セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

収入を増やすために英語は諦めた方がいい理由

 

英語ができると楽しいです。価値観が違ういろんな国の人と話すと人生観が広がります。海外旅行が何倍も楽しくなります。

 

しかし、世間で言われるように英語ができると収入があがるかと聞かれるとかなり微妙です。実はほとんど価値はありません。

 

時間は有限です、なにかを習得するために時間を使うという事は、その代わりに他の事を習得しないという選択を同時にしています。

 

1日に使える時間は限られています。1日に集中して取り組める時間も限られています。

 

英語の勉強に時間をかけていると、その他の本業の勉強、投資の勉強、ビジネスの勉強、これらを習得することを捨てている事になります。

 

もちろんすべて習得できるのが一番いいですが、人生はそれほど長くはありません。ひとつの分野でその道を極めるのに最低10年はかかります。広く浅くは趣味の世界では通用しますが、ビジネスの世界ではコアなスキルがないと食べていけません。

 

英語の習得が年収に直接結びつき、費用対効果が高いのであれば使った時間を賃金として回収できますが、現実はそんなことありません。

 

英語ができれば仕事が困らないとか、転職のために勉強しているとか、熱く語る人がいますがそれほど効果は高くなかったりします。

 

収入をあげることを目的にするのなら、おもいきって英語を勉強しないと決めた方がいいくらいです。

 

ビジネスマンの年収は需要と供給で決まる

 

経済の世界でモノの価値は需要と供給で決まります。転職市場でも同じようにビジネスマンの価値(年収)は需要と供給で決まります。

 

投資家が割安か割高かを判断して株を買うように、企業もビジネスマンの将来性、年収、年齢などを考慮して人を採用します。転職市場が効率ならば、ビジネスマンのスキルがダイレクトにビジネスマンの年収になります。現実はそれほど効率的ではありませんが。

 

大衆が持っていない且つコアでレベルが高いスキルを有しているということは、供給が少ない、かつ需要が高い状態です。投資の世界では、こういう銘柄は右肩上がりに上昇していきます。

 

英語が重要だと考えている人は、需要と供給の関係をよく理解していない人が多いです。

 

自分が勉強したいことと市場で求めるスキルが一致するとは限りません。よく話を聞くとやはり自分がいる業界について客観的に分析できていなかったりします。

 

自分が欲しい株という目線で企業を研究してしまうと、大損する可能性大です。

 

英語が楽しいからとか、趣味のためにと聞くと何も違和感を感じませんが、これからは英語ができないと収入が増えないとか、英語ができれば転職がうまくいく、と聞くと違和感でしかありません。

 

IT業界ですら英語に価値はない

 

ITの業界でも数10年前から、英語の重要性についてずっと語られています。海外に開発を委託する企業が増え不景気になるたびに、英語ができないと仕事がないというエンジニアがたくさんいました。

 

この業界に8年ほど携わっていますが、英語の需要が高まったと思ったことは一度もありません。

 

最近では資金がそれほど多くない中小企業やベンチャーでも海外に開発拠点を置くようになりました。日本ではプログラマ職が人気がなく人手が足りないからです。プログラマーは大変なわりに給料が安いとうイメージです。

 

日本で新卒を採用しても、プログラムをいちから教えないといけないですが、途上国ではそこそこ優秀な学生たちが学校で必死にITを勉強しています。

 

特におじさん世代に思うことですが、海外に拠点がある企業は英語で仕事をしていると思っています。その企業の役員でさえ、自分の会社は英語で仕事をしていると錯覚しています。

 

日本のIT企業が海外に拠点を持つということは人件費の安いところを求めています。その人件費の安いところが英語で仕事をするのかという話です。

 

アメリカは世界で特出したIT先進国、かつ英語圏です。たとえばシリコンバレーのグーグルやアップルのような企業を目指すのであれば英語は効果的に聞こえるかもしれません。

 

しかしこの場合は、英語がどうこうというよりもまず高いレベルの本業のスキルが求められます。子供の頃からプログラムを趣味で始めて、企業に頼らないくても食べていけるようなクリエイティブな世界です。これができないのに、多少英語ができますというのはなにも価値がありません。

 

将来サッカー選手になって、ドイツやイタリアでプレイしたいと考えている人が、サッカーよりもその国の言語を習得することに時間を使うでしょうか。一切語学ができなくても、サッカーのスキルがあれば雇ってくれます。

 

ハッキリ言うとサッカーのスキルさえあれば語学はいっさい考慮されないということです。プロフェッショナルな分野にいけばいくほど、この傾向は強くなります。

 

その分野でプロフェッショナルを目指すのであれば、呑気に語学を勉強している暇はありません。

 

英語の価値は今後も下がり続ける

 

日本人は語学にアレルギーがあるせいか、価値を見誤っている人が非常に多いです。

 

学生のころに数百時間という膨大な時間を投資したわりに、習得できなかったという過去のトラウマがあるせいかもしれません。

 

短期留学がパッケージ化され、夏休みを利用して数ヶ月滞在し英語を勉強する学生が増えました。センスのいい学生であれば、短期間である程度モノにして帰っていきます。

 

日本で英語ができる若い人の数は明らかに増えています。供給が増えれば価値は当然下がります。

 

また翻訳の技術開発も向上しています。グーグル翻訳に原文を張り付ければそれなりに理解できます。電話に翻訳機を取り付けてリアルタイムで機械が通訳するサービスもあります。

 

翻訳の精度は技術開発とともに向上していきます。

 

冷静にみればみるほど英語の需要はそれほど高くありません。

 

テレビを見てだらだらと週末を過ごす人にとったら、英語は勉強した方がいいかもしれませんが、他にも勉強したいことがあるのであれば、ファーストチョイスにすべきではありません。

 

英語を勉強するよりも本業やスモールビジネスを育てるために投資した方が、リターンは大きいです。あえて英語を勉強しないというのも選択肢のひとつです。

 

日本で数年前に社内公用語を英語にすると話題になりましたが、まったく理解できませんでした。