セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

となりの億万長者、平均的なお金持ちはサラリーマンよりも質素な生活を好む

 

トマス・J・スタンリー
「となりの億万長者-成功を生む7つの法則」

 

 

となりの億万長者

 

長い間読まれているベストセラーです。

 

これを読むと、一般の人が想像するお金持ちと実際のお金持ちとでは、大きな違いがあることがわかります。

 

お金がない人たちは、お金持ちになると贅沢なディナーを食べて、高級車に乗り、高級時計を買い、セレブな毎日を想像します。

 

だからこそお金がない人たちは、お金持ちにならなくても、幸せな生活を築けるといいます。これはこれで納得がいく答えです。

 

しかし、この考え方自体がそもそも間違っています。

 

となりの億万長者を読むと、セレブな生活を送る人たちは、億万長者の中で実はごく少数派です。

 

実際に一代で億万長者になるような人たちは、それほど贅沢な生活をしていません。彼らは質素な生活を好みます。

 

たとえば、世界の億万長者ランキングの3位にランクインする、ウオーレン・バフェットも608億ドル(6兆円)の資産を築きがら、その生活は質素なことで有名です。

 

自宅は60年間住み続け、中古車を何年も乗り続けています。

 

実際にはこのような生活の方が、億万長者の中では多数派です。

 

彼らは経済的自由を獲得し、時間やお金に縛られない自由な生活を手にします。そのためにお金が必要だということを知っています。

 

高級住宅街に住み、高級車を買うような人たちの中で、本当のお金持ちはそれほど多くはありません。

 

彼らは、稼ぐ収入も多いですが、それ以上に出費も多いため、いつまでたっても資産を形成することができないからです。

 

平均的な億万長者はサラリーマンよりも質素な生活を好む

 

億万長者を相手にしている投資銀行マンは、億万長者よりもスーツにお金をかけている。腕時計は5000ドルするが、お金持ちはその10分の1のお金も時計にかけない。

 

銀行マンは新型の輸入車に乗るが、億万長者で高級輸入車に乗るのはごく一部です。

 

書籍の内容をまとめました。

 

①億万長者の半分は235ドル以上の腕時計を買わない

 

②全員が新車を買うわけではなく、億万長者の37%は中古車を買う

 

③平均的な億万長者は、一番高い車に2万9000ドル使う

 

④平均的な億万長者が買った一番高いスーツは一着399ドル

 

⑤億万長者の半分は140ドル以上の靴を買ったことがない

 

⑥過半数の億万長者は1ドルたりとも遺産相続を受けていない

 

⑦最初に収入から貯金する分を分けて、残ったお金で生活する

 

平均的な年収400万円のサラリーマンよりも、質素な生活をしているお金持ちが多いことがわかります。

 

例えば、2万5000円以上の腕時計を買わないとか、最も高いスーツでも4万円程度とか、靴にいたっては1万5000以下です。

 

おそらく、ほとんどのサラリーマンの方が、彼らよりも消費が多いと思います。

 

お金持ちと言われる人たちの生活は、私たちの想像とはかけ離れていることがわかります。

 

テレビによるお金持ちの先入観

 

わたしはこの本を読んだときに衝撃を受けました。自分が思い描いていたお金持ちと、実際のお金持ちとの間に、想像以上の大きな差があるからです。

 

このギャップの差は無視できない程大きいです。

 

どうしてここまで大きくなってしまったのか考えてみると、2つの答えに辿り着きました。

 

ひとつは、テレビによく現れるお金持ちの人たちが、一般的なお金持ちだと思い込んでいるからです。

 

とくに子供の頃に植え付けれた印象というのは、なかなか頭の中から離れません。

 

テレビに出るような目立ちたがりのお金持ちは、他人に見せびらかすために消費をする欲求が人一倍強いです。

 

飛行機に乗ってランチを食べに行ったり、1回のディナーで数百万円使ったり、ムダなことにお金を消費し、それをテレビという媒体を使って庶民に見せびらかします。

 

これを見た親が、金持ちになると頭がバカになると言ったり、生きていけるだけのお金があれば十分だと子供に話します。わたしも子供の時に、親にそう言われた記憶があります。そうならないために、勉強しなさいとも言われました。

 

大人になってわかることですが、本当に質素な生活をしている本物のお金持ちを、テレビに映したところで、だれも興味を湧きません。

 

番組を制作する側は、真実よりも視聴者が見たいものを作ります。

 

サラリーマンの成功者をみてしまう

 

もうひとつの理由は、たいしてお金持ちではないのに、社会に出て中途半端に成功したサラリーマンを見るからです。

 

社会人成り立てのお金がない新人にとって、10歳上の仕事ができる上司や先輩が、良いスーツや時計を身に付けて働いているのを見ると憧れます。

 

そして自分もいつか同じように成功したいなと考えます。まとまったお金が入ると、収入に見合わないスーツや時計を買ってしまいます。

 

特に営業の仕事をしていると、説得力を持つために、ムダに高級なスーツや時計を買う傾向が強いです。

 

安スーツや安時計を身に付けている営業マンから、だれも保険を契約したいとは思わないからです。

 

書店にいくと、「一流のビジネスマンは...」という関連の書籍が並びます。これを見たサラリーマンは、背伸びしてでも良いスーツに身を包もうとします。

 

わたしも社会人成り立てのころに、中小企業の社長に同期の新入社員とともに、豪華なレストランに連れていかれました。豪華なレストランで食事するために、おれも頑張って出世しようと意気込むものです。

 

サラリーマンで成功している人たちが、億万長者に慣れない理由は、毎日忙しく仕事をこなし、収入の割に支出も多いからです。

 

手取り年収が300万円しかない時代の生活をしていればいいのですが、手取り年収が500万円になると500万円分の生活水準を保ち、手取り年収が1000万円になると生活水準も同様に上げてしまうからです。

 

億万長者になれる人は、年収1000万円の収入でも300万円の生活を楽しめるかどうかで、大きく別れてきます。

 

www.eyasu2008.com

 

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生活水準を上げる人は自己顕示欲が強い

 

収入が上がるたびに生活水準を上げてしまう人は、見せびらかし的な消費行動をして、他人と差別化したいという欲求が強いからです。

 

高級車に乗りたいのも、良いスーツを着たいのも、自分がお金を持っていることを人に自慢したいからです。

 

億万長者になるような人たちは、お金は贅沢な暮らしをするために必要なのではなく、お金は経済的自由になるために必要だと考えています。

 

経済的に自由になると、他人のために生きる必要がなく、自分らしい生き方を選択することができます。

 

目先の消費欲のためにお金を求めてもキリがありません。

 

人間の欲望には限界がないからです。

 

満足するのは最初だけで、時間が経てばまた新しいものを欲しがります。

 

高級車を買うために、頑張って働いて高級車を買います。満足するのは最初だけで、高級車に乗る毎日が日常に変わります。そしてまた新しい車を欲しがります。

 

眺めが良い高層マンションの最上階に住むために、頑張って働いても、実際に住んでしまえばこれも日常の光景にかわります。

 

消費欲と見せびらかすために仕事をしていると、平均的な億万長者とは正反対の行動を取ることになります。

 

日本版のとなりの億万長者もあります。

 

日本はアメリカのようにお金持ちのデータが少ないので、やや情報に欠けます。