セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

東京正社員年収400万円より、実家暮らしバイト年収150万円の方が人生は豊かになる

イケダハヤト
「年収150万円で僕らは自由に生きて行く」

 

年収150万円で生きて行くとありますが、著書は年商で2000万円稼ぐほどの超人気ブロガーです。最近この人の存在をしり、ブログや書籍を読むようになりました。

 

1986年生まれで年齢が同じということもありますが、それ以上に自分と思考が似ていてびっくりしました。正論が好きで皮肉ぽいところ、感情論が嫌いなところ、組織に縛られずに自由に生きたいと思っているところ、東京に嫌気がさして地方で生活しているなど。

 

サラリーマンで仕事をしていると、みじかにそういう人と知り合う機会はまったくありませんが、ネットの世界だとこういう考えを持った人はたくさんいるのかもしれません。

 

 

東京年収400万円の生活は平均よりはるかに低い

 

わたしも年収150万円で生きて行くのはそれほど非現実的なことではないと思っています。むしろ中途半端に実家を出て東京暮らしで400万円の収入で生活するよりも生活は豊かになります。

 

地方に暮らしているのであれば、年収が「400万円」でも全国の平均年収は「414万円」なのでそれほど貧乏ではないですが、東京都の平均年収は「623万円」です。男性だけの平均年収は「692万円」もあります。

 

もし、あなたが年収「400万円」しかなくて、東京で働いているのであれば、平均年収よりも「220万円」も少ないです。実質的な生活は相当苦しいはずです。

 

低所得者がわざわざ上京して東京で働く意味はない

 

年収だけをベースに考える人が多いですが、仕事をする上で重要になってくるのは生活費と収入との損益分岐点です。

 

サラリーマンとして収入を得るために一定のコストを払って会社に通勤します。例えば、東京で8万円の家賃で暮らし、水道・光熱費1万円、1日に2回外食して月に5万6千円払っているとすると、東京で働くために毎月コスト「14万6千円」払っていることになります。

 

手取りが20万円しかなく、ボーナスも出ないような会社であれば、月に残るのは「5万円」しかありません。交際費や飲み会などの娯楽に使って、1万円も手元に残らないのであれば働いている意味はありません。

 

手取り20万というと、月収は26万円前後なので年収は310万円です。

 

電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用している既婚女性に聞いたところ、5割が「ボーナスは出る見込みがない」と回答しています。

 

この手取り20万円稼ぐために、朝の通勤ラッシュで消耗し、遅くまで残業して、自由を犠牲にしてまで働く意味はないということです。

 

保育士バンクに登録している保育士さん1000人を対象にした調査によると、15万円以下が54.7%、15万〜20万円が40.8%と回答しています。介護職の給料平均は2013年で月給22万円、手取りにすると18万円です。

 

こういう人たちが無理してフルタイムで働く必要性はどこにあるのでしょうか。

 

冷静に考えてみるとよくわかりますが、仕事を辞めて実家に帰る、時給700円週5で8時間労働の場合、収入は11万2千円です。生活費で3万親に渡しても8万円残ります。家の近くのコンビニでバイトした場合、通勤のストレスもなくゆっくりと過ごすことができます。

 

月に12万5千円収入を得られれば、年収は150万円になります。

 

この生活の一番の魅力は、時間に余裕ができるので空いた時間をアフィリエイトや執筆活動など、クリエイティブなことに使える時間が増えることです。

 

自分の実家でなくても、地方の親戚を探せば子供が独り立ちして、部屋が余っているという家がたくさんあります。部屋だけじゃなく、使われていない空き家もたくさんあります。「働くもの食うべからず」という精神論はおいといて、お願いして住み着いたとしても、食費が少しだけ増えるだけなので受け入れる方の負担はほとんどありません。

 

そう考えると収入の少ない人が、わざわざ東京で消耗してまで働く必要はないんじゃないかと思っています。

 

サラリーマンは精神的プレッシャーから解放するべき

 

わたしの場合、家賃や光熱費や保険などで固定費を毎月「6万程」払っています。食費や交遊費なども含めると「10万円」前後です。会社を辞めて実家に帰ったとして、月に払う支払いは携帯代と保険代くらいです。

 

住宅ローンや車の維持費はないので、辞めたら困るという精神的なプレッシャーは一切ありません。もし会社が倒産しても、リストラされてもそれほど困ることはありません。もし、今より収入が下がればシンプルに転職を考えます。

 

精神的なプレッシャーがないので、周りの人が毎日遅くまで残業しようが、定時になったら帰るようにしています。

 

35年という住宅ローンを組んで身動きができず、いい車がほしくて生活水準を引き下げられないひとをみるとかわいそうになります。会社の売り上げが突然下がって、深夜残業や週末出勤が強制されたとしても、断ることができないからです。

 

どうして平日の自由を制限されてまで会社に行っているかというと、投資に必要な資金をまかなうためです。安定的な収入を得ているサラリーマンのうちに、投資手法を確立する必要があるからです。

 

投資で成功すると脱サラしてからの収入が得やすくなります。地方で車も持たずに贅沢な暮らしさえしなければ、月に「8万円」貯まります。1年間の賞与は、手取りで「100万円」前後です。資金があるかないかは、投資のパフォーマンスに大きく左右します。

 

収入が低いひとほど早く結婚した方が得をする

 

収入が少ない人は結婚できないという声が聞こえてきそうですが、これも逆だと思っています。お金がない人ほど早く結婚した方が助かります。

 

2人で生活した方が収入は2倍、贅沢しなければ生活費は半分になります。必死に会社にしがみついて1人で手取り20万円を稼ぐよりも、1人10万円ずつ稼いで生活費を削った方がよっぽど豊かな人生を送れます。

 

空いた時間を利用して2人で収入を得る方法を探した方がいいです。

 

ネットが発達したおかげで脱サラしやすい

 

数10年前に生まれなくてよかったなと心から思っています。現代はインターネットのおかげであらゆるサービスコストが下がり、知識や情報を得るハードルも下がりました。ネットのおかげで会社に所属しなくてもお金を稼ぐ方法は、無限に存在します。

 

ひとむかし前と違って、サラリーマン以外でもたくさん生きて行く道があります、年齢と会社に入った年月が先というだけで年長者にえらそうな顔をされなくて済みます。