サラリーマン投資家
2017年夏にセミリタイアし、海外と日本のデュアルライフを目指します

まずは投資と投機の違いを知る

 

投資戦略を考える上でまずは「自分の性格」を把握する必要があります。
自分の性格はお金を掛けることによって「スリルや高揚感を味合う」のか、「地道にコツコツと資産を築く」ことに喜びを感じるのか。

 

株式投資を投機のように考えている人もいますが、これらは明確に違いがあります。投機はゼロサムゲーム、もしくはマイナスゲームです。ゼロサムゲームとは、ゲーム参加者の得と損失が最終的にゼロになるゲームのことを指します。

 

代表的な投機である「宝くじ」は、最も割りに合わない投機と言われています。3人の参加者がいて、100万円ずつ投資したとすると、まず300万円のうちの150万円を胴元が取り、残りのわずか150万円を参加者がわけ合うゲームだからです。元手の50%が消えてしまうので、参加者は損します。

 

この「還元率50%」のゲームは明らかに高すぎです。こんなおいしいビジネスだれば、国家単位で国が管理下に置く理由がわかります。

 

その他の投機でいうと一般的に競馬の場合は還元率が25%、パチンコの場合は15%といわれています。こういう投機は投資という観点でみると、手数料の分だけ必ず損をすることになるので、まずその時点で投資対象から外れます。こういうゲームに参加したい人は、利益を求めているというよりも、一時のスリルや興奮を楽しむためにお金を払っているように見えます。

 

FXや先物取引も投資ではなくゼロサムゲームに分類されます。AとBが100万円ずつ出したら、証券会社に払う手数料を引いた差額を、参加者の中で取り合います。取引の売買が増えると手数料も膨らむので、利益を得るために運用する証券会社は、参加者がたくさん売買するように促します。

 

証券会社は短期間デイトレードで大金を儲けた成功談が大好きです、参加者を増やして1日の取引量を増やしたいからです。一部の成功体験をまるで誰にでもできるかのように、宣伝するのが彼らの仕事です。

 

FXなどはcasinoに参加するのと同様に、ディーラーに手数料を払ってゲームの参加者が掛け金を取り合います。こういうゲームは、一部が大勝ちして残りの大半は負けてしまいます。10人参加者がいたとしたら、1人が大勝ち、1、2人が少し勝つ程度、残りはマイナスになるのではないでしょうか。

 

株式投資の場合は、投機とは明確に違います。AとBが100万円ある会社に投資し、その会社が儲かって株価が倍になれば、AとBは「掛け金に応じて」どちらも利益を得ることができるからです。
(株式でも短期で売買する行為は、限りなくゼロサムゲームに近くなります。)

 

お金を払って投機を楽しむのは、個人の自由ですが、資産形成を目指すのであれば辞めるべきです(資産形成ではなく、その場を楽しむ)。

 

資産形成で重要なのは「資本主義経済の特性を理解して、少ないリスクで着実にお金を増やしていく」ことにあります。

 

「ウオール街のランダムウオーカー」
私の個人的経験からいうと、市場で常に損をする人たちというのは、大小様々のチューリップバブルの魅力に抵抗できないタイプの人たちである。株式市場で金儲けをすることは、実際それほど難しいことではない。
後でみるように仮に株価欄にダーツを投げて銘柄を選んだとしても長期的にはかなり高いリターンを得ることができるのである。むしろ難しいのは、短期的に手っ取り早くお金を儲けられそうな投機に、お金をつぎ込みたくなる誘惑を振り払うことの方である。