セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

2016年三菱UFJ銀行の株価と決算 日本のメガバンクも40%暴落している

 

2016年に入ってから欧州を中心に世界の銀行株が大きく下落しています。イタリアのモンテ・バスキ銀行は51%の下落、英国のRBSは36%の下落、そして経営破綻が噂されているドイツ銀行は21%です。

 

暴落の原因は米連邦準備理事会(FRB)が発表したストレステスト(健全性審査)で、スペインとドイツの銀行が不合格になったのが原因とみられています。

 

ドイツ銀行はリスクの高いデリバティブ商品を大量に抱えていますが、その合計は自国GDPの20倍近い金額にまで達しています。

 

日本の銀行は欧州に比べるとリスクはそれほど取っていませんが、それでも三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGの大手メガバンク三行の株も下落しています。2015年の高値と比較すると40%程度下落しています。

 

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メガバンクの5年間株価

 

各銀行の5年間のチャートを比較してみました。

 

三菱UFF銀行

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三井住友FG銀行

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みずほFG銀行

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どの銀行も同じように下落しています。現在の株価を2015年の最高値と比較すると、三菱UFJの株価は44%の下落、三井住友は39%、みずほは41%の大幅な下落となっています。

 

三菱UFJは2007年は1500円でしたが、リーマンショック後に300円台まで暴落しています。その後2013年のアベノミクスの量的緩和策で900円前後まで持ち直しますが、マイナス金利の影響で現在は500円前後まで下落しているような感じです。

 

その他の大手メガバンクも同じビジネスモデルなので同じように推移しています。株価だけみるとリーマンショック時ほどではないですが、リーマンショック時の400円台にだいぶ近づいています。

 

三菱UFJの決算は順調に推移している

 

ここ3年間の三菱UFJの決算をみるとそれほど悪い数値ではありません。2016年3月期は多少落ちていますが、2015年は過去最高益でした。

 

三菱UFF銀行決算
売上高、営業利益、経常利益、当期利益
14年、51761億円、14636億円、16948億円、9848億円
15年、56384億円、15585億円、17130億円、10337億円
16年、57141億円、17336億円、15394億円、9514億円

 

2015年3月期の当期純利益は1兆円オーバーです。2016年は多少落ちていますが、それでも9500億円の黒字です。2017年3月期は景気の低迷やマイナス金利の影響を受けて悲観的に予想していますが、それでも純利益8500億円を予想しています。

 

2015年最高値からの44%の下落はすこし大きすぎるように感じます。

 

銀行株が大量に売られているのは、マイナス金利が将来与えるであろう影響と欧州銀行の経営破綻が噂されている影響が強いと考えられます。

 

日本の銀行は本来の仕事をせず、大量に日本国債を抱えるのがメイン業務になっているため底堅いビジネスをしています。日本国債が暴落しない限りは大きく収益を下げることはないと予想しています。
(銀行の本来の業務は、集めたお金を企業や個人にお金を貸し出すことですが)

 

ただリーマンショックのような事態が発生した場合は、一層株価を下げそうです。

 

超低金利時代が25年以上続きましたが、金利が上昇したときにどう収益に影響を与えるか興味深いところです。日本の民間銀行は日本国債のメインのバイヤーです。金利が上昇して収益があがるのか、固定金利の貸し出しが大きくて収益が下がるのかもしれません。

 

バブル以降ゼロ金利が続いていたことを考えると、銀行自身もこの先どう動くか予想しずらいのではないでしょうか。

 

欧州銀行株に比べて日本銀行はリスクが少ない

 

国債価格の暴落や金利上昇など不安材料は多いですが、リーマン級の暴落が起きたあとは絶好の買い場になるのかもしれません。いまの株価でもすでに安いですが、欧州の銀行株につられてさらに下落しそうです。

 

欧州銀行株につられてさらに下落してくれればありがたいです。

 

日本の銀行は欧州やアメリカの銀行と比べて過度にリスクを取った取引はそれほど多くはありません。バブル以降日本の民間銀行はリスクをとることを極端に嫌っています。企業への貸し出し比率が高いと、不良債権を抱えて倒産リスクが高まるからです。

 

その結果銀行は日本国債を熱心に買い支えています。つまり日本国が破綻しない限りは底堅いビジネスをしていることになります。本来の銀行の仕事をまっとうしていないのはどうかという議論はおいておきます。

 

極端な破綻論者でなければ今後は魅力的な投資先になる可能性大です。世界の株価暴落とインフレ局面でどう動くのか注視したいです。