セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

アメリカ大統領選挙のリスク、2017年後半から株価は大暴落

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2016年11月8日、アメリカ大統領選挙の直前に、投資家ジム・ロジャーズが日経ニュースの取材に答えています。

 

ジムロジャーズはどちらが大統領になってもリスクだと語っています。そして2017年後半に株価は大暴落すると予測しています。

 

2009年からずっと上がり続けているので、そろそろ暴落してほしいなと期待してしまいます。ジムロジャーズは短期の予想は全くダメです。2014年も15年も暴落すると言い続けていましたが、結局予想は外れてしまいました。

 

たしかに借金が膨張を続けている、それはその通りなんですがだからといって市場が暴落するとは限らないのが経済ですね。

 

ロジャーズの考え方はシンプルなので好きです。実際に予測があたるかどうかは別にして、投資家として多くのことを学ぶことができます。そろそろ当たってほしいとも思ってはいますが。

 

ロジャーズは、借金大国のアメリカを昔から批判してきました。今更発言を変えることはありません。ただ2008年以降の中央銀行の政策をみて、より米国衰退を強く訴えています。

 

ロジャーズ氏の株価予想

 

結果的にトランプ氏が大統領になりますが、以下のようにコメントしています。

 

「多くの人が、わかりやすい答えをしてくれる強い指導者を求めている。トランプ氏の発言は不法移民を防ぐために『メキシコとの国境に壁をつくる』など単純でわかりやすく、それが大衆に受けているのだろう。ポピュリスト(大衆迎合主義者)の発言は常にわかりやすく、多くの人をひき付ける。

 

多くの米国人はワシントンD.C.中心の従来型政治に嫌気がさしている。クリントン氏は従来型の政治を長く務め、報酬を得てきたことが不利になっている面がある」

 

そして、今後の株価については、2017年後半から下落するといいます。

 

「世界的に株式や債券などすべての市場で相場が下落するだろう。投資家は米国の政治・経済の先行き不透明感を嫌がる。トランプ氏が法人税や所得税などの減税策を打ち出し、相場はいったん回復するかもしれないが、それは数カ月間だけだ。

 

いずれ市場関係者はトランプ氏の政策が無力であることに気づく。トランプ氏は貿易面で世界中に壁をつくるつもりだ。保護主義的な政策を進め、世界中で貿易戦争が起きる可能性が高まる」

 

いつも通りですがかなり過激な発言が目立ちます。 

 

日本株は大統領選挙の当日、1000円下落しましたが、翌日にはマーケットが開くとともに、元の値まで一瞬で戻りました。為替相場も元の水準まで戻っています。

 

ロジャーズ氏が正しければ、今後はしばらく回復基調が続くのかもしれません。

 

もう一人の3大投資家ジョージ・ソロスによると

 

「強気相場は小爆発にときおり見舞われながら続いていく。そうしているうちに、だれも小爆発を恐れなくなる。このときこそ、大暴落の条件が整ったときなのである。」

 

ダウ平均は過去最高値ですが、現在の状況を悲観的に見ている個人投資家はまだまだ多いように感じます。リーマンショックから8年も経過しているし、ダウ平均の最高値をみるとやはり楽観的にはなれない人が多いようです。

 

警戒している投資家が多いということは、量的緩和バブルはまだまだ暴落の時ではないのかもしれません。

 

ダウ平均が2万ドル、2万5000ドル越えた頃にはどうなるでしょうか。

 

保護政策から貿易戦争へ

 

ロジャーズ氏は、トランプが言うように保護主義的な政策を取ると、世界中で貿易戦争が起きる可能性があるとメディアで何度も発言しています。

 

トランプ氏が大統領になったからといって、保護政策を取るかはわかりません。大統領だけですべてを決めるほどの権限はありません。

 

アメリカが中心になってTPPを推し進めてきましたが、そのアメリカが直前で脱退するとは思えません。

 

トランプ氏が選ばれたことで興味深いのは、多くのアメリカ市民が保護政策を望んでいることです。ロジャーズ氏は国境に壁を作らなかった国が繁栄してきたといいます。

 

社会主義国家に走った多くの国は、グローバリズムを排除してきました。ベトナム、ミャンマーなど、市場を開いた途端に彼らは急速にリッチになっています。

 

アメリカはグローバリズムで先端を走って、繁栄してきた国です。そのアメリカ国民が、国との間に大きな壁を作ることを望んでいます。

 

ヨーロッパの欧州連合も国と国との壁を失くすことに推進してきました。パスポートを見せることを辞め、通貨を共通にし、人やモノ、お金の出入りを自由にすることを望みました。

 

しかし、イギリス国民は再び壁を作ることを望んでいます。

 

ロジャーズ氏が言うように、保護政策から貿易戦争が始まり、最終的には戦争へと発展していくのかもしれません。

 

1929年の大恐慌から、金融市場の混乱、中央銀行の国債の大量発行、ピュリスト(大衆迎合主義者)の政治家の台頭、45年の世界大戦に発展したように、同じ道を歩んでいるのかもしれません。

 

実は、戦前の恐慌から大戦までの流れは非常に似ています。当時も各国が自国の経済を優先して、通貨安競争に走っています。そして、各国は他国の通貨安をけん制して、ブロック経済、保護主義が台頭します。

 

ブロック経済が進むと、日本のような資源を持たない国は他国に進出するしかありません。多額の賠償金を抱えるドイツも苦しい状況にいました。

 

かつてのドイツやイタリアや日本のように、貧困から暴走する国家が現れるかもしれません。

 

2017年の投資戦略

 

2017年は著名投資家もそれぞれ意見が別れそうです。トランプ大統領がプラスに働くのか、アメリカの長期金利が上昇するのか、ドル高円安になるのか、正直どうなるのかわたしにはまったくわかりません。

→わかるわけはないのですが

 

市場関係者の色んな思惑がありますが、個人的には早く市場が暴落してくれることを望んでいます。暴落時はお金持ちへの特急切符を買えるからです。

 

昨年はある程度まとまった現金ができたら株を買っていまいしたが、2017年はキャッシュの比率を増やしていました。いまのところ資産の2割程度、できれば4割程度まで増やしたいと思っています。

 

暴落時はバーゲンセールで株を買うことができるからです。