。これに対応するためメキシコ政府は、政策金利を0.5%上げると発表しています。

 

インドルピーも1ドル68.86ルピーと最安値を付けています。

 

インド、中国、シンガポール、インドネシアなどは、市場介入や利上げなど通貨防衛策を行うと発表しています。

 

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日本銀行にできることは何もない

 

ドル円相場も、101円から111円まで急激に円安が進んでいます。ロジャーズ氏は、急激な円安を予想しています。

 

円安は日本株の上昇を意味しているからです。

 

ここ最近のドル円相場の流れでいうと、日本銀行が円を大量に通貨を発行し、円安に誘導するなか、日本円は120円から100円へと円高が進んでいました。

 

しかし、アメリカの長期金利が上昇した途端に、一気に101円から111円まで円安が続きました。皮肉にも、日本銀行が金融緩和や為替介入を必死にしても、市場にはそれほど効果がないとうことがわかりました。

 

日本銀行よりも、アメリカ市場の動向の方が何倍も影響力があります。

 

日銀が市場にある日本国債の4割を買い漁るまで、緩和策を実行しましたが、実体経済にどれだけ影響があったのでしょうか。

 

犯したリスクの割に、得られた効果は極小です。超低金利から、さらに金利を低くしたことで不動産バブルを生みましたが、あとはなにも生み出していません。

 

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日経平均が3万円、4万円になる可能性

 

円の価値が大きく下がれば、再び日本株は大きく上昇する可能性があります。ロジャーズ氏は、日本株について以前以下のように語っていました。

 

アメリカの株価は過去最高値だが、日本の株価は最高値の3万8000円に比べてまだまだ安い水準にある。日経平均が3万円になっても、4万円になっても驚かないと語っていました。

 

ロシアのような資源国に次いで、次に有力なのは日本株となったのかもしれません。ヨーロッパ株は明るい材料はひとつもないため論外、中国は一時の急激な成長から現在は減速中、新興国関連は急激な通貨安で政府が対応に追われています。

 

トランプ勝利後から、あまり多くの事は語っていないためまだまだ真意はわかりません。


今後の投資戦略

 

逆張り投資家としては少し残念な状況です。来年の2017年も日経平均はのらりくらりと上昇していくのかもしれません。

 

ロジャーズ氏の見解が正しいとすると、暴落に備えてキャッシュを貯め込むよりも、今の内に安値に放置されている、インフレに強い銘柄を買い増しした方がいいです。

 

インフレに強い銘柄とは、輸出関連やインフラ関連の企業です。

 

買い増しするか、キャッシュを貯め込むべきか、まだまだ答えは出そうにありませんが、もう少し著名投資家の見解が出てから決めようと思います。