サラリーマン投資家
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エアバッグ問題のタカタ株 スポンサー候補の報道で前月比70%上昇

 

11月に入ってからタカタ株が急上昇しています。11月4日に343円だった株価は、現在630円まで急上昇しています。

 

スポンサーが決定し、私的整理の結果が公開されるまでは上昇することはないと思っていましたが、株はやはりよくわからないモノです。

 

どうしてこれだけタカタ株が上昇するのか、理解に苦しみます。

 

 

前月比70%上昇

 

11月04日、343円、
11月09日、408円、+20%
11月14日、405円、+0%
11月18日、461円、+13%
11月24日、630円、+36%

 

今月だけで60%以上の急騰です。前月比は70%で、東証一部の中で値上が率が2位にランクインしています。

 

株式投資をしていると、ものごとが説明がつかない事ばかりだということを、改めて認識させられます。

 

無知を知るという意味でも、投資の世界に足を踏み入れてよかったと思うことのひとつです。

 

プログラムの仕事は、合理的にものごとを考えて、システムがどう動くかを理解する世界です。システムが動かなかったり、バグがあると必ずどこかに答えはあります。

 

システムが正しく動かないのは、開発者の理解が足りないからです。プログラムの世界では、システムの専門家がいて、彼らは正しい答えがあることを知っています。

 

しかし投資の世界は、プログラムとは真逆の世界です。これは経済で不確実性と呼ばれています。

 

経済学者は理論を唱えるのが好きですが、しかし彼らの理論通りに株価が動くことはありません。経済という専門家が本当に存在するなら、経済学者はみな億万長者です。

 

実際に株式市場に立ち向かうと、いつも答えのない世界で物事を決断する必要に駆られます。

 

これが投資をやる上で楽しいことでもありますが、同時にストレスを感じるときでもあります。

 

どれだけ企業を分析しようが、書籍や専門書を読んで勉強しようがわからないことだらけです。

 

自分の予想に反して株価が大きく動いたとき、いつもこういう気持ちになります。

 

エアバッグリコール問題で株価は10分の1

 

タカタは、2014年あたりからエアバッグのリコール問題で、株価が暴落した銘柄です。

 

2014年には3000円あった株価が、2015年に1300円まで落ち込み、さらに2016年には800円、今年の最安値で330円まで落ち込むほどの大暴落です。

 

リコール関連の費用で、損失額は2兆円に上るといわれています。タカタは売上げ高で7000億円程度しかないため、リコールの費用を計上したら債務超過に陥ります。

 

タカタだけで2兆円の債務を払うことは、まずありえませんが。

 

その影響で株価が暴落し、PERは2.37%と、原発事故を起こした東京電力の株価よりも割安です。

 

この数値は、上場銘柄のPER低位ランキングでトップ3に入ります。

 

そんなタカタの株価が急上昇しはじめたのは、11月に入って、エアバッグ関連の大手オートリブ社がスポンサーの最有力候補という報道が流れたからです。

 

タカタ-急反発 スウェーデンエアバッグ大手のオートリブがスポンサー有力(トレーダーズ・ウェブ) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス


しかし、11月にスポンサーが決定するのは、何カ月も前から発表されていたことです。エアバーバッグ以外にもシートベルトのシェアが高く、自動車メーカーに重要な部品を提供していることを考えると、それなりのスポンサーが付くことは想像に難しくありません。

 

事故後もタカタのビジネスモデルは堅実です。

 

タカタがなくなって困るのは、国内のすべて自動車メーカーだということを考えると、タカタが債務超過になり、倒産というシナリオは極めて薄いことも簡単に想像できます。

 

スポンサー選定は、すでに市場に折り込み済の株価だとずっと思っていました。

 

問題はスポンサー後の私的整理がどういう内容になるかです。この中身が何も発表されていないのに、急騰する理由が思いつきません。

 

それとも金融関係者の一部の人たちには、すでに有力な情報があるのでしょうか。

 

www.eyasu2008.com

 

www.eyasu2008.com

 

落ちてくるナイフをつかむな

 

タカタが1300円まで暴落した時に、これはチャンスだと買いを入れ、700円まで下がったころで、これは買い増しのチャンスだと買いを入れました。

 

しかしこれは正しい判断ではありません、その後に更に大暴落し、350円まで下げています。

 

私的整理の中身が公表されるまでは、上がることはないと思っていましたが、スポンサー選定の報道が出るだけで、2週間の内に60%の暴騰です。

 

自分が未熟なだけかもしれませんが、業績回復株はやはりリスクが高いですね。自分が底値だと思っても、そこからさらに大暴落します。

 

少なくとも短期投資における才能は、まったくといってないことが良くわかります。長期投資を選択して良かったなと、心の底から思います。

 

業績回復株はリスクが高い割にリターンが高いのかと聞かれると、そこはまだまだ検証が必要です。答えが出るのもまだまだ先です。

 

株式投資の格言で、

「落ちてくるナイフをつかむな、
 床に突き刺さったナイフを拾え」

 

意味は、急速に下げている相場で株を買ってはいけない、十分時間が経って下がりきってから買うべきだという内容です。

 

まさにこの通りの失敗をしてしまった銘柄です。