サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

無知な投資家は信用取引レバレッジが好き 信用取引の割合は全体の7割

 

信用取引をしていると一生資産を築くことはできません。

 

株式投資で財を成していく人は、信用取引は身を滅ぼす手法だと共通して認識しています。

 

信用取引は一時的に資産を増大することはありえますが、生涯にわたって資産を築くことはできません。

 

早いタイミングで市場から消えるか、長く生き延びれるかの違いだけです。

 

実際に資産を吹き飛ばして退場するのは不幸しかありません。

 

信用取引は多くの投資家の人生を破壊してきました。

 

たとえ今そうなっていなくても、将来的にそうなる可能性は十分にあります。

 

それは信用取引という本質をみればわかります。

 

 

信用取引は証券会社のカモ

 

これだけ情報が発達した現代でも、信用取引をしている人がたくさんいるのが信じられません。

 

たとえば、信用取引というワードでグーグル検索するとどうなりますか?

 

やさしい信用取引の始め方
信用取引入門講座
安全な信用取引
はじめての信用取引

 

という言葉が並びます。

 

これを公表している発行元はどこですか?

 

大半が証券会社です。

 

株取引の手数料を最大の収益にしている証券会社が、儲かりやすいからです。

 

つまり信用取引をしているトレーダーは証券会社の絶好のカモです。

 

証券会社は、投資家が借金して破産しようが全財産を失おうが関係ないと考えています。


「信用取引でレバレッジを掛けた方が効率よく資産が増えますよ」というのは彼らの好きな営業トークにすぎません。

 

住宅ローンを売る不動産のバイヤーが、購入者に返済能力があるかどうかはどうでもいいのと一緒です。

 

現物取引では全財産を失うケースは稀

 

現物取引とは手持ちの資金だけを使う取引です。

 

現物取引の場合、最悪のケースでも手元の資金を失うだけです。このようなケースはそうそうありません。

 

たとえば、2009年の上場廃止企業数は過去最多で「163社」ですが、これは全体の4%です。

 

多くの投資家は、企業の財務表をみて値上がりすることを前提に購入するので、これを引き当てる方がはるかに難しいレベルです。

 

つまり現物取引で全財産を失うのは、業績回復株で勝負している投資家が、1社だけに過度に集中投資し、最大限のリスクをかけて失敗する時くらいしかありえません。

 

値上がりすることを期待して購入した株が、50%下落するというのもそれほど頻繁にあるケースではありません。

 

そもそも信用取引とは

 

信用取引の場合は、簡単に全財産を失うし多額の借金を背負う可能性もあります。
信用取引とは、手持ちの資金に借金を加えて行う取引です。

 

たとえば手持ちの資金が100万円有る場合、信用取引ではこの資金を「保証金」として証券会社に預けることにより、最大でその金額の3倍まで取引をすることができます。

 

つまり、手持ちの資金100万円、借金200万円を加えて300万円の取引を行います。

 

この場合、上がると思って購入した株が30%下落したら手元のお金は「10万円」、50%下落したら「50」万円の借金です。

 

30%の下落はひと月にどれくらいの頻度で発生するか計算してみましょう。

 

株式という本来であれば長期で資産を築く場所に、レバレッジをかけて乗り込むという発想自体が違和感でしかありません。

 

たとえば、あなたの身内が手元に100万円しかないのに、消費者金融(証券会社)から200万円借金して、カジノ(株式市場)に行くと言い出したらどうしますか?

 

親切な他人が、手元に100万円しかないのなら100万円で賭けたら?とアドバイスしたときに

 

「300万円で賭けた方が効率よくお金を稼げると消費者金融の人から聞いた」

 

と答えたらどう思うでしょうか?

 

多くの人が無謀だとおもう当たり前のことが、株式市場では平然と行われています。

 

信用取引をする人の中に、少額であればリスクが少ないという人さえいますが、少額であるならば手元のお金でやれば?とおもいます。

 

・長期投資家にとっても信用取引はカモ

 

短期で信用取引をする投資家は、信用会社からのカモというのは有名な話ですが、実は長期投資家からみても、彼らは絶好のカモです。

 

信用取引で大きくポジションを取っていると、市場が大きく下げた時に大量に売りが入ります。予想と逆に動いただけでポジションが維持できなくなるからです。

 

たとえばリーマンショックのような時に、市場が大きく下がると急速に売り込まれるため、銘柄の株価が実際の株価よりも大きく下落してくれます。

 

短期投資家にとっては、資産がすべて消えてしまうかどうかの一生に一度の瀬戸際ですが、長期投資家にとっては2度とこない絶好の機会となります。

 

本来であれば変えないような格安の株価で、短期投資家が売り込んでくれるからです。

 

一部の成功者を例に出す

 

現実の世界でレバレッジを効かせて莫大な資産を築いている人が世の中にいます。

 

たとえば世界三大投資家のジョージ・ソロスもそのひとりです。

 

彼らの成功例をだして信用取引を正当化する人もいます。

 

ソロス氏はハンガリー生まれのユダヤ人で、彼はナチス時代にハンガリーを軍事的コントロールに置いた時代に、ホロコースト(ユダヤ人殺戮)を生き延びてきた稀有な経験があります。

 

感覚が普通の人と違います。

 

彼らのような一部の特殊な人間を真似て投資をするのは非常に危険です。

 

一部の成功例をだして正当化したい人は、まずは分母を出す必要があります。これらの特別な成功の裏で、どれくらいの人が市場から消えているのでしょうか?

 

たとえそれが全体の1%以下だとしても、信用取引をしたいですか?

上位1%に残るほど優秀ですか?
会社に100人いたとして一番優秀ですか?


信用取引の売買は全体の7割以上

 

株式売買代金の割合は、2014年以前が6割台、2015年が7割まで上昇しています。

 

いずれ何かのタイミングで市場が暴落しますが、信用取引で過度にリスクをとっていると多くの人が株式市場から消えていきます。

 

多くの人間は失敗から学ばないということがよくわかります。

 

バブル発生とバブル崩壊というのは、一生なくならない人間の心理的事象です。

 

ウオーレン・バフェット

「ポーカーをやり始めて20分たっても、
 まだ誰がカモかわからなければそれは自分がカモだ」