セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

量的緩和バブル崩壊 世界経済の行き着く先

 

量的緩和バブルの終わりがいよいよ見えてきました。アメリカが金利を3〜4回引き上げれば世界の株価は暴落します。利上げすれば株価が暴落するのはすでに歴史が証明しています。

 

金利引き上げはアメリカの次期大統領就任後が有力です。

 

アメリカの雇用統計は数値上は改善していますが、すでに職を諦めた人はカウントされていません。貧富の差が拡大し、インフレにより生活が苦しくなった国民の怒りが高まり、政府への不信感が強まっています。

 

有力候補のドナルド・トランプ氏に注目が集まっているのはそれが理由です。

 

 

量的緩和の行き着く先

 

FRBは利上げを先送りしていますが、いつまでも先延ばしすることはできません。先延ばしすればするほど問題は大きくなり、より悲惨な結果が待ち受けるだけです。どこかで誰かが勇気を持ってブレーキを踏む必要があります。

 

量的緩和バブルの行き着く先は悲惨なものになります。

 

大量に通貨を発行するというあまりにも安易な方法によって、大恐慌の解決策を求めた代償を払う必要があります。

 

先進諸国の通貨は急速にその価値を失います。バブル崩壊後は先進国の富が急速にアジアに向かうことが予想できます。アジアの中産階級はより裕福になります。

 

一時は信用を失った仮想通貨ですが、最近ではまた価値を上げてきました。世界の中央銀行が大量に紙幣を発行する愚策を目の当たりにした以上、紙の通貨を持ちたいという需要は減りつつあります。

 

そもそも量的緩和とは

 

中央銀行が金融政策でやれること、「金利を操作する」と「紙幣を発行する」この2つしかありません。すでにゼロ金利政策を取っていると、残る手段は紙幣を発行することだけです。

 

金利を下げることができず、代わりに紙幣をバラまく量を目標にしたため、量的緩和と呼ばれています。現在では量的緩和後にマイナス金利が導入されました。

 

しかしマイナス金利の下げは限定的です。金利がマイナスということは、住宅ローンを借りる側がお金を貰うことになります。住宅ローンを組む人は急激に増加しますが、これでは世界の秩序が崩壊します。

 

量的緩和が株価に与える影響

 

量的緩和とは通貨を大量に発行することです。通貨の流通量が増えれば信用が減り、その通貨の価値は下がります。アメリカが量的緩和を辞める前は、世界の主要通貨を持つヨーロッパ、日本、アメリカの中央銀行が同時に行っていたため、その効果は限定的でした。

 

これは通貨安競争と言われています。各主要通貨を持つ国同士が、自分たちの通貨の価値をお互いに下げ合うという不気味な競争です。

 

中央銀行が発行した通貨で長期国債を大量に購入するため、長期金利は低下します。

 

長期l国債は元本が保証され最もリスクが少ないと言われる金融商品です。国債を保有しても銀行に預けるよりはマシ程度のほんの少しの金利しかつかないのであれば、国債を保有するインセンティブは少なくなります。

 

そうすると国債保有者は次に探すのは、リスクが少なく国債より金利が高い社債のような金融商品です。社債の購入者が増えると、社債の金利も低下します。社債保持者は以前と同じ金利を手にすることができません。

 

そして、行き着く先は株式や不動産など、よりリスクの高い金融商品になります。政府が紙幣を大量に発行し、通貨の価値を下げている以上は銀行にお金を預けておこうとはなりません。

 

中央銀行が国債を大量に買い入れることで、投資家は国債から社債へ、社債から株式へとリスクの高い金融商品に押し出されてきます。

 

2009年に安値「6600」を付けたアメリカの株価は、2016年の高値「18600」と3倍近く上昇し、歴史的最高値をつけています。

 

2009年に安値「7170円」を付けた日本の株価は、2015年の高値「20700円」と3倍近く上昇しています。

 

金利引き上げ後に暴落する

 

リーマンショック以降、順調に世界の株価は推移しているが、金利を引き上げたらどうなるかはすでに歴史が証明しています。

 

量的緩和によってリスクを取りたくない多くの投資家が、株式市場へ押し出されました。金利の引き上げは長期国債の金利の上昇を意味します。社債の金利が上がれば社債へ、国債の金利が上がれば国債へ戻るだけです。

 

リスクを取りたくない賢明な投資家であれば、長期国債の金利が上がれば、歴史的な市場最高値を付けすでにリスクが高くなっているアメリカ株を持つ必要がなくなります。

 

金利の上昇とともに安全な資産へ人々が溢れるようになります。そうなれば株式市場は暴落します。世界中の投資家がアメリカの利上げに注目している理由です。

 

国が発行する通貨よりも金や仮想通貨へ

 

先進国各国が安易に量的緩和を行ってきた代償はあまりにも大きかったと言えます。政治家はまたしても歴史から学ぶことはできませんでした。

 

今後は金や仮想通貨への需要がより一層高まってくるといえます。わたしは株しか投資していませんが、量的緩和バブル崩壊とセットで金への投資を勧める人が増えてきたように感じます。

 

2008年以降、金の価格が急上昇し一時は値を下げましたが、最近はまた上昇しつつあります。

 

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金価格の推移 - 世界経済のネタ帳

 

個人的には、金よりも仮想通貨にお金が流れるのではないかと思っています。