セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

業績回復株が一番リターンが高い投資だと思う理由

 

わたしは業績回復株専門の投資家です。

 

業績回復株をひらたくいうと、逆張り+長期投資家のことです。

 

 

2017年は業績回復株で儲けるチャンス

 

2008年以降、世界の株式市場は一直線で右肩あがりに成長してきました。

 

この過去8年は順張り投資家にとって、最高の8年間でした。

 

深く思考を巡らさなくても、大半の株は持っているだけで値上がりしていきます。

 

この状況で逆(逆張り投資家)に賭ける投資家は、あまり賢いとはいえません。

 

そろそろ大きな調整があってもおかしくない頃です。

 

過去8年間がそうであったからといって、今後も同じように株価が成長していくと考えるのは、あまりにも楽観的です。

 

すでにアメリカ株は歴史的最高値まで達しました。

 

トランプ氏が大統領選挙で勝利後も、最高値の更新を続けています。

 

いつかはわかりませんが、それほど遠くない時期に、逆張り投資家が喜ぶ相場が訪れます。

 

逆張り投資家は、市場が大暴落した後に大きく儲けることができます。

 

リーマンショックの大恐慌のときのように、連日の悲観的なニュース報道され、市場が悲鳴を上げている時が、最大のチャンスになります。

 

下がり続ける株を安くなればなるほど、どんどん買い増ししていきます。

 

下がり続ける株を購入することは、膨大な量の損失を積み上げていくことに等しいですが、株価が上昇に転じると状況が一変します。

 

キャピタルゲインと未来に配当を得る権利を格安で買うことによって、一気に資産を増やすことに成功します。

 

資産価値増大と配当収入で2倍美味しい結果になります。

 

 

単純な順張り投資に比べて、この手法を確立するのは非常に難しいです。

 

言うのは簡単ですが、実際にやってみるとかなりの精神的ストレスが掛かります。

 

この書籍は、逆張り投資の中で一番まとまっている良本です。やり方さえ間違わなければ、逆張り投資家が一番リスクが少ない方法だということを教えてれます。

 

そもそも業績回復株とは

 

業績回復株とは、ピーター・リンチによって定義された投資手法を参考にしています。

 

ピーター・リンチとはアメリカの投資家、1944年生まれ、77年に株式投資信託マゼラン・ファンドを運用したファンドマネージャーです。

 

90年に引退するまでの13年間の間で、同ファンドの資産を2000万ドルから、140億ドルの世界規模に成長させました。

 

ピーターリンチは、株を6つのカテゴリーに分類しています。

 

その内のひとつが業績回復株です。

 

ピーターリンチによると業績回復株とは、会社更生方の世話にならなかったものの、大いに痛めつけられて業績不振から立ち直った企業を指します。

 

業績回復株は、一旦底値をつけると急速に株価を回復します。

 

この企業に投資する醍醐味は、その株価が相場一般とは関係ないことである。

 

業績が回復せず消えていく企業は多いが、たまに出る業績回復株の大当たりは、投資家に大変な利益をもたらします。

 

 

ウオーレン・バフェットやジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズに比べると、日本ではそこまで有名ではないですが、投資方法については一番影響を受けました。

 

バフェット氏のように企業を徹底的に分析する、ソロス氏のように世界のマクロ経済を駆使する、ロジャーズ氏のように現地にいって大局を掴む、という方法に比べて、ピーターリンチの業績回復株が、投資の初心者に一番易しいのではないかと思っています。

 

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業績回復株に投資する理由

 

業績回復株への投資は、数千社とある企業研究に多くの時間を必要としないため、難易度が低くサラリーマン投資家に一番適した投資手法です。

 

企業研究に多くの時間を必要としない理由は、投資対象が絞られるからです。

 

重大な事故が発生し、業績が極端に悪化する企業は、1年に数社と数えるほどしかないからです。

 

世界一の投資家バフェット氏の投資手法を参考にする、サラリーマン投資家は多いですが、時間的制約がある以上、同じようなやり方をすることは不可能です。

 

バフェット氏は一日に何10件も、過去の財務諸表をさかのぼって企業の情報を読み込みます。

 

この情報量がバフェットの投資を支えています。

 

日本の上場企業は3600社程度ありますが、過去10年間の企業を分析するだけでも、3万を超えてきます。

 

業績回復株に投資するばあい、少ない企業の財務を綿密に分析し、正しい投資の知識を持って、倒産する企業を避け、適切にリスク管理ができれば、それほど難しくありません。

 

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日本株で業績回復株は電力会社

 

日本株で業績回復株とは、電力会社のことを指します。

 

既存の電力会社は、2011年の東北沖太平洋地震で、全原発が停止しました。

 

もしもこれらの企業が倒産せず、原発停止や廃炉の問題を解決し、再稼動を果たすことができれば、数年かけて元の株価まで値を回復します。

 

原発が停止したことにより、原発を持つ地方電力会社は、3分の1ほど株価が下落しています。

 

事故発生後の安値で300万円分の株を買い、10年後に元の株価まで戻せば900万円の価値になります。

 

本来、高配当で株価が高い電力株を、安値で買うチャンスになります。配当金を得る権利も同時に、安値で買えるため、2倍美味しいです。

 

業績回復株に投資する場合、財務書のポイントを絞って読み込む必要があります。

 

ひとつはすぐに倒産するほど財務が圧迫していないこと、資金繰りに失敗しないこと、問題が発生したあとでも、本業の利益を示す営業利益が過度に影響を与えない事。

 

業績回復株の投資家にとって、悪いニュースが出れば出るほど、絶好の買いのチャンスになります。

 

株価が暴落しても買い増しのチャンスになるので、ある程度安心して見ていられます。

 

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業績回復株で13倍のリターン

 

わたしがピーターリンチの「株で勝つ」を読んだのは、ちょうどある電力会社が審査に合格して、原発を再稼動するニュースが出た頃です。

 

スリーマイル島の原発事故を起こした、アメリカの電力会社と日本の電力会社が重なってみえました。

 

「スリーマイル島のような「予期せぬ出来事」式の業績回復株もある。

 

私はスリーマイル島の持ち主だるGPUの株で大儲けをした。

 

少し辛抱強くニュースを負い冷静であったなら、誰でも儲けられたはずである。

 

1977年の炉心溶解事件の後、事態はやがて落ち着いた。

 

85年になるとGPUは事故以後に停止されてはいたが、問題の無かった他の原子炉の運転再開を発表した。

 

運転が再開されたこと以上に他の電力会社が、スリーマイル島の自己の処理費用を分担することになったのはよい兆しであった。

 

株価が落ち着いて これらの良いニュースが出るまでの7年間に買いのチャンスがあった。


80年に底値の3ドルをつけたあと85年には15ドル、そして88年10月には38ドルになった。」

 

ピーターリンチによると、事故発生後の底値から、わずか5年間で5倍、8年間で13倍のリターンです。

 

当時の電力株に100万円で投資すると、5年間で500万円、8年間で1300万円のリターンになります。

 

数年にわたってこの電力株を買うチャンスがありました。

 

いかに業績回復株の収益が高いかを表しています。

 

そして、リスクが大きければ大きいほど、投資家にはチャンスになります。

 

もちろん、最終的に倒産しなければの話ですが。

 

業績回復株として確立させるためには、倒産するかしないかの判断が最も重要になってきます。

 

その知識は、経験と企業分析によって乗り切っていけるのはないかと思っています。

 

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