サラリーマン投資家
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60%急騰のタカタ株に投資するなら、私的整理後がいい理由

 

最近、タカタ株が急上昇しています。

 

11月頭に340円まで値を下げましたが、わずか2週間足らずで550円程度まで上昇しています。60%超の上昇率です。

 

タカタ株を保有していますが、現時点ではこの株にはあまり多くのことを期待していません。

 

スポンサー選定後も私的整理という重大なプロセスが残っています。

 

買いを入れるかどうかは、この私的整理の内容次第です。

 

100%減資はないと思っていますが、既存の個人投資家の声はそれほど、大きくはないので、タカタファミリー以外の株主は、割に合わない投資だと考えています。

 

 

スポンサー企業はオートリブ社でほぼ決定

 

タカタ株が急騰した理由は、エアバッグ関連の大手オートリブ社がスポンサーの最有力候補という報道が流れたからです。

 

オートリブ社は、スウェーデンに本社を置く世界最大手の自動車安全システムサプライヤー。世界27カ国に83の支社と合弁会社をもつグローバルカンパニーです。

 

部品メーカータカタの競合企業になります。

 

オートリブ社のスポンサー選定は、自動車メーカーからも好評価を得ています。

 

理由は、自動車メーカーの部品サプライヤーとして経験を持ち、スムーズに事業を引き継げる能力があるからです。

 

自動車メーカーからしてみたら、スポンサーの資金力よりも、こっちの方が重要だったりします。

 

事業にできるだけ支障をきたさない形で買収を勧められるという点で、自動車メーカーにもタカタにもプラス要因です。

 

オートリブ社からみても、世界第3位のシェアを誇るタカタの製造拠点を、格安で手に入れるには、有り余るほどのメリットがあります。

 

もちろん資金を出すかどうかは、自動車メーカーがリコール費用をどれくらい出すかにかかっています。

 

予想にすぎませんが、部品メーカーがなくて困るのはどの自動車メーカーにも共通した問題なので、部品メーカーの負担は極小になるとみています。

 

部品メーカーからみたら巨額の費用でも、大手自動車メーカーが分担して払うのであれば、たいした額にはなりません。

 

トヨタにしても、ホンダにしても過去最高益を叩き出しています。トヨタは純利益だけで2兆円を超えています。

 

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スポンサー決定は、まだ本決定ではありませんが、両者の利害関係を考えると、これが一番妥当な線です。

 

唯一のデメリットとして挙げられるのは、独占禁止法の手続きに時間が掛かることくらいです。

 

一般投資家の立場は弱い

 

タカタ株は急騰していますが、個人的には事態を楽観視していません。

 

私的整理は、それぞれ利害関係を持つ関係者の話合いによって決められるので、救済にも優先順位があります。

 

その中で一般株主の立場は一番弱いです。

自動車メーカー > 株主(経営一族) > スポンサー > 株主(投資家)

 

リコールの多くの費用を負担する自動車メーカーの声が一番大きく、タカタファミリーの経営者がなるべく損をしない方法がとられ、スポンサーにもある程度納得できる案で落ち着きます。

 

タカタファミリーに比べて持ち株比率が圧倒的に少ない、個人投資家が救済される可能性は低いです。

 

最終的にどのような形でまとまるかはわかりませんが、この株に投資するのであれば、私的整理の内容がまとまってからです。

 

業績回復株の投資家としては、思わず手を出したくなるタイミングですが、買いたい気持ちを抑えて、まだまだ待つ必要があります。

 

私的整理で一度破綻したJALにしかり、仏のルノー車を買収した日産にしかり、会計不正問題から立ち直ったオリンパスにしかり、問題を克服した企業は、市場の景気に関わらず大きく株価を回復させていきます。

 

驚くことにタカタのPERは2.2倍と、原発事故を起こした東電の5倍よりも、はるかに割安な水準です。

 

私的整理後も、タカタの株が購入単価よりも安ければ、買い増ししていきたいと思います。

 

私的整理後には、自動車メーカーとのエアバッグの負担割合も決まっているはずです。

 

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