サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

サラリーマンの賞与はただの後払い制度 ボーナスは麻薬

 

そろそろ賞与が貰える季節になってきました。今月末は決算賞与、来月末は冬の賞与がでます。

 

貰えることはもちろんあり難いことですが、サラリーマンの賞与とは中毒性の高い麻薬のように感じることがあります。半月に1度まとまった金額が入ると、サラリーマンの仕事は大変で辛かったけどそれでも続けてよかったと錯覚します。

 

冷静に考えれば賞与とは雇用する側にとっては良い仕組みですが、雇用される側には決して良い仕組みとはいえません。

 

 

賞与は後払いにすぎない

 

不景気で多くの企業が経営に苦しんでいますが、それでも賞与の金額は決して少なくありません。今年の夏は東証1部上場企業の平均は73万4090円です。

 

中小企業は大手に比べるとボーナスは低いです。大阪シティ信用金庫の調査によると、中小企業の平均は25万8627円です。支給しないと回答している企業は38%もあります。

 

大手と中小企業では懐事情が違いますが、大手に勤めていれば手取りで50〜60万円のお金が振り込まれます。

 

半月に一度まとまった金額で、これだけ貰えるのであれば、サラリーマン生活も今のままでまあいいかと考えてしまいそうです。残業して理不尽な仕事をしても、あと少し頑張ればボーナスが貰える。ボーナスによって辞めるタイミングを決めるのが難しくなります。

 

ボーナスはあくまで前の半月分の給料なので、後払いでまとまってもらうだけの話です。労働者はボーナスをもらう前に辞めたら損をすることになります。

 

雇用される側から見たら、ボーナスでもらう分も月の給料に分割してくれた方が助かります。月に20万円の手取り、年に100万円貰うのであれば、その社員の月の給料は手取り28万円です。最初からこの金額を支払ってくれた方が助かります。

 

賞与を後払いにする効果

 

雇用する側からみたらボーナスは都合のいい仕組みです。まとまった金額を後払いするだけでたくさんの効果があります。

 

まず労働者を引き止める効果があります。労働者が不満をもち会社を辞めようと考えます、ボーナス貰う前に辞めたら損をするので、ボーナスを貰うまで我慢します。ボーナスを貰ったら、我慢することを正当化させてします。これを繰り返しやられてしまうと、すっかり会社に洗脳されます。

 

不景気でボーナスの支給を停止した時に、大量に社員が辞めていくのはこれが理由だと思っています。社会全体が不景気で本来なら辞めるべきタイミングではないですが、意外と多くの人が自ら辞職していきます。

 

もうひとつは雇用する側は決算の数値を都合よく調整できます。予想よりも業績がよくなければ、賞与を削ればいいだけです。

 

月の基本給を減らすのは難しいですが、賞与を減らすのは簡単にできます。中小企業で月の基本給の割にボーナスの比率が高い会社がありますが、これは景気が予想よりも傾いたときのために、リスクヘッジをしているだけです。賞与が高いからといって安易に喜ぶのは辞めた方がいいです。

 

賞与制よりも年棒制へ

 

賞与制よりも年棒制にしてくれた方がサラリーマンは喜びます。

 

しかし日本の会社で年棒制だからといっても単純に喜べないところがあります。それは賞与を払う余裕がなくなった企業が、経営側に都合よく年棒制に移行するからです。賞与の分を単純に月に換算してくれたらいいのですが、そうならなかったりします。

 

年棒制と言われると外資系を連想し聞こえがいいです。しかし実態は残業代や賞与を払うほど余裕がなくなった企業が、支給を辞める、そして新卒採用の募集要項にかっこで年棒制と書くケースも多いです。

 

外資系企業のように将来の業績を考えずに月給を決めてもらいたいです。業績が悪くなればダイレクトに解雇した方が雇用する側も労働者側も助かります。

 

将来の業績を心配して一方的に給料を後払いにするやり方はどうかと思います。