サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

20代前半サラリーマン、1時間の時給は「1080円」

サラリーマンの年収は、月給と年に数回ある賞与で決まるため、時間当たりの単価を計算する人は少ないです。

 

サラリーマンが年収を労働時間あたりの時給に換算することは、自身の本当の市場価値を計る上でとても重要な考え方です。

 

仮に年収が勤続年数に合わせて増え、仕事の責任が増えても働く時間が増えてしまえば、生活は一向に豊かになりません。

 

年収がたいしてあがらず、労働時間ばかり増えるとかえって貧乏になってしまいます。

 

 

サラリーマンの本当の価値は時給換算で決まる

 

たとえば、同じ地域に暮らしていても、年収が400万で残業なし月に160時間労働と、年収が500万円で毎月80時間残業では、年収400万円の方が豊かな生活を送ることができます。

 

前者の時給は「2000円」ですが、後者の時給は「1700円」まで大幅に下落します。前者のサラリーマンが、空いた時間を不労所得に使うようになれば、さらに生活は豊かになります。後者では疲れ切っているため、休みの日は体を休めるだけで1日が終わります。

 

地域ごとの物価差、1時間あたりの時間給を正しく算出した上で、サラリーマンの本当の価値が見えてきます。年収だけで判断するのでは何も見えてきません。

 

例えば、東京都の平均年収は「623万円」ですが、青森県の年収年収は「358万円」です。その地域の生活コストが違えば、本人の実力に関係なく、年収は下がるのであまり意味はありません。

 

働く場所も十分に考慮する必要があります。

 

優秀なサラリーマンほど会社の近くに住む理由

 

労働を時給単位で計算することによって、通勤にかける妥当な時間や、適切な残業代も見えてきます。

 

たとえば時給2000円のサラリーマンが通勤に片道1時間、往復で2時間とすると、一日に「4000円」ロスしていることになります。これが1カ月だとたかが通勤に「8万円」のコストを掛けていることになります。

 

優秀なサラリーマンほど、多少高い家賃を払ってでも、職場と近い場所に住む理由がわかります。

 

残業代が支給されないサラリーマンもいますが、残業代は1時間当たり「1500円」支給される会社が多いようです。

 

時給単価が1500円以上なら、残業をするほど全体の時給単価が下がり損をすることになります。もし、あなたの会社が1円も残業代が出ないのであれば、絶対に残業はするべきではありません。

 

残業代ゼロで、長時間労働をしてしまうと、時給単価はものすごい勢いで下がります。自身の労働価値を下げてまで、将来性のある重要な仕事でないなら辞めるべきです。

 

残業しないと解雇されるほど労働環境が悪いのであれば、どちらにしても転職を考える必要があります。

 

サラリーマンの時給単価「1680円」

 

政府が発表した2015年のサラリーマンの平均年収は「414万円」です。2015年の休日を除いた稼働日数は245日なので、8時間労働に2時間残業したとすると、サラリーマン生活者の時給は「1680円」になります。

 

有給を換算するともっと高くなる人もいるし、逆に、残業時間が多ければもっと低くなる人もいます。

 

この金額は多いと思いますか?それとも少ないと思いますか?

 

わたしはものすごく少ないと思います。サラリーマンは色んなことを犠牲にした上で成り立っています。その1時間の対価が「1680円」と言われると悲しくなります。

 

さらに、これを手取り年収に換算すると「1200円」まで下落します。さらに生活費を引いて残った金額が、自由と引き換えに手にした労働賃金と考えています。

 

年齢が若くて年収が低い20代の社員、さらに若いからという理由で長時間残業をしてしまうと、時間給が目もあてられないような悲惨な結果になります。

 

年代ごとの平均年収、残業時間を含めて1日10時間労働した場合、結果は以下のようになります。

 

年齢、   平均年収、 時間給
20代前半、265万円、1080円
20代後半、339万円、1380円
30代前半、384万円、1770円

 

これをみると20代の若い世代にとって、サラリーマンという仕事がいかに魅力がないかがわかります。スキルも身につかず、将来性がない会社であれば、すぐにでも辞めた方が生活は楽になります。

 

(20代前半なので、高卒で働いている人の割合が多いという理由もありそうですが)

 

この金額で、朝から晩まで働いてしまうと、明らかに働き損です。1日2時間以上の残業、週末出勤した場合、結果はより悲惨になります。

 

以上を考えると、やみくもに一生懸命頑張るのではなく、若い世代ほど将来性がある仕事かどうかを見極めたうえで、サラリーマンとして働く必要があります。

 

将来性がなければないで、サラリーマン以外の別の道を探した方が長い目で見て得をする人もたくさんいるはずです。

 

グローバル化によって時間給に重力がかかっている

 

今後も経済は成長しない中で、高齢者の数は急激に増えていきます。給料も期待以上にあがらず、支払う税金だけがどんどん上昇していきます。

 

さらにグローバル化がより進んだことにより、単純労働であればあるほど、発展途上国の賃金の安い労働者によって時間給はさらに減少します。

 

たとえば、ITの現場だと設計ができ専門的な知識がある優秀なサラリーマンであれば、仕事が評価され時間給は上がっていきますが、ただのプログラマーの仕事しかできないと、インドやベトナム人のエンジニアによって仕事はなくなります。

 

インドであれば、プログラムの基礎知識があり英語もできるエンジニアの1年目の給料は5万円程度です。ベトナムはさらにその半分の単価です。

 

高い日本の給料を払って、プログラム知識がない新人を雇う必要性はなくなります。

 

しかし、設計ができるシステムエンジニアに成長するためにも、開発現場でプログラマーとして下積みをする必要があるのも事実です。

 

もしもIT関連の企業に入って、開発現場に入らずスキルが身につかないようであれば早々に見切りを付ける必要があります。若い内は目の前の給料よりも、経験が積めるかどうかで転職先を選んだ方が、長い目で得をする場合が多いです。

 

そう考えると、IT経験のない若い世代がこの分野で活躍するようになるのは、相当険しい道のりです。IT技術以外に最低限の英語のスキルも必要になります。

 

2016年の目標時間給は「2300円」

 

自分の時間給を計算してみたところ「1900円」でした。業界内でも決して高い方ではありませんが、地方に住んでいるため生活コストは安いし、残業も極力しない、通勤は片道15分も掛からないため、ある程度満足した生活を送れています。

 

今年は、さらに労働時間を減らして1時間あたりの労働単価を増やすつもりでいます。年収450万円で残業なしだと、時間給は「2300円」まで上昇します。