サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

持ち家が得か、賃貸が得か ④持ち家は人生の柔軟性低下と複利効果を得られないリスク

[1] 一括購入できないなら借金をしてまで持ち家を買わない
[2] 中小企業勤務、35年間住宅ローンのリスクを考える
[3] 持ち家の金利上昇リスクを考える
[4] 持ち家は人生の柔軟性低下と複利効果を得られないリスク

 

マイホームを購入するために、頭金なし金利「2%」、35年間で「3000万円」の借り入れをした場合、月の返済額は「9万6千円」、支払う利息の合計は「1000万円」になります。

 

もし、同じ条件でマイホームを買わずに、「年120万円」(月に10万円)を積み立て投資、年利「2%」で運用した場合、35年後に手元に残る資産は「6000万円」になります。

 

30歳で住宅ローンを組んで購入して、ほぼ無価値の住宅と土地で金融資産がほとんどない65歳と、金融商品を購入して手元に「6000万円」の金融資産がある場合はどちらがいいでしょうか。

 

私は間違いなく後者を選択します。この6000万円の資産のうち、配当金「3%」で運用したら毎年「180万円」の不労所得も加わります。年間の家賃代くらい軽く稼げる額です。

 

また、持ち家を持つことによって人生の選択肢が極端に低下してしまいます。年齢を重ねて途中でやりたいことができた時に、借金がある状態だと、どうしても決断に躊躇してしまうことになります。また、近隣住人のトラブル、人間関係が理由で転職したい場合、転勤が決まった時、年収が下がった時、リストラにあった時、離婚した時、子供世帯が家を出た時、これらの予想外の出来事にも一切対処できなくなってしまいます。

 

賃貸の場合、予想外に年収が下がった場合は、自分の生活水準に合ったアパートに簡単に引っ越すことができるし、子供が家を離れた場合も、部屋数の少ないアパートに引っ越しするなど、生活スタイルに合わせて調整することができます。

 

仕事で新しいことに挑戦したくなるケースというのも、少なからずあるはずです。例えば海外勤務したい、本業の仕事の延長で、コンサルタントの仕事がしたい、同じ業界でより条件のいい企業など。転職先を探す際に自分の家から通勤できる距離に限定してしまうと、選択肢が限られてしまいます。

 

賃貸を選択することによって、大きな出費がなくなり、資産形成をしながら人生を柔軟にすることができます。最終的には人それぞれの価値観に落ち着ききますが、これから先の人生、ずっと同じ場所、同じ会社を前提にして人生設計するのは、味気ない気がしてなりません。

 

自分だけの家を持つことによって、何事にも変えられない充実感を得るという気持ちも理解できますが、とりあえずは一度、持ち家を持つ事によるリスクを検討した方が良さそうです。