セミリタイアしたサラリーマン投資家
2017年7月に資産500万円でセミリタイアして、海外と日本のデュアルライフを目指します。
現在ネット収入は5000円。働かなくても良い、新しい生活スタイルを実現したい。

業績回復株投資 今月の収支はプラス「55万円」

小林正和
『株は「逆張り」がおもしろい―実戦で勝つ技術・負けない知恵』

 

今年に入ってからマイナスが続いていましたが、今月は久しぶりにプラスに推移しました。

 

 

プラス「55万円」の収支は、過去2番目の収益高

 

2014年以降、毎月ごとの収支を記録していますが、「55万円」のプラスというと、過去で2番目に高い収益です。夏の手取り賞与よりも大きい金額です。

 

大きかったのは、資産の割合が圧倒的に高い電力株の含み益が、やっとプラスに転じたことです。電力会社の株は、ここ最近ずっとマイナスで推移していました。

 

わたしの場合、業績回復に完全に絞って投資をしていますが、業績回復株で面白いのは、回復基調に入ると全体の市場平均と関係なく、大きく株価が上昇してくれることです。

 

デメリットは、下降局面にある株価を買い増ししていくため、含み損を抱える期間が長く精神的ストレスが掛かかります。しかし、下落していく株を安値で買い増しすることができるので、一旦上昇に転ずると資産が大きく増大します。

 

電力株は去年の8月頃は、今の2倍の株価で推移していました。短期間で大きく上昇したあと今の株価まで下落してしまいましたが、次の上昇は原発再稼動による要因が大きいため、もう今の株価には戻らないと思っています。

 

去年の電力株の保有額は80万円だったので、含み益は「80万円」だけでしたが、今年頭の大きな下げ局面のおかげで、現在は200万円近くまで買い増しすることができました。

 

2015年8月の水準まで株価が戻ると、「200万円」近い利益になります。できれば、今の倍の投資額を買い増ししたいと思っていますが、含み益がプラスに転じたことで難しくなりました。

 

究極の不労所得は株式投資

 

資産を形成する上で究極の不労所得は株式投資です。株式投資以外にもFXや社債、先物取引がありますが、株式に比べると魅力は薄れてしまいます。

 

ブログも不労所得として考えている人もいますが、ブログは不労所得には入りません。時間当たりの労働力で収益が決まるからです。

 

ブログだけで生計を立てている人気ブロガーによると、休みなしで朝から晩までブログを運営して、月の売り上げが「50万円」を超えても、労働時間を時給で換算すると「1500~2000円」だと語っています。

 

ブログの最大のメリットは不労所得ではなく、会社に依存せずにどこにいてもパソコンさえあれば収益をあげることができる点です。

 

不動産投資も不労所得に挙げられますが、初期費用で多額の資金を必要とすること、賃貸管理や住居人の手配、トラブルなどの手間を考えるとそれほど魅力的な投資だとは思っていません。

 

株式の場合、今月投資のために使った時間はゼロですが、収益は「50万円」です。1日中椅子の前に座って投資をするデイトレーダーでない限りは、投資のために使う時間は、株購入時の数日の事前調査と、四半期に1回の決算書を趣味程度で読むことくらいです。


業績回復の株を1度購入したら、あとはやることがないので楽です。もちろん、ひと月にプラスの月もあればマイナスの月もありますが。

 

資産が大きければ、利益は雪だるま式に膨らむ

 

投資の最大のメリットは、資産が増えるほど収益が自然と大きくなることです。

 

例えば、資産が100万円しかない投資家が、月に10%のパフォーマンスをあげても、得られる月の収支は「10万円」だけです。しかし、1000万円ある投資家が10%の収益をあげると「100万円」に増加します。

 

10%のパフォーマンスをあげる難易度は、100万円の場合も1000万円の場合も変わりません。資産が増えたことにより、精神的なプレッシャーに打ち勝てず、パフォーマンスを落とす投資家もいますが。

 

株価が倍になれば「100万円」と「1000万円」の違いがあります。これが株式投資は雪だるま式に資産が増えるといわれている理由です。